映画『スワロウテイル』のあらすじ・ネタバレ・感想

邦画

「岩井美学」で知られる天才監督岩井俊二の代表作。

今回は、映画『スワロウテイル』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想・視聴方法をご紹介します。

『スワロウテイル』の作品概要

created by Rinker
ポニーキャニオン
¥3,668 (2020/11/25 13:29:05時点 Amazon調べ-詳細)
上映日1996
上映時間149分
制作国日本
監督岩井俊二
脚本岩井俊二
音楽小林武史
主題歌YEN TOWN BAND「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」
出演CHARA/伊藤歩/江口洋介/三上博史/渡部篤郎/シーク・マハメッド・ベイ

『PiCNiC』や『ラヴレター』などの作品で知られる岩井俊二監督の代表作。同名の小説や、劇中のバンド名義のCDが話題になった。日本アカデミー賞では優秀賞(照明賞)のほか、優秀作品賞、話題賞を受賞。公開当時、若者たちに多大なる影響を与えた話題作。

『スワロウテイル』のあらすじ

「円」が世界一強かった時代の日本。移民たちは街を「円都(イェンタウン)」と呼び、日本人は移民を「円盗(イェンタウン)」と呼んだ。一攫千金を求める円盗たちの切なくも、生命力のある生き様を描くファンタジー。

登場人物紹介

グリコ(CHARA)

唯一の肉親を失った円盗2世。娼婦をしている。

アゲハ(伊藤歩)

円盗。胸に蝶のタトゥを入れる娼婦。歌が上手い。

ヒオ・フェイホン(三上博史)

円盗。グリコの恋人。

リョウ・リャンキ(江口洋介)

円盗。グリコの生き別れの兄。

ラン(渡部篤郎)

円盗。なんでも屋「青空」の店主。

『スワロウテイル』のネタバレ

この先、『スワロウテイル』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

【起】イェンタウンの新人

「円」が世界一強かった時代、日本へとたくさんの移民たちがやってきました。彼らの集まったその街は通称「円都(イェンタウン)」。そして、円都の移民たちは「円盗(イェンタウン)」と呼ばれ、蔑(さげす)まれていました。

グリコは円都で働く娼婦でした。あるとき、グリコの働くクラブへ、1人の少女が現れました。少女は母親を亡くし、クラブへと売られようとしていたのです。その少女の母親がグリコの同僚だったこともあり、グリコは少女を引き取ります。

グリコは名前のない少女に「アゲハ」という名前を授けます。グリコは、自分の胸に彫った蝶のタトゥーと同じ名前を少女に与えたのです。

アゲハは、なんでも屋「あおぞら」で働くことになります。そこでは、わざと客の車をパンクさせ、それを修理するなど悪質な仕事が行われていました。

【承】殺人とカセットテープ

あるとき、須藤という暴力団の男が、アゲハを強姦しようとします。危機一髪のところで、近くにいた元ボクサーのアーロウが須藤を殴ります。須藤は窓から転落し、トラックに轢(ひ)かれ死亡します。困惑した円盗たちは、須藤の死体を、警察に見つからないよう墓場へと運びます。

須藤を埋める直前、彼の腹に空いた傷からカセットテープが出てきていることがわかります。それを解析すると、1万円札を偽造するためのデータが書き込まれていました。急遽、大金を得た円盗たちは、それぞれに別の場所で暮らすことになります。

ところが、そのころ、暴力団たちは須藤の持っていたテープを探していました。

【転】グリコの歌手デビュー

グリコは偽札を手にしました。そして、恋人のフェイホンのすすめで、その金で、ライブハウスを建てます。そこでグリコは長年の夢だった歌手になります。やがて、グリコの歌を聴いたレコード会社の社員からスカウトされました。

レコード会社は、グリコが円都出身であることを隠そうとします。そのため、グリコと恋人のフェイホンに縁を切らせます。それを受けて、円盗たちは激怒しました。グリコのバンドが人気絶頂となったとき、週刊誌の記者によりグリコの過去が拡散されます。

金のせいで円盗たちが分裂していく様子を見たアゲハは、偽札を使い、ライブハウスとグリコを、レコード会社から買い戻そうとしました。

【結】そして少女は蝶になる

そのころ、フェイホンは、テープを探す暴力団から逃げていた途中、警察に捕まり、拷問で死亡します。円盗たちはフェイホンの葬式を行いました。そのとき、アゲハは大量の偽札を燃やします。

やがて、グリコは芸能界を引退します。グリコとアゲハは同居し、偽札データの入ったカセットテープは破棄されました。

アゲハは、胸にタトゥーを入れます。グリコと同じ、蝶のタトゥーです。

『スワロウテイル』の感想

『スワロウテイル』で描かれるのは、架空の時代の日本です。ですが、ファンタジー作品でありながら、妙なリアリティがあります。本作で描かれる円盗たちの物語は、現代を生きる私たちに通ずるものもあるのではないでしょうか。

たしかに人生においてお金を稼ぐことは大事です。人生の半分以上の幸せはお金で買えるとも、私は思います。ですが、家族や仲間、恋人などお金では買えない暖かな幸せあってこその人生ではないでしょうか。私はこの映画を観て、そのようなことを考えました。

もちろん、映画の雰囲気やストーリーを味わうだけでも、十分に楽しめる作品です。ぜひご覧ください。

『スワロウテイル』の視聴方法

『スワロウテイル』はDVDの購入やレンタル、Amazonプライムビデオなどの動画配信サービスで視聴することができます。

2020年5月現在、『スワロウテイル』を視聴できるサービスは以下の通りです。

サービス名配信状況月額料金
U-NEXT見放題1,990円
Hulu見放題1,026円
Amazonプライムビデオ見放題500円
Netflix見放題800円
FODプレミアム見放題888円
dTV視聴不可500円
dアニメストア視聴不可400円
auビデオパス見放題562円
Paravi視聴不可925円
NHKオンデマンド視聴不可990円
TSUTAYAプレミアム有料レンタル1,100円
ディズニーデラックス視聴不可770円
DAZN視聴不可1,750円
  • 見放題無料レンタル:会員であれば無料で視聴・レンタルできます。
  • 有料レンタル:会員であってもレンタル料金が発生します。
  • 視聴不可:お取り扱いがありません。