映画『探偵はBARにいる2』のあらすじ・ネタバレ・感想

邦画

本作は『探偵はBARにいる』の続編で、シリーズ第二作目に当たります。

原作は東直己(あづま なおみ)の推理小説シリーズ『ススキノ探偵シリーズ』の第5作『探偵はひとりぼっち』です。

今回は、映画『探偵はBARにいる2』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想についてご紹介します。

『探偵はBARにいる2』の作品概要

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上映日2013年5月11日
上映時間119分
制作国日本
監督橋本一
原作東直己『探偵はひとりぼっち』
脚本古沢良太/須藤泰司
音楽池頼広
主題歌鈴木慶一とムーンライダーズ「スカンピン」
出演大泉洋/松田龍平/尾野真千子/ゴリ/渡部篤郎

前作は第35回日本アカデミー賞で7部門のノミネートを達成しました。興行収入は12.2億円を記録し、すぐさま本作の製作が決定しました。また舞台となった札幌のススキノでは道民から強い人気を得ました。

続編となる今作も、ススキノが舞台で探偵が事件に巻き込まれる展開となっています。

『探偵はBARにいる2』のあらすじ

探偵の友達のマサコちゃんが何者かに殺されてしまいました。調査は難航しますが、ついに野党の大物二世議員である橡脇(ともわき)孝一郎が関わっていると判明します。しかし、橡脇孝一郎に味方する勢力から命を狙われてしまいます。それでも探偵は事件の真相へ迫っていきます。

登場人物紹介

〈俺〉〈探偵〉(大泉洋)

本作の主人公で、作中では「探偵」や「旦那」などと呼ばれるため名前が判明していません。馴染みのバーに常駐し、バーの黒電話にかかってきた依頼を受けます。

高田(松田龍平)

探偵の相棒であり運転士です。北大農学部の助手で空手部の師範代でもあります。一日中寝ていたいという怠惰な性格です。

マサコちゃん(ゴリ)

ゲイバーのホステスで、マジックを趣味にしています。この趣味が高じてマジックの全国大会で優勝します。

河島弓子(尾野真千子)

若手の美人ヴァイオリニストです。マサコちゃんが熱心に応援してました。

橡脇孝一郎(渡部篤郎)

脱原発を掲げる国会議員です。北海道を中心に活動しています。

[出典:探偵はBARにいる2 CAST]

『探偵はBARにいる2』のネタバレ

この先、『探偵はBARにいる2』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

マサコの死

探偵の友達であるマサコが、マジックの全国大会で優勝した翌日に殺されてしまいます。マサコはゲイバーで働いており、趣味で始めたマジックが上達し脚光を浴び始めたところでした。

警察および探偵が捜査を始めますが、難航します。有力な手掛かりを得られないまま事件は世間に忘れ去られてしまいます。探偵も事件をうやむやにしてしまいます。そんな中、マサコの友人に喝を入れられ、事件の真相を暴くことを決意します。

政治家・橡脇の影

マサコの友人に発破をかけられ本腰を入れて捜査することを決意します。その矢先、大物政治家の橡脇(ともわき)が関与しているという情報を入手します。橡脇は反原発を掲げた活動を行っており、熱心な支持者を持っています。

橡脇にはバイセクシャルの噂があり、マサコとの接点を暴かれるとスキャンダルになってしまいます。そのため探偵は橡脇派の集団から狙われてしまいます。

助っ人河島

ヴァイオリニストとして活躍しており、生前のマサコが熱心に応援していた河島弓子が探偵の元に訪ねてきます。売れない頃から応援してくれたマサコに恩を感じており、自分も手伝いたいと申し出て探偵と協力して調査を行うようになります。

橡脇の周辺の捜査を開始しますが、橡脇派の集団から妨害を受けます。その場は高田の助けを借りて切り抜けますが、思うような捜査ができません。

そこで探偵たちは、橡脇に直接会いに行きます。橡脇はマサコに特別な気持ちを抱いていたことを告白します。ただ、政治活動の最中に軽はずみなことはしていないと宣言します。その正直な姿から、探偵は橡脇の言葉を信じます。

明かされる真実

マサコと橡脇の情報を探偵に提供した学生と相棒の高田には交流があり、ある晩に二人で飲んでいました。高田はその学生の話から、不自然な点を見つけ出します。

探偵も駆けつけ、事情を聞くと犯行を自白します。有名になったマサコに嫉妬して恨みを抱くようになり、殺人を犯してしまったと語ります。探偵は学生を殴り、涙します。

 

一方、弓子は橡脇が犯人であると信じています。弓子にとってマサコは実の兄で、弓子をヴァイオリニストにするため身を粉にして働いていました。

マサコの復讐のため、弓子は橡脇の演説中にナイフを持って現れます。それに気が付いた探偵は、振りかざされたナイフを身を呈して受け止めます。弓子のナイフが橡脇を傷つけることはありませんでした。

後日、探偵は弓子のコンサートを観賞します。マサコに想いを馳せ、ヴァイオリンに酔いしれていました。

『探偵はBARにいる2』の感想

前作と比べて、いい意味で軽くなった印象を受けました。前作は暴力的な表現が多く重い結末でしたが、今作は人間ドラマが中心でマサコの性格も相まってコミカルな雰囲気を感じました。

マサコに関わっていた人物たちは一様にマサコのことを愛しており、殺人事件を扱っているにも関わらず、視聴後は暖かい気持ちになりました。

また、マサコがオカマで同性の橡脇から愛されているという設定ですが、性的表現には配慮されており、LGBTの観点から見ても不快にならないようになっています。探偵もその愛を認めており、気持ちよく愛が描かれていました。

一方、探偵ものとしては少し物足りなさを感じた側面もあります。推理を繰り広げて犯人を追い詰めるのではなく、話を聞いて回るだけで真相が浮かび上がってきます。探偵ものや推理ものが好きな人より、人間ドラマが好きな人におススメしたい作品です。

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