映画『麗しのサブリナ』のあらすじ・ネタバレ・感想

洋画

女性用の細身のズボンである「サブリナパンツ」の語源になった『麗しのサブリナ』。

今回は、映画『麗しのサブリナ』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想をご紹介します。

『麗しのサブリナ』の作品概要

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上映日1954年9月17日
上映時間113分
制作国アメリカ合衆国
監督ビリー・ワイルダー
原作サミュエル・テイラー『麗しのサブリナ』
脚本ビリー・ワイルダー
音楽フレデリック・ホランダー
出演ハンフリー・ボガート/オードリー・ヘプバーン/ウィリアム・ホールデン/ジョン・ウィリアムズ/ウォルター・ハンデン/マーサ・ハイヤー

『麗しのサブリナ』は、1954年のアメリカ映画。オードリー・ヘプバーンが『ローマの休日』の翌年に出演した作品。

大富豪ララビー家の専属運転手の娘・サブリナが、留学を通して洗練された女性に変貌したことをきっかけに、サブリナとララビー家の長男、次男の恋が動き出す様子が描かれている。

『麗しのサブリナ』のあらすじ

大富豪のララビー家に仕えるトーマスの娘のサブリナは、ララビー家の次男・デイヴィッドに恋をしていた。それを知ったトーマスは、無謀な恋を諦めさせるためにサブリナをパリへ留学させる。

帰国したサブリナは、見違えるほど美しく洗練された女性になっていた。そんなサブリナを見たデイヴィッドは、別の女性と婚約中にもかかわらずサブリナに接近する。

デイヴィッドの兄・ライナスは、父親の会社が成長するために必要なデイヴィッドの結婚を邪魔するサブリナを、パリへ送ろうと考えていた。しかし、ライナスの心にもサブリナへの愛が芽生え始めるのだった。

登場人物紹介

サブリナ(オードリー・ヘプバーン)

主人公。大富豪ララビー家で働く運転手の娘。ララビー家の次男・デイヴィッドに恋をしている。

ライナス(ハンフリー・ボガート)

ララビー家の長男。真面目な仕事人間。

デイヴィッド(ウィリアム・ホールデン)

ララビー家の次男。自由奔放で華やかなプレイボーイ。

トーマス(ジョン・ウィリアムズ)

サブリナの父親。ララビー家の専属運転手。

『麗しのサブリナ』のネタバレ

この先、『麗しのサブリナ』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

サブリナの変身

トーマスは、大富豪のララビー家専属の運転手だった。その娘のサブリナは、ララビー家の次男・デイヴィッドに恋をしている。しかし、デイヴィッドは他の女性に夢中だった。

トーマスは、サブリナに身分違いの恋を止めさせるために、サブリナをフランスの料理学校へ留学させることにした。叶わない恋を悲しんだサブリナは、車庫でガス自殺しようとする。しかし、異変に気付いたライナスがサブリナを助けた。

サブリナはパリの料理学校に行くも、身が入らずミスばかりしてしまう。

サブリナは、料理教室で出会った男爵に恋が上手くいっていないことを見抜かれた。男爵と交流する中で、サブリナはフランス流のファッションセンスや振舞い方を教わった。

 

2年後に帰国したサブリナは、見違えるほど美しい女性になっていた。デイヴィッドには婚約者がいたが、サブリナの美しさに惚れこむ。

その晩、サブリナをパーティーに誘ったデイヴィッドは、2人きりになるために会場を抜け出そうとする。しかし、デイヴィッドは父に呼び出されて口論になり、大怪我を負ってしまった。

一方で、ライナスはデイヴィッドの政略結婚を邪魔するサブリナをパリに向かわせようと考えていた。ところが、ライナスも徐々にサブリナの美しさに惹かれていく。

ライナスの気持ち

翌日、ライナスはパリ行きの乗船券を2枚購入する。その晩、ライナスのオフィスを訪ねたサブリナは、そこで乗船券を見つけた。パリへ行くライナスが、自分も一緒に連れて行ってくれるのだと思ったサブリナは大いに喜んだ。

喜ぶサブリナを見て心苦しくなったライナスは、デイヴィッドの結婚のためにサブリナをパリに送ろうとしていたことを打ち明ける。また、ライナスはデイヴィッドを一緒に行かせようとしていたのだった。ショックを受けたサブリナは、オフィスを出て行ってしまった。

1人でパリに行くことを決意したサブリナは、デイヴィッドに別れを告げる。その頃、ライナスはサブリナを傷付けてしまったことを後悔し、同時にサブリナへの恋心に気づくのだった。

成就

翌日、会社で会議を開いたライナスは、参加者にデイヴィッドの政略結婚を破棄したことを告げた。そして、デイヴィッドとサブリナが婚約することを伝えようとしたとき、デイヴィッドが現れる。

デイヴィッドは、「ライナスとサブリナが結婚する」という記事が載った新聞を持って、ライナスにパリへ行くよう言った。デイヴィッドは、ライナスとサブリナが愛し合っていることに気付き、身を引いたのだった。

デイヴィッドの説得でサブリナへの愛を確信したライナスは、オフィスを飛び出し、デイヴィッドが用意した船に乗ってサブリナに会いに行く。再会したサブリナとライナスは抱き合った。

『麗しのサブリナ』の感想

生真面目なディヴィットと自由奔放なライナスという、性格が真逆の兄弟の間で揺れるサブリナの恋心が描かれていました。サブリナの恋を親目線で見守るような映画です。

一番印象的だったのは、サブリナの変貌です。パリに行く前は、長い髪にジャンパースカートを着た可愛いお嬢さんと言う感じでした。しかし2年後、サブリナはバッサリと髪を切り、きゅっとしまったウエストが目を引くジバンシィのスーツを着て帰国しました。

気品に満ち溢れたサブリナは本当に綺麗で、当時の女性の憧れだったのだろうと思いました。『プラダを着た悪魔』で、アンディが大変身するときのようなわくわく感がありました。

『麗しのサブリナ』は、サブリナの上昇物語であり、恋愛物語であり、コメディでもあるという、一つで何度でも美味しい映画です。