映画『イエスマン』のあらすじ・ネタバレ・感想

洋画

2008年にアメリカで製作されたコメディ映画『イエスマン』。

今回は、映画『イエスマン “YES”は人生のパスワード』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想をご紹介します。

『イエスマン』の作品概要

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上映日2009年3月20日
上映時間104分
制作国アメリカ合衆国
監督ペイトン・リード
原作Yes Man
脚本ニコラス・ストーラー/ジャレッド・ポール/アンドリュー・モーゲル
音楽ライル・ワークマン/マーク・オリバー・エバット
出演ジム・キャリー/ゾーイ・デシャネル/ブラッドリー・クーパー/ジョン・マイケル・ヒギンス/テレンス・スタンプ/リス・ダービー

何に対しても「ノー」と答える後ろ向きな主人公のカール・アレン(ジム・キャリー)。カールはそんな自分を変えるために自己啓発セミナーに通います。何事にもイエスで答える「イエス運動」を通して、カールの生活が少しずつ変わっていく様子が描かれています。

BBCラジオディレクターの実体験をもとに書かれた小説『イエスマン “YES”は人生のパスワード』に基づいた映画です。

『イエスマン』のあらすじ

仕事でもプライベートでも何に対しても「ノー」と答えるカール・アレン(ジム・キャリー)。カールはそんな後ろ向きな自分を変えるために自己啓発セミナーに通い、何事にも「イエス」と答えるようになった。すると、全てが好転しはじめる。

登場人物紹介

カール・アレン(ジム・キャリー)

何事にも後ろ向きで「ノー」と答える銀行員。

アリソン(ゾーイ・デシャネル)

カールが散々な目にあった直後に偶然知り合った魅力的な女性。

ピーター(ブラッドリー・クーパー)

カールの親友で、婚約したばかり。

ニック(ジョン・マイケル・ヒギンス)

カールの知人。カールをセミナーに誘い、イエスマンになるきっかけを与える人物。

テレンス・バンドリー(テレンス・スタンプ)

イエスマンになるためのセミナー”YES!”の代表。

[出典:イエスマン公式サイト]

『イエスマン』のネタバレ

この先、『イエスマン』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

何事にも後ろ向きなカール

カール・アレンはロサンゼルスの銀行員で、融資を受託するか拒否するかを決めるのが仕事。彼は融資に「ノー」と答えてばかりでした。

仕事が終わると家で一人DVDを鑑賞し、友達からの電話で外出の誘いがあっても「ノー」と断ってしまいます。仕事の融資でも「ノー」、届くメールも全て破棄し、知人から誘われても「ノー」、勧誘にももちろん「ノー」で、ビラ配りも受け取りません。

親友のピーターとその婚約者・ルーシーの婚約パーティをすっぽかしたカールは、家でいつものようにDVDを見ていました。そんな最中に当のピーターに家に踏み込まれます。ピーターはカールに「俺の婚約者の名前が言えるか」と問い詰められますが、カールは答えることができません。

自己啓発セミナーの”YES!”に参加するカール

孤独死しても惜しがられない夢を見たカール。ふと思い立ち、友人・ニックに教えられた自己啓発セミナー”YES!”に参加してみます。

このセミナーは、皆が一斉に「イエス!」と叫んでいるとてもテンションの高いセミナーでした。カールはなにか怪しい会合だと警戒します。

講師のテレンス・パンドリーが、「参加者の中に初めての人はいないか」と尋ねます。手を挙げたカールは「舞台まで来い」と言われますが、カールは「ノー」と言います。

そんなカールにテレンスは駆け寄り「人生に”ノー”と言えば死んだも同然。この建物を出たらなんであれ、”イエス”と言え」と告げます。さらに、「その指示を破れば災いが起こるだろう」と言うのです。

「イエス」と言うことでカールにちょっとした幸運が舞い込む

カールはテレンスの言いつけを守るしかなく、何にでも「イエス」と言うようになります。

ホームレスに乞われるままに携帯電話を貸し、別れ際には「2ドル貸してくれ」と言われて、出したお金を「それ全部ちょうだい」と言われ、渡してしまいます。

 

その直後にガス欠を起こしてガソリンスタンドまで歩いていく羽目になるカール。しかし、そのガソリンスタンドでかわいい女性・アリソンと出会います。「イエス」と言い続けることはそう悪くないと思い直します。

さらにアリソンのスクーターで車まで送ってもらい、帰り際にはキスまでしてもらい、ツーショット写真を撮り、カールはすっかりいい気分です。

カールは少しだけ「イエスは幸せを呼ぶ」と感じることができました。

何事にも「イエス」と言うようになったカール

「イエス」と言うことで幸運なことが続くので、さらにカールは親友・ピーターに「イエス」と答えてみると宣言します。

今まで「ノー」と断っていた全てのことに、カールは「イエス」と答えるようになります。韓国語、ギター、小型セスナの操縦など、お稽古ごとはもちろんのこと、路上で配っているビラさえも受け取るようになります。

 

そのビラには、前衛的なロックバンド”ミュンヒハウゼン症候群”のライブがあると書かれていました。さっそくそのバンドのライブを見に出かけてみると、なんとそのボーカルはガソリンスタンドで出会ったかわいい女性・アリソンでした。

カールは、アリソンが主催する「ジョギング・フォト教室」にも参加することを約束します。早朝にジョギングしながら写真をとる会合です。前日に友人との飲み会だったカールは二日酔いの状態で参加しました。

それでも、ハイテンションでジョギングして、行き倒れるカールを参加者の皆がカメラで撮影します。そんな予想もつかない行動をするカールを見て、アリソンは少しずつカールに思いを寄せていきます。

「イエス」と答え続けたことで次々と幸運が舞い込むカール

その後、親友・ピーターとその婚約者・ルーシーのブライダルシャワーを引き受けたカール。ルーシーはカールが断ると思っていたのでびっくりします。

また、カールは銀行の融資を全て「イエス」と承認してきました。その数は561件にも及んでおり、そのほとんどが小口の融資でした。そこで、カールは横領の疑いをかけられます。ところが、カールが融資した人々は皆感謝して、返済率は98%にまでのぼりました。

そんなカールに昇進の話が舞い込みます。もちろんカールの答えは「イエス」です。

アリソンとカールは「いきあたりばったりの旅行」で、当日空港に行った2人は次に出る便の飛行機に乗って目的地へ行ってみます。アリソンは不思議な魅力を持つカールに惹かれ、「一緒に暮らさない?」と尋ねます。カールは一瞬ためらいますが、「イエス」と答えます。

カールに暗雲が立ち込め始める

アリソンが「一緒に暮らさないか」と誘ったときに、カールの答えが一瞬遅れたのは「ノーだったからだ」とアリソンは言います。そして、アリソンはカールに別れを告げます。

「何も考えずに闇雲にイエスと言い続けた結果だ」「問題は1つずつ検討して解決すべきだ」とピーターに言われます。カールもその通りだと感じます。

カールはアリソンに連絡を取ろうとしますが、アリソンは電話を取ってくれません。

そんな矢先、元妻・ステファニーが恋人と喧嘩をしたからといって、カールに泣きついてきました。カールはステファニーに迫られますが、自分が好きなのはアリソンだと気づきます。そしてステファニーの誘いを「ノー」と断るのです。

「ノー」と言ってからは不吉なことが続くカール

「ノー」と言ったせいか、カールの乗ったエレベータが止まってしまいます。かろうじて脱出するのですが、目の前を黒猫が横切り、カールの車は駐車違反でレッカーされてしまいます。

「ノー」と答えた呪いだと信じ込んだカールは、セミナー”YES”のテレンス講師の車に乗り込みます。必死にすがるカールに驚いたテレンス講師は事故をおこして病院に担ぎ込まれます。

テレンス講師はカールに、「これは呪いではなく『イエス』と自然に答えられるように生きろと告げたつもりだ」と言います。「ノー」と答えると悪い方向へ転がるとカールが思い込んでいたため、そうなっただけなのでした。

再びアリソンに会いに行くカール

納得したカールは、アリソンに告白するために病院を抜け出します。アリソンが主催している「ジョギング・フォト教室」に着き、カールはアリソンに自分に自信がなくて卑下していたことを告げます。そして「すぐには同棲できない、でも一緒にいたい」と告白します。

これからは「ノー」と言う時もある、とアリソンに告げたカールは、彼女にキスをしてハッピーエンドを迎える。

その後、カールとアリソンはまだまだ新しいことにチャレンジする。2人は全身を使ったローラースケートで蛇行した坂道を下って行く。

『イエスマン』の感想

始めは後ろ向きで何に対しても「ノー」という主人公・カールの人生が、「イエス」というようになってから180度好転していくさまは、見ていてとても気分が良くなります。

しかし、何に対してもただ単に「イエス」と言っているから物事が好転しているのではなく、前向きな思いや考え方が自分の人生をより良くさせるということに気が付かせられる良い映画です。

なんといっても、ヒロイン役のアリソンがとてもキュートです。劇中バンドの”ミュンヒハウゼン症候群”の歌も衣装もとても可愛くて、見ていて心地いいです。