映画『シング』のあらすじと感想|ネタバレあり

シング アニメ

日米の著名なスターたちが多く参加し、字幕・吹き替えともに楽しめる『シング』。

あらすじと感想、作品情報などをご紹介していきます。

『シング』のあらすじ

映画『シング』のあらすじを結末まで解説しています。 この先、ネタバレを含んでいるため、ご注意ください。 (※ネタバレの箇所は赤文字で表記しています。)

オーディションのお知らせ

バスター・ムーンは、幼い頃に歌姫・ナナの舞台に魅せられ、後に劇場を経営することになりました。しかし劇場の運営は振るわず、前の公演の関係者への給料の支払いが滞ったり、銀行からも返済を催促される連絡が入っていたりと、経営難に直面していました。

そんな中、バスターは新たな劇場の目玉として、賞金1000ドルで歌のオーディションを行うことにしました。ところが、劇場事務員のミス・クローリーの手違いにより、賞金10万ドルと記載されたポスターが街中へばらまかれてしまいます。

衝撃の事実

翌日、街中から大勢の動物が集まりました。オーディションを通過し、最終的にステージに上がることになったのは、主婦のロジータ、窃盗団のボスの息子のジョニー、ストリートミュージシャンのマイク、パンクロッカーのアッシュでした。

しかし、本番の曲目や衣装は全てムーンの独断で決められてしまったので、皆は戸惑います。オーディションの最中、バスターは賞金が誤って10万ドルと記載されていたことを知りました。

自力では用意できない大金を工面するために、大金持ちの息子で友人のエディと共に、エディの祖母を訪ねます。エディの祖母は、バスターが劇場主を志すきっかけとなった大物舞台女優ナナでした。バスターは、ナナをリハーサルを見に劇場へ来てもらう約束をします。

それぞれの苦悩

そんな中、アッシュは彼氏の浮気現場に遭遇し、別れを告げるも落ち込んでしまいます。ロジータは、ペアのグンターと相性が合わない上、練習と家事との両立に悩みます。

ジョニーは練習に参加したいあまり、ビッグ・ダディの窃盗計画を台無しにしてしまい、父から絶縁を宣言されてしまいます。

マイクは、自分が賞金を得ると信じて疑わず、10万ドルをダシにカジノで遊びほうけていました。ミーナは、恥ずかしがりやな性格が災いしてオーディションで歌うことができず、再審査を求めてバスターを訪ねますが、結局舞台係を任されます。

劇場の終わり

バスターはエディ、ミーナと共に舞台の床を巨大水槽にするという大改装を行い、そこで雇ったホタルイカに踊ってもらうという演出を提案します。

やがてリハーサル当日を迎え、招かれたナナはその斬新な演出に引き付けられます。しかしマイクの出番になったところで、以前彼と金銭トラブルになったクマたちがステージへ乱入しました。

バスターたちは止めに入りますが、賞金が入っているとされていた宝箱が開けられてしまい、10万ドルが準備されていなかったことがばれてしまいます。

 

さらに重量オーバーで床の水槽に亀裂が走り、水槽の水が流れ出て劇場は水没・崩壊してしまいました。死傷者は出なかったものの、劇場が建っていた土地は銀行に差し押さえられてしまいます。

 

劇場も自宅も失ったバスターは意気消沈し、エディの部屋に引きこもるようになります。バスターは父と同じ洗車屋を始め日々を送っていました。そんなある日、素晴らしい歌声を聞いたバスターは、歌の聞こえる劇場跡の廃墟へと向かいます。そこでは、ミーナが無心で歌っていました。

ミーナの歌に心を動かされたバスターは、崩れ落ちた劇場の瓦礫を撤去し、仮設の野外劇場を作って改めて公演を行うことを決めます。

「シング」

劇場を崩壊させた元支配人の無謀な企画を、ニュース番組が冷やかし半分で生中継を始めます。ほぼ出演者の身内や関係者のみで隙間だらけの客席をよそ目に、トップバッターのグンターとロジータは息の合ったキレのあるダンスと歌で盛り上げます。

演者のパフォーマンスのクオリティの高さにキャスターも引き込まれ、さらにニュースを見た者たちがどんどんと劇場に集まり、やがて満席となりました。

 

刑務所のテレビでジョニーが歌っているところを見たビッグ・ダディは、息子の歌の素晴らしさに感動し、刑務所を抜け出してジョニーに絶縁を撤回することを伝えます。アッシュはトラブルに負けず、足を踏みならしてビートを刻みながらギター1本で熱唱し、大歓声を浴びます。

無報酬ということで出演を止める気だったマイクも、街中でテレビ中継に熱中する観衆の様子を見て、舞台に立ちます。

 

トリに抜擢されたのはミーナです。最初は緊張で足を踏み出すことができませんでしたが、バスターに「歌って(Sing)」と励まされて歌い出します。彼女の歌は大喝采を浴びました。その後、ナナが土地を買い取って劇場が再建され、劇場は再びオープンすることができました。

『シング』の感想

究極のエンターテインメント

ミュージカル色の強い映画ということで、挿入歌は85曲にも上ります。カーリー・レイ・ジェプセンの「Call Me Maybe」、サム・スミスの「Stay With Me」、スティーヴィー・ワンダーとアリアナ・グランデの「Faith」など、世界的に有名な歌手の曲が多く登場します。

そのため、声優にも名だたる著名人が参加していて、非常に見ごたえがあります。特に内気なゾウのミーナ(トリー・ケリー/MISIA)が歌う部分は、思わず鳥肌が立つほど迫力があります。

誰でも共感できる

単純なサクセスストーリーではなく、皆がリアルな悩みを抱えているところに、この作品の面白さがあると思います。例えば、ロジータはスーパーマーケットで買い物中に曲に合わせて踊りだしてしまうほどエンターテインメント性に溢れているのに、子供や夫の世話との両立に悩みます。

ミーナもマイクも、才能はあるのにそれぞれの性格が災いして上手くいきません。ですが、音楽が好きな気持ちとは皆ひたむきに向き合っています。

だからこそ、劇場を再建しようと奮闘し、最後に全員のパフォーマンスが評価される部分には涙する人も多いのではないでしょうか。上手くいかない状況を効果的に描くことで、見ている人に共感と感動を与える、楽しいだけではないミュージカル映画だと感じました。

『シング』の作品情報

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上映日2017年3月17日
上映時間108分
制作国アメリカ合衆国
ジャンル映画
キャストマシュー・マコノヒー、トリー・ケリー
監督ガース・ジェニングス
主題歌トリー・ケリー「Don’t You Worry ‘Bout A Thing」

登場人物紹介

バスター・ムーン

コアラの劇場の支配人。6歳の時に劇場でナナの演技に魅了されて、後に劇場を購入し、経営者となります。しかし、目玉となる演目も打ち出せず、経営難に陥っています。

ミーナ

ゾウの少女。歌の実力はありますが、極度の恥ずかしがり屋のせいでオーディションでは失敗してしまいます。祖父や母に背中を押される形で何とかバスターに話を付けますが、バスターは彼女の話を聞かず、結果舞台係を務めることになります。

アッシュ

ヤマアラシの少女。彼氏のランスとパンクロックのバンドを組んでいましたが、参加したオーディションでアッシュのみ合格したことがきっかけで浮気されてしまいます。

ジョニー

ゴリラの少年。父は盗賊団の長ビッグ・ダディで、後継者として逃走車の運転手を任されます。しかしバスターから評価されていたことを知って、ピアノの練習に専念します。

グンタ―

ブタのエンターテイナー。バスターによりロジータのペアを任されます。明るく、パートナーのロジータを励まし続ける男気のある性格です。

ロジータ

ブタの主婦。夫や25人の子供の世話に手を焼いています。見た目のインパクトがないとしてグンターとペアになりますが、グンターのようにダンスがうまく踊れず苦悩すします。

マイク

ネズミのストリートミュージシャン。として生計を立てており、音楽院出身ということもあって演奏・歌唱共にプロ並みですが、プライドが高い人物です。

[出典:https://www.nbcuni.co.jp/movie/sp/sing/]