映画『宇宙兄弟』のあらすじ・ネタバレ・感想

邦画

幼少期からの夢を追う兄弟の物語。

今回は、映画『宇宙兄弟』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想をご紹介します。

『宇宙兄弟』の作品概要

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東宝
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上映日2012年
上映時間129分
制作国日本
監督森義隆
原作小山宙哉「宇宙兄弟」
脚本大森美香
音楽服部隆之
主題歌コールドプレイ「ウォーターフォール〜一粒の涙は滝のごとく」
出演小栗旬/岡田将生/麻生久美子/濱田岳/新井浩文/井上芳雄

原作の小山宙哉による漫画「宇宙兄弟」は、単行本累計発行部数1900万部を超える人気作品。テレビアニメも放送されており、2012年に実写映画化が決定した。

兄・六太役をつとめる小栗旬は、大河ドラマに数多く出演経験のある実力派俳優。弟・日々人役をつとめる岡田将生は、アカデミー賞の2年度連続で受賞経験がある。小栗旬と岡田将生は、2007年放送のテレビドラマ「花ざかりの君たちへ」で共演経験がある。

『宇宙兄弟』のあらすじ

六太と日々人は、少年時代に「将来2人で宇宙に行こう」と約束した仲のいい兄弟。舞台の2025年に、弟の日々人は夢を叶えて宇宙飛行士になる。一方、兄の六太は宇宙飛行士の夢を諦めて自動車会社で働いていた。そんな六太に訪れた転機とは?

登場人物紹介

南波六太(小栗旬)

南波兄弟の兄。天然パーマが特徴で、非常に几帳面で真面目な性格。宇宙飛行士になる夢を諦めて大手企業に就職する。

南波日々人(岡田将生)

南波兄弟の弟。JAXAの宇宙飛行士。目標に向かって1人でも突き進んでいく性格。兄の六太こそ宇宙飛行士にふさわしいと考えている。

伊藤せりか(麻生久美子)

六太と同じ最終試験に残った1人。女医で宇宙飛行士を目指す女性。

溝口大和(新井浩文)

六太と同じ最終試験に残った1人。あまり好意的ではない態度をとる。

真壁ケンジ(井上芳雄) 

六太と試験中に知り合い、友人となった仲間。

『宇宙兄弟』のネタバレ

この先、『宇宙兄弟』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

幼少期の夢と現実

映画は兄弟が子供の頃の場面から始まります。六太と日々人は野原で探検ごっこをしていたところ、UFOのような光を放った物体が月へ消えていくのを目撃します。

それを見た日々人は「僕は宇宙飛行士になる。むっちゃん(六太)は?」と言います。六太はそれに対してすぐに返答できませんでした。

そして舞台は2025年へ。日々人は宣言通りNASAの宇宙飛行士になって、日本人初の月面歩行者に選ばれます。一方六太は自動車企業に勤めていますが、会社で仕事中に日々人のニュースを見て「バカそうな青年」と言った上司を頭突きし、クビになってしまいます。

転職もうまく行かず、落ち込んでいる六太の元にJAXAから宇宙飛行士選抜試験の書類審査合格の手紙が届きます。日々人が勝手に書類審査に申し込んでいたのです。

思い返された約束

六太は宇宙飛行士の夢を追う覚悟ができずにいます。すると、日々人は昔のテープを聞くよう六太に促します。「宇宙飛行士になって月に行く」と言う日々人に向かって、「お前が月に行くならその先を行く。火星に行くよ!」と六太は宣言していたのです。

六太は子供の頃に通っていた野原に再び訪れます。昔を思い出し、勇気を出して2次試験会場へと向かいます。面接と身体テストを受けます。そこで同級生の真壁ケンジと仲良くなります。

ある日、六太は日々人に呼ばれてアメリカのNASAまで行きます。日々人が一人暮らししている部屋に行くと、几帳面な性格の六太は日々人の雑な面を指摘します。

宇宙飛行士になることに対して弱気な発言をする六太に対し、日々人は自分が宇宙飛行士になれたのは六太のおかげだと言います。そして日々人が月に旅立つ日、日々人は六太に「むっちゃん行かねえの?」と煽ります。六太は「行くから下見しとけ」と言います。

六太の挑戦

日々人が月に降り立った瞬間、六太の元には2次試験の合格通知が到着しました。700人以上の応募者からたった6人にまで絞られました。最終試験では閉鎖環境での試験で最高で3人の合格者が選出されることが宣言されます。

24時間監視状態で、起床中は次から次へと課題が課されます。グループに分かれて模型を作る課題が出された際、六太には自分のグループの模型を誰にも気づかれないように破壊する指令が出ます。

 

別の日にはもう一方のグループの模型も破壊され、6人の雰囲気が最悪になります。その頃月にいた日々人が、月面走行中にクレーターに落ちる事故に遭います。六太は最終試験の途中で日々人の危機を知らされます。

試験の中断を考えるも、そうしたところで何もできないと考え、六太は試験を続けることにします。チームの雰囲気が悪くなっている場面で、六太は子供の頃の日々人との思い出を語り、「宇宙の話をしよう」と語ります。

そうすると、皆次々と宇宙飛行士になりたいと思ったきっかけと熱意を語り始めます。六太の一言でチームの雰囲気は徐々に回復します。その時日々人はマイナス60度の世界に取り残され、危機的な状況を迎えていました。

夢への一歩

10日間の閉鎖空間試験が終了し、最終面接に呼ばれた六太。「宇宙飛行士として死ぬ覚悟ができるか」と聞かれ、日々人のことが脳裏によぎるも、死ぬ覚悟はできていると答えます。

試験が終わると六太は月を見ながら走り出し、「死ぬな」と叫びます。同時に日々人は目を覚まし、地球を見てなんとか立ち上がって基地を目指して歩き出します。

日々人は月から奇跡の生還をし、六太は試験に合格して宇宙飛行士になる夢を叶えました。2031年、2人は同時に月に降り立ち、日の丸を立てます。そこへUFOのような光が通りがかりました。

『宇宙兄弟』の感想

この作品の一番の見所は、やはり兄弟の絆の強さです。六太も日々人も1人では追い続けることのできなかった宇宙飛行士になるという夢を、互いの心の支えがあって成し遂げることができました。

1人ではなく、誰かと一緒に同じ夢を追うことの心強さとパワーを感じることができました。最後に2人がロケットに乗り込む前に揃って歩く場面は、非常に感動的でした。

また、宇宙飛行士になるための試験の過程などが再現されており、普段は知ることのできない世界に一歩自分も踏み出したかのような感覚に浸ることができます。非日常を味わってみたい方にオススメしたい映画です。