映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のあらすじと感想|ネタバレあり

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今回ご紹介する映画は、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』です。

スター・ウォーズシリーズは、1作目の公開から40年以上経っているにも関わらず、今でも世界中で根強い人気を誇っています。そのシリーズの物語内で一番最初に位置するのが、このエピソード1になります。

映画全作見ているスター・ウォーズオタクの私が、作品情報・あらすじ・感想などを分かりやすく解説します。

『スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス』のあらすじ

映画『スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス』のあらすじを結末まで解説しています。
この先、ネタバレを含んでいるため、ご注意ください
(※ネタバレの箇所は赤文字で表記しています。)

①物語の背景

遠い昔、はるかかなたの銀河系で….

銀河はその多くが銀河共和国によって統治されていました。何か争い事が発生すると、正義と平和の守護者であるジェダイが平和的な解決にあたることで、銀河は1000年もの平和が続いていました。

そんな平和であった銀河に、問題の火種が生まれます。交易ルートに対する課税に抗議している通商連合というグループが、小さな惑星ナブーを包囲し完全に貿易を止めてしまったのです。ナブーは孤立し、民は飢えていきました。

銀河共和国のリーダーである最高議長は、ジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンとその弟子オビ=ワン・ケノービを交渉人として、通商連合側へ派遣することにしました。

②交渉決裂とナブーからの脱出

ずる賢い通商連合は、ジェダイを殺すことで交渉をなかったことにしようとします。しかし、2人のジェダイはライトセーバーやフォースの力を使い、通商連合のドロイド兵を退治しながらナブーへの逃亡に成功します。

ナブーに降り立った2人は、原住民のジャー・ジャー・ビンクスと出会い、ナブーの首都であるシードまでの道案内をしてもらうことに。一行が着く頃には、侵略行為によりシードは既に通商連合の支配下にありました。

アミダラ女王は通商連合から不平等な条約にサインするよう脅しをかけられていました。ジェダイはすきを見て女王一行を救出し、宇宙船でナブーを脱出するのに成功します。

③アナキンとの出会いとポッドレース

通商連合の封鎖線を突破するも、宇宙船の部品が故障してしまい、一行は近くの惑星タトゥイーンへ降り立つことに。しかし、必要な部品は高額で買えませんでした。

途方に暮れていると、その店で出会った奴隷の少年アナキンが協力を申し出ます。彼は見事ポッドレースの大会で優勝し、一行は部品を獲得しました。クワイ=ガンはアナキンのフォースの強さを見抜き、弟子として育てるために連れて行くことにしました。

タトゥイーンを去る際に、クワイ=ガンはシスの暗黒卿ダース・モールからの襲撃に遭います。長く絶滅したと思われていたシスの登場に驚きながらも、なんとかその場から逃げ切ることに成功しました。

④議会での失望とジェダイ・オーダーの審判

一行は無事に銀河共和国の首都コルサントへ到着。アミダラ女王は議会でナブーへの支援を訴えますが、汚職にまみれた議会は助けになりませんでした。そこでアミダラ女王は最高議長の不信任案を決議し、ナブー出身のパルパティーン議員が選出されます。

一方、クワイ=ガンはアナキンをジェダイとして育てようとジェダイ・オーダーに進言しに行きます。しかし、フォースを通じてアナキンの未来に危険を感じるジェダイ・マスターらは首を縦に振りません。

対応が遅すぎる議会を見て、アミダラ女王はクワイ=ガンらを伴ってナブーへ戻り、戦うことを決意します。

⑤最後の戦い

ナブーに到着した一行は、数で勝る通商連合軍を打ち負かす作戦を開始します。まずは、主力のドロイド軍をジャー・ジャー率いる原住民の軍隊でおびきだします。その間に、アミダラ女王率いるチームで首都を奪還、パイロットらが宇宙に浮かぶドロイドの司令船を破壊するのです。

アミダラは一度捕まるも、影武者のおかげで通商連合のリーダーを捕獲するのに成功します。パイロットたちも苦戦しながら、戦いに紛れ込んでいたアナキンの活躍で、無事に勝利をつかみます。

その頃、2人のジェダイは再び現れたシスと死闘を繰り広げていました。クワイ=ガンがやられてしまうも、オビ=ワンが仇(かたき)を取ってダース・モールに勝利します。クワイ=ガンは「アナキンをジェダイとして育てるように」と遺言を残して息を引き取りました。

⑥ナブーの勝利

ナブーには平和が戻り、惑星全体で勝利の喜びを分かち合いました。また、クワイ=ガンの遺言を受け、アナキンはオビ=ワンの弟子としてジェダイになるための訓練を受けることになります。

『スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス』の感想

本作は、スター・ウォーズを全く見たことのない人にとっても十分楽しめる作品となっています!この章では、それぞれの魅力ごとに感想をお伝えしていきます。

宇宙レベルのアクションシーン!

アナキンが繰り広げるポッドレースのシーンは見ごたえ抜群。ものすごいスピードでタトゥイーンの砂漠を駆け抜けていきます。私もこんなポッドに乗って疾走してみたいものです。

また、スター・ウォーズといえば「ライトセーバー」ですよね。2人のジェダイとダース・モールのライトセーバー戦は、シリーズ内随一の速さの打ち合いです。ダース・モールのアクロバティックな動きはかっこいいとしか言いようがない。

政治劇がリアル!

スター・ウォーズの世界の政治劇は、現実の世界と似たところがあります。どこの惑星にとっても、小国ナブーでの侵略事件はそんなに興味が湧かないものなんですよね。単純に正義が通用しない難しさを見ることできます。

そんな孤立無援の状態でも、実際に行動を起こすことの大切さを、若き女王パドメ・アミダラから学ばされますね。

 

ちなみに、タイトルである「ファントム・メナス」の意味はご存知ですか?日本語で「見えざる脅威」と訳されます。

さて、侵略という「悪に対抗するため」という大義名分を得て、力を得たのは誰だったのでしょうか。そうです、最高議長となったパルパティーン議員です。今回の悪者である通商連合のリーダーも、暗黒卿の指示通りに動いていただけ。

一見、ハッピーエンドで映画は幕を閉じますが、「本当の敵は誰なのか?」という疑問は明かされないままです。旧3部作(エピソード4~6)の帝国による支配への壮大な計画は、すでに見えない部分から始まっていたのです…。

スター・ウォーズシリーズ第1章!

エピソード1では、後々の映画で活躍するキャラクターたちの多くが初登場しています。

旧3部作を観た人にとっては、純情な少年が「アナキン・スカイウォーカー」と紹介されるところは驚きですよね。こんなにかわいい少年が、後にフォースで人の首を絞めまくるダース・ベイダーになるとは到底思えません。

若き日のオビ=ワン・ケノービや、ヨーダの姿も見ることができます。確かに、オビ=ワンも若いときは向こう見ずな面があったのですね。

エピソード8に至るまで、全エピソードに登場しているR2D2とC3POも初登場となります。なんと、C3POはアナキンが作っていたとは…。

コアなファン向けのトリビア

ここでは、少しコアなファンの方向けに、「あのキャラクターがこんなところに!」というトリビアを紹介します。

ほとんど触れられませんが、アナキンの友達のローディアンは、エピソード4でハン・ソロに撃たれた賞金稼ぎのグリードなんです。

さらにはほんの一瞬ですが、賞金稼ぎのオーラ・シングが登場しているのは見つけられましたか?このシーンを見つけるまでは、クローン・ウォーズのみ出てるキャラクターだと思っていました。ポッドレース中にふと出てきますので、見つけてみてくださいね。

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の作品情報

上映日1999年5月19日(アメリカ)
1999年7月10日(日本)
上映時間約135分
製作国アメリカ合衆国
ジャンルSF
監督ジョージ・ルーカス
脚本ジョージ・ルーカス
キャストリーアム・ニーソン
ユアン・マクレガー
ナタリー・ポートマン
ジェイク・ロイド
レイ・パーク
音楽ジョン・ウィリアムズ
映画賞サターン賞など

登場人物紹介

クワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)


クワイ=ガン・ジンは、ジェダイ・マスターで、オビ=ワン・ケノービの師匠。通商連合により惑星ナブーが封鎖されているという問題を平和的に解決するため、交渉者としてナブーを訪れます。

数いるジェダイ・マスターの中でも独特の思想を持つ人物で、他のジェダイの意見と衝突することもしばしば。そのせいで、実力はあるのに評議員への昇進ができていません。

演じているのは、北アイルランド出身のリアム・ニーソンです。役者として活動した後、1981年に映画デビューしました。93年にはスティーブン・スピルバーグ監督の『シンドラーのリスト』の主演に抜てきされ、第66回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされました。

その後は、本作の他に『マイケル・コリンズ』や『レ・ミゼラブル』で主役を務めています。

オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)

こちらは、エピソード4時のオビ=ワン・ケノービです。本作では、青年時代が描かれます。

オビ=ワン・ケノービは、クワイ=ガン・ジンの弟子です。師と共に、ナブーを訪れます。スター・ウォーズシリーズ通して活躍する大事な登場人物です。ジェダイとしての実力はもちろんのこと、皮肉たっぷりのユーモアも得意としています。

演じたのは、ユアン・マクレガーです。スコットランド出身の彼はロンドンで演劇を学んだ後、1993年に映画デビューを果たしました。スター・ウォーズシリーズの新三部作の全てでオビ=ワン・ケノービ役を演じています。

最近では、日本でも人気となった『プーと大人になった僕』で主演を務めていましたね。

アナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド)

こちらは、エピソード3時のアナキン・スカイウォーカーです。本作では、少年時代が描かれます。

アナキン・スカイウォーカーは、母と共に惑星タトゥイーンに住んでいる奴隷の男の子です。生まれながら強いフォースの持ち主で、クワイ=ガン・ジンにその才能を見出されます。奴隷という厳しい状況にありながら、困っているクワイ=ガン一行に協力を申し出る優しい心の持ち主でもあります。

演じたのは、アメリカ出身の子役ジェイク・ロイドです。彼は本作に出演したことによって世界中から注目を集めるようになりました。そのせいでメディアに注目されたり、学校ではいじめに遭ったりなど辛い日々を過ごしたようです。本作から6年後の2005年には俳優を引退しました。

2015年には危険運転で逮捕されています。以前から精神病を患っていたことも明らかになりました。子どもの頃から注目を浴び続けるのは、本当に大変な人生だったのでしょうね。

パドメ・アミダラ(ナタリー・ポートマン)

こちらは、エピソード2時のパドメ・アミダラです。本作では、十代の若い頃が描かれます。

パドメ・アミダラは、若くして惑星ナブーの女王となった女性です。圧倒的な軍事力を持つ通商連合に対しても、臆せず対抗する勇敢さを持っています。

演じているのは、イスラエル出身の女優ナタリー・ポートマンです。10歳の時にモデルとしてスカウトされたことから芸能界に入ります。1994年に出演した『レオン』のマチルダ役で大々的な映画デビューを果たしました。近年では、『ブラック・スワン』での主演が記憶に新しいですね。

ちなみに、ポートマンは同じく女優のキーラ・ナイトレイと顔がそっくりだと言われています。そのため、本作の「パドメが連れている影武者」の役をキーラ・ナイトレイが演じました。見分けのつかない影武者にも注目ですね。

ダース・モール(レイ・パーク)


ダース・モールは、シスの暗黒卿ダース・シディアスの弟子です。シディアスによって冷酷な殺人鬼として鍛え上げられており、ジェダイ暗殺のためにタトゥイーンに送り込まれます。

イギリス出身のレイ・パークが、このダース・モールを演じています。彼は、ブルース・リーなどのアクション映画の影響で幼少の頃から武術を習い、そのレベルは国際大会に出場するまでに至っています。

武術で培ったダイナミックな動きだけでなく、作中で1回しかまばたきを見せない、などといった演技力がダース・モールの恐ろしさを上手く表現しているのです。

[出典:https://starwars.disney.co.jp/character.html]

『スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス』の視聴方法

『スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス』はレンタルや購入、動画配信サービスなどの方法で視聴することができます。

 

2019年1月現在、『スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス』を視聴できる動画配信サービスは以下の通りです。

スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス無料期間月額料金(税込)
U-NEXT◯ (視聴可能)31日間¥2,149
Hulu× (視聴不可)2週間¥1,007
Amazonプライム◯ (視聴可能)30日間¥400〜
Netflix × (視聴不可)31日間¥864〜
FODプレミアム× (視聴不可)31日間¥959
dTV◯ (視聴可能)31日間¥540
  • 無料視聴可能 (◎):会員であれば無料で視聴できます。
  • 視聴可能 (◯):会員であっても別料金が発生しますが、視聴は可能です。
  • 視聴不可 (×):お取り扱いがありません。

スター・ウォーズ最新作公開情報

スター・ウォーズシリーズは旧三部作と新三部作の計6作品で制作が止まっていました。しかし、2012年に制作元のルーカスフィルムが買収したディズニーは、続編の制作を開始しました。

2015年に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が、続いて2017年には『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が公開されています。そして、2019年12月に続三部作(エピソード7~9)を締めくくる『エピソード9(タイトル未発表)』の上映予定です。

ディズニーは、今回でアナキンから始まるスカイウォーカーの物語を終えると宣言しています。さて、今回紹介したエピソード1から始まる壮大な物語がどのような結末を迎えるのか、とても楽しみですね。