映画『マイティ・ソー』のあらすじ・ネタバレ・感想

洋画
圧倒的な力を持つものの、精神的に未熟な神、ソーが人間界での日々を通し、成長を重ねていく姿を描いた映画『マイティ・ソー』
今回は、映画『マイティ・ソー』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想・視聴方法をご紹介します。

『マイティ・ソー』の作品概要

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Paramount
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上映日2011年7月2日
上映時間114分
制作国アメリカ合衆国
監督ケネス・プラナー
原作マイティ・ソー(スタン・リー)
脚本アシュリー・エドワード・ミラー/ザック・ステンツ/ドン・ベイン
音楽パトリック・ドイル
主題歌foo fighters「walk」
出演クリス・ヘムズワーズ/ナタリー・ポートマン/トム・ヒドルストン/ステラン・スカルガルド/コルム・フィオール/カット・デニングス

「マーベル・コミック」の同名作品「マイティ・ソー」を原作とする、実写映画化作品。戦闘力最強と言われながらも、短気な性格を持つ主人公ソーが、神域から追放されて人間界で成長していく姿を描いた。

主演のクリス・ヘムズワーズと、トム・ヒドルストンは当時売り出し中の俳優であったが、世界興行収入にして4億ドルを超える大ヒットを記録した。

『マイティ・ソー』のあらすじ

オーディンが治めるアスガルドは遥か昔より、ラウフェイ率いるヨトゥンヘイムと敵対関係にあり、休戦の状態でその均衡を保っていた。そんなアスガルドの王子ソーは、オーディンより王位継承の儀式を受けることになる。

しかし、その場にヨトゥンヘイムの尖兵が攻め込んできたことにより事態は騒然、儀式をめちゃくちゃにされたことに腹を立てたソーは、ヨトゥンヘイムに攻め込んでしまう。

ソーの身勝手な行動に腹を立てたオーディンは罰として、ソーを神域から人間界へと追放してしまう。その人間界での生活の中、さまざまな人との交流、さらには神域での抗争に巻き込まれながらも、成長を遂げていくのだった。

登場人物紹介

ソー(クリス・ヘムズワーズ)

アスガルドの王オーディンの第一子にして、アスガルド最強の戦闘力を持つと言われる若き神。怒りに任せ、ヨトゥンヘイムとの状態悪化を引き起こしたため、人間界に追放される。

ジェーン・フォスター(ナタリー・ポートマン)

若き女性天文物理学者。ニューメキシコでオーロラを観測している最中にソーと出会う。当初は学術的な興味本位でソーと接していたが、徐々に強く惹かれあっていく。

ロキ(トム・ヒドルストン)

アスガルドの神にして、ソーの弟。悪口や悪戯など、狡猾な性格を持つと同時に、兄であるソーに対し、激しい劣等感や嫉妬を抱いている。

エリック・セルヴィグ(ステラン・スカルガルド)

カルヴァー大学に在籍する天文学者で、ジェーンの亡き父親の同僚。ジェーンの父親がわり的な存在として、彼女の研究活動の支援を行う。

ラウフェイ(コルム・フィオール)

ヨトゥンヘイムの支配者である、氷の巨人。アスガルドに敗れて以来、表面上は停戦を結んできたが、虎視淡々と反撃の機会を伺っていた。

『マイティ・ソー』のネタバレ

この先、『マイティ・ソー』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

ヨトゥンヘイムとの因縁

時は西暦965年。オーディン率いるアスガルドの軍団は、ラウフェイ率いるヨトゥンヘイムのフロスト・ジャイアントのミッドガルド(地球)侵略を阻止するため、戦いを繰り広げていた。先頭は激しさを極め、オーディンは右目に深い傷を負うことになる。

長きに渡った戦闘の結果、アスガルド軍は勝利を収めることに成功。フロスト・ジャイアントの力の源である「箱」はアスガルドへと回収され、両者の間には休戦協定が結ばれるのであった。

ソーの暴走、開戦の危機

ここで時は現代に戻る。オーディンの息子であるソーはアスガルド王位継承のため、儀式を受けていた。そこにフロスト・ジャイアントが突如協定を破って乱入、回収された「箱」を奪還するため、宝物庫に侵入する。

乱入は戦闘マシン「デストロイヤー」によって阻止されたこともあり、休戦を崩したくないオーディンは静観を決断する。しかし、儀式を台無しにされたソーは怒り、弟のロキ、幼馴染のシフ、「ウォリアーズ・スリー」を引き連れ、ヨトゥンヘイムに攻め込んでしまう。

仲間が傷ついていくのにも構わず、ソーは怒りのかぎりにヨトゥンヘイムを攻撃。そんな激戦は、オーディンが介入したことにより全面戦争勃発という最悪の事態は免れたものの、アスガルドとヨトゥンヘイムは再び緊張状態に陥ってしまう。

 

事態を必要以上に悪化させ、怒りに任せ身勝手な行動をとったソーに対し、オーディンは激怒。罰としてソーはパワーを奪われ、彼の武器「ムジョルニア」と共に地球へと追放されてしまうのだった。

地球での出会い

ソーが激しい雷とともに落下したのはアメリカ、ニューメキシコ州。天体観測をしていた天文物理学者のジェーン・フォスター、アシスタントのダーシー、指導者のエリック・セルヴィグ博士が乗る車に激突したことで、彼らによって発見される。

ひとまず病院に搬送されたソーであったが、ソーと遭遇した夜に人影が映る夜空の写真が撮影されたことに、彼の人外的な屈強さが相まって、彼に北欧神話への手がかりを見出す。そこでソーは研究の参考人として彼らの仲間となるのだった。

ロキの真実

一方のアスガルドでは、ソーが罰として地球送りになったことで、ヨトゥンヘイムへの攻撃をともにしたシフやウォリアーズ・スリーを中心に動揺が広がっていた。

そんな中で唯一ロキだけは、ソーの身勝手な部分は罰を受けるに値するとの立場を取りながら、ヨトゥンヘイムに攻撃を仕掛けた際に、自分にだけ、フロスト・ジャイアントの攻撃が通じなかったことを疑問に感じていた。

ロキはオーディンにその旨を伝えると、オーディンの口から衝撃の真実が伝えられる。

 

アスガルドとヨトゥンヘイムの戦争が終結したその時、オーディンが瓦礫のそばで咽び泣いている赤ん坊を見つけ、連れ帰ったこと。その赤子はラウフェイの息子で、親代わりとして育ててきたこと。そして、その当時の赤ん坊こそ、他でもない、ロキであるということ。

この事実に、ロキはオーディンから裏切られたと感じ、激昂する。しかしそのタイミングでオーディンは数百年周期にやってくる眠りの時期が訪れ、意識を失ってしまう

この機を利用しようと企てたロキは、王位を継承するはずだったソーがもはや存在しないことも利用し、自身が王座に君臨、横暴を始めるのだった。

力を失ったソー

仲間となって以降、カフェ等でたびたび不可解な行動を見せるソーにジェーンらは頭を悩ませていたが、そんな時、誰が動かそうとしても動かすことのできないハンマーの話を小耳に挟む。

そのハンマーがムジョルニアだと確信を得たソーは、回収のため一旦ジェーンらとは別行動をとるが、その間にジェーンらの車は、エージェント・コールソン率いる怪しげな組織に押収されてしまう。

S.H.I.E.L.Dと名乗るその組織は、ジェーンらに強引に報酬を押し付け、その対価として北欧神話に関する研究データを押収していったのだった。

 

研究データを奪い返そうと決意したジェーンは、ソーと合流しムジョルニアのある場所へと向かう。しかしそこには既にS.H.I.E.L.Dが大きなアジトを築いており、ジェーンは躊躇いを隠せない。それを尻目にソーは単身で乗り込むことを決意、データの奪還も約束する。

力尽くでハンマーのところまで突入したソーだったが、神の力を罰として失っているソーにはムジョルニアを動かすことができず、それどころかS.H.I.E.L.Dに囚われてしまう。コールソンから尋問を受けるものの、力を失ったショックで心ここにあらずの様子のソー。

 

ソーから情報が得られないとみたコールマンが部屋を去った後、突如ソーの元に現れたのはロキだった。ロキは自身の王座をより確かなものとするために、ソーがアスガルドに戻ってくる可能性を根絶やしにしようと考えていた。

自身をアスガルドに戻し、神の力を取り戻してくれるようオーディンに掛け合って欲しい、と頼むソーだったが、ロキの口から聞かされたのは、「オーディンが心労のため死去した、そのためアスガルドからの退去の取り下げはできない」という内容だった。

ロキが嘘をついていることなど知る由もなく、ただただ失意にくれるソー。事情を話してくれたロキに感謝するとともに、ソーは人間界で生きていくことを決心するのだった。

その後、セルヴィグ博士により助け出されたソーは、奪われたノートともにジェーンの元に帰還する。そうしてジェーンと過ごしていくうち、2人は少しずつ、互いに惹かれあっていくのだった。

ロキの陰謀

地球から戻ったロキはそのままヨトゥンヘイムへ向かい、王であるラウフェイに接近、自信がラウフェイの息子であることを告げる。そして、「箱」を返還する事を条件にオーディンの暗殺を依頼、両者は手を組むのだった。

シフとウォリアーズ・スリーの面々は、オーディンのいない間に横暴を続けるロキに対し反旗を翻すことを決意する。そして、ロキの動きを不審に感じていたアスガルドの門番、ヘイムダルを味方につけ、ソーをアスガルドに誘うため、地球へと向かう。

しかし、ロキもこの動きを見逃していなかった。彼らの動きを阻止するため、地球に戦闘マシン「デストロイヤー」を派遣。両者の思惑は、人間界で動きを見せようとしていた。

力の復活

ある日、ジェーンらと共に朝食を食べていたソーは、自身を連れ戻しに来たシフとウォリアーズ・スリーと再会する。彼らとの再会を素直に喜ぶソーだったが、地球で生きてゆく事を決意したため、アスガルドには戻らない事を告げる。

そもそも自身の身勝手な行動が発端となった事でオーディンに心労をかけてしまった事を悔いているソーは、4人が自らをアスガルドに連れ戻そうとしていることに困惑を隠せない。そして4人の口からロキが嘘をつき、オーディンの生死を偽った事を知り、衝撃を受けるのだった。

そこに、ロキが送り込んだデストロイヤーが突如襲撃を開始する。町の人々を非難させた後、抵抗を試みるソーだったが、並の人間程度の力しか持たないソーに勝ち目はない様子。シフら4人が果敢に立ち向かうも、強力なデストロイヤーの前に苦戦を強いられるのだった。

 

そこでソーはデストロイヤー越しに、裏で操作しているロキに語りかけ、退却を促す。それでも襲撃をやめないロキに対し、自分自身を標的にするよう指示。その結果、兄を攻撃する事を躊躇いながらもソーを攻撃、瀕死の状態に陥ってしまう

しかし、その時に反応したのが本来彼の武器であるムジョルニアだった。眠りにつきながらもソーを気にかけていたオーディンは、仲間を身を挺して守ろうとしたソーを評価し、ソーの力の封印を解除、ムジョルニアは再び彼の手に握られることとなった。

力を取り戻したソーは、いとも簡単にデストロイヤーを撃破、アスガルドにてロキと戦う事を決意する。そうしてソーは、「必ず戻る」とジェーンに口付けを交わして、決戦の地であるアスガルドに再び帰還するのだった。

決戦

その頃、アスガルドでは、ロキに手引きされたラウフェイが奇襲を仕掛けていた。オーディン暗殺のため、アスガルドに侵入したラウフェイだったが、そこで待ち受けていたのは自身を手引きしたはずのロキの裏切りだった。

ロキはラウフェイをあえてけしかけ、オーディン暗殺に乗り込んできたところを返り討ちにする事で、父である自国の王のピンチに参上し、敵国の王の殺害に成功した従順な息子を演じ、忠誠心を示そうとしていた。

 

しかし、そこにソーが現れ、ロキに攻撃を仕掛けたことにより、ロキの思惑は失敗に終わり、両者の決戦が開始される。結果はソーの勝利に終わり、ソーは二度とこのようなことが起こらぬよう、アスガルドから他国へと繋がる虹の橋「ビフレスト」の破壊を決意する。

この橋がなければソーはジェーンの住む地球へもいくことができなくなるのだが、彼の決意は固く、橋は破壊。それによって生じた次元の間にロキは落ちてゆき、それを救おうと手を掴んだソーも次元の間に落ちてしまう。

そこに手を差し伸べたのは、眠っていたはずのオーディンだった。オーディンから認められたい気持ちが根底にあったロキはオーディンから行動を咎められ、そのまま次元の間へと落ちてゆくのだった。

 

ロキとの決戦後、一連の出来事を通じ、改めて王位の継承を打診されたソーだったが、その申し出を拒否、さらなる成長のため、鍛錬を重ねてゆくのだった。

『マイティ・ソー』の感想

この物語を通して感じるのは、ソーという主人公の成長です。

当初、ラウフェイの挑発に乗り、感情に任せ戦いをふっかけてしまうほどに神として未熟だったソー。しかし、人間界でのさまざまな交流、そして愛する人との出会いが彼を大きく成長させます。そんな彼の経験を追体験していくことで、自然と物語に入り込むことができました。

 

加えて、迫力満点の戦闘シーンも見応え抜群でした。特にヨトゥンヘイムに乗り込んだソーを止めるべく、降臨するオーディンの登場シーンは、まさに「神々しい」という言葉が似合う、圧倒的なシーンでした。

他にも、ロキとソーとの戦闘シーンはもちろん、ジェーンとのロマンスなど、随所に見応えのある作品となっています。

『マイティ・ソー 』の視聴方法

『マイティ・ソー』はDVDの購入やレンタル、U-NEXTなどの動画配信サービスで視聴することができます。

2020年5月現在、『マイティ・ソー』を視聴できるサービスは以下の通りです。

サービス名配信状況月額料金
U-NEXT有料レンタル1,990円
Hulu視聴不可1,026円
Amazonプライムビデオ有料レンタル500円
Netflix視聴不可800円
FODプレミアム視聴不可888円
dTV有料レンタル500円
dアニメストア視聴不可400円
auビデオパス有料レンタル562円
Paravi有料レンタル925円
NHKオンデマンド視聴不可990円
TSUTAYAプレミアム有料レンタル1,100円
ディズニーデラックス見放題770円
DAZN視聴不可1,750円
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