映画『少女』のあらすじ・ネタバレ・感想

邦画

「人が死ぬところを見てみたい」という衝撃の告白から始まる『少女』。

今回は、映画『少女』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想・視聴方法をご紹介します。

『少女』の作品概要

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上映日2016年10月8日
上映時間110分
制作国日本
監督三島有紀子
原作湊かなえ『少女』
脚本松井香奈/三島有紀子
主題歌GLIM SPANKY「闇に目を凝らせば」
出演本田翼/山本美月/真剣佑/稲垣吾郎/佐藤玲/菅原大吉

『告白』に次ぐ湊かなえの小説の実写化映画。主人公の由紀、その親友の敦子の視点でストーリーが展開する。ミステリー要素が少なく、由紀と敦子の関係を軸に描かれるが、最後に衝撃の事実が明らかになる。原作よりもホラー要素が強く、小説とはまた違った雰囲気を楽しむことができる。

『少女』のあらすじ

親友の由紀と敦子は、同じ女子高に通っている。ある日、由紀は以前から書いていた小説を完成させた。しかし、由紀は学校で原稿を無くしてしまった。数日後、担任が新人賞を受賞したと発表され、担任はその冒頭をプリントして配る。

それは、由紀が書いた小説だった。由紀は、担任に復讐することを決める。その後クラスにやって来た転校生が人の死の話をしたことをきっかけに、由紀は「人の死ぬところを見たい」と思うようになる。

登場人物紹介

由紀(本田翼)

高校2年生。子供の頃に祖母にケガを負わされ、祖母を恨んでいる。小説を書くことが好き。

敦子(山本美月)

由紀の親友。周りに合わせることに必死で、自分を見失っている。

紫織(佐藤玲)

由紀と敦子のクラスにやって来た転校生。親友が自殺したことを意気揚々と話す。

小倉(児島一哉)

由紀と敦子のクラスの担任。ある小説で新人賞を受賞する。

牧瀬(真剣佑)

由紀の彼氏。サイコパス的な凶暴さを持っている人物。

『少女』のネタバレ

この先、『少女』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

小説泥棒

お嬢様高校に通う由紀には、敦子という親友がいた。敦子以外に心を許せる友達がいない由紀は、敦子と行動を共にしていた。ある日、由紀は以前から書いていた小説を完成させる。しかし、由紀はカバンに入れておいたはずの原稿を、学校で無くしてしまった。

それから数日後、集会で1人の男性教師が小説で新人賞を取ったと発表される。教師は、小説の最初のページを印刷して生徒に配った。それは、由紀が書いた小説だった。

ある夜、由紀は誰もいない職員室に忍び込んだ。そして、その男性教師のパソコンを持ち出し、中を確認する。そこには、女子高校生との密会の動画があった。それを見た由紀は、不敵な笑みを浮かべる。数日後、男性教師は「生徒の内申書を流出させた」という罪で停職処分となった。

そのころ、敦子は小説の内容を忘れられずにいた。自分がモデルとなっているような気がしてならなかったからだ。そして、それは由紀しか知らない内容だった。

転校生

ある日、由紀と敦子のクラスには、紫織という転校生がやってきた。そんなとき、停職中だった男性教師が死亡したというニュースが舞い込んでくる。それを聞いた紫織は、「死体って、見たことある?」と由紀と敦子に聞いた。そして、紫織は親友の死を見たことを話し始める。

由紀は、紫織が悲劇のヒロインを装いながら話す様子に違和感を覚える。紫織は死について語ったあと、去って行ってしまった。紫織の話を聞いた由紀は、「人が死ぬ瞬間を見たい」と強く思うようになった。

その頃から、由紀と敦子の間には溝が出来始める。そこに入り込んできたのは、紫織だった。痴漢のえん罪で金を稼ぐ紫織は、敦子に加担させる。しかし、敦子はその現場を由紀に見られてしまった。

余計なお世話

夏休みに入り、生徒はそれぞれボランティアを行うことになった。敦子は、老人ホームで高雄という男性職員手伝いをすることが決まった。

そんなとき、敦子が掃除機をかけていると、1人のおばあさんが大福を喉に詰まらせて倒れてしまう。敦子は、慌てて掃除機のノズルを外して、そのおばあさんの口に突っ込んだ。おばあさんは、敦子の行動のおかげで一命をとりとめた。その日から、高雄は敦子を気にかけてくれるようになる。

一方で、由紀は病院でボランティアをしていた。由紀は、難病を持つ子供の世話をしており、昴と太一という小学生と仲良くなった。昴は成功確率7%の手術を控えており、「昴が死ぬ瞬間を見れるかもしれない」という期待を抱いていた。

家に帰ると、母から電話が掛かってきて「老人ホームにいる祖母が倒れた」と告げられた。認知症の祖母に暴力を振るわれ、癒えない傷を負っている由紀は、喜んで病院に向かう。しかし、ある女子学生の善行によって一命をとりとめたことを知り、由紀は激しく怒った。

再会

あるとき、由紀は昴から「手術の前に父親に会いたい」と言われる。手がかりのない由紀に、中年の男が近づいて「昴の父親のことを教えるから、夜に会おう」と持ち掛けた。

由紀は、彼氏の牧瀬に相談をするが、牧瀬は唐突に「電車に男が飛び込むのを見た」と話し始めた。その男は、細かく破いた紙を持って飛び込んだのだという。その紙切れを拾った牧瀬は驚いた。なんと、それは由紀が書いた小説の断片だったのだ。

男との待ち合わせ場所に着いた由紀は、パンツを素手で洗うよう要求される。そして、交換条件として昴の父親のことを教えてもらった。隠れて一部始終を録画していた牧瀬は、それを突きつけて男を追い払う。

 

数日後、由紀との関係を元に戻したい敦子は、由紀の家に向かう。そして、由紀がボランティアをしている病院に行き、由紀を待った。敦子は、遠くからやって来た由紀を見て愕然とする。

由紀は、敦子がボランティア先の老人ホームでお世話になっている、高雄を連れていたからだった。由紀が探していた昴の父親は、高雄だったのだ。由紀は、感動の再会を見るのを心待ちにしていた。しかし、昴は「お母さんを苦しめた罰」と称し、高雄をナイフで刺した。

因果応報

高雄は、以前痴漢のえん罪で裁判をしていた。しかし、裁判が長引くほど妻と息子を苦しめることに耐えられなくなった高雄は、無実ながら痴漢を認めることにした。刺された高雄の血を見た由紀は、かつて祖母に暴力を振るわれたことを思い出し、泣き叫ぶ。そんな由紀を抱えて、敦子は走った。

数日後、数々の淫行が世に知れた男が逮捕される。それは、紫織の父親だった。その事実は瞬く間に学校中に広がり、紫織はいじめのターゲットとなった。その後、紫織は自殺した。

『少女』の感想

由紀と敦子の関係をベースに、死にまつわるエピソードが盛り込まれています。「悲しくないけど周りに合わせて泣く」とか、「過去のつらい経験を語ってマウントを取る」というような、人間の他人に見せられない汚い部分をえぐっている作品なので、非常に見ごたえがあります。

映画化して良かったと思うシーンは、小倉が電車に飛び込むところです。白い紙切れが舞い、それが血で赤く染まるという、視覚に訴える場面です。小説で読んでもその様子は十分思い浮かびましたが、映像で見ると赤と白のコントラストが強調されて、より印象深くなっています。

原作の内容が盛りだくさんな分、映画では表現しきれていない所もあったので、小説と合わせて観ることをおすすめします。

『少女』の視聴方法

『少女』はDVDの購入やレンタル、U-NEXTなどの動画配信サービスで視聴することができます。

2020年5月現在、『少女』を視聴できるサービスは以下の通りです。

サービス名配信状況月額料金
U-NEXT見放題1,990円
Hulu視聴不可1,026円
Amazonプライムビデオ視聴不可500円
Netflix視聴不可800円
FODプレミアム視聴不可888円
dTV視聴不可500円
dアニメストア視聴不可400円
auビデオパス視聴不可562円
Paravi視聴不可925円
NHKオンデマンド視聴不可990円
TSUTAYAプレミアム有料レンタル1,100円
ディズニーデラックス視聴不可770円
DAZN視聴不可1,750円
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