映画『ローマの休日』のあらすじ・ネタバレ・感想

洋画

オードリー・ヘプバーンの出世作として知られる『ローマの休日』。

今回は、映画『ローマの休日』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想をご紹介します。

『ローマの休日』の作品概要

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上映日1954年4月21日
上映時間118分
制作国アメリカ合衆国
監督ウィリアム・ワイラー
脚本ダルトン・トランボ
音楽ジョルジュ・オーリック
出演グレゴリー・ペック/オードリー・ヘプバーン/エディ・アルバート/ハーコート・ウィリアムズ/マーガレット・ローリングス/パオロ・カルリーニ

『ローマの休日』は、1954年のアメリカ映画。イタリアのローマを訪問したある国の王女と、王女が知り合った新聞記者との切ない恋が描かれている。

当時新人だったオードリー・ヘプバーンは、本作でアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した。

『ローマの休日』のあらすじ

ヨーロッパの某国の王女アンは、ヨーロッパ各国を訪問していた。しかし、過密なスケジュールや自由がない不満により、アンは密かに城を出てローマの町に繰り出す。

アンが道端のベンチで寝ていると、そこへアメリカ人新聞記者のジョーが現れる。

ジョーが介抱しているうちにアンはジョーのアパートまで来てしまい、そのまま眠ってしまった。

翌日、アンの正体に気づいたジョーは、アンのプライベートを報道するためにアンを町に連れ出した。そして、ジョーとアンの仲は徐々に深まっていく。

登場人物紹介

アン(オードリー・ヘプバーン)

ヨーロッパの伝統的な国の王女。ヨーロッパの各国を訪問しているとき、城を抜け出してローマの町を満喫する。

ジョー(グレゴリー・ペック)

通信社のローマ支局に勤める記者。アンのプライベートをスクープにしようとアンに近づく。

アーヴィング(エディ・アルバート

ジョーと仲の良いカメラマン。ジョーとアンのローマ観光に密着し、写真を撮る。

『ローマの休日』のネタバレ

この先、『ローマの休日』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

アン、失踪する

某国の王女アンは、ヨーロッパ各国を訪問している。アンは笑顔を絶やさず公務をこなしていくが、内心飽き飽きしていた。夜になり、明日の詰まったスケジュールを聞いたアンは泣き出してしまう。その後、外が気になったアンはこっそり城を抜け出してしまった。

止まっていた車の荷台に乗り、アンは広場にたどり着く。そこのベンチで寝ていると、新聞記者のジョーが通りかかり、アンを揺り起こした。

アンは目を覚ましたが、アンは寝ぼけていて話が通じず、ジョーはうんざりする。

アンをそのままにしておけなかったため、ジョーは自分の家にアンを連れて行くことにした。一方城では、アンがいなくなって大騒ぎになっていた。明日は、アンが出席する記者会見が予定されていたからだった。

ローマ観光

朝になって出社したジョーは、アンの記者会見が中止となったという記事を見て驚く。そこには王女の写真が載っており、彼女は昨日家に泊めた女性だったからだ。アンの日常を追って記事にしようと考えたジョーは、上司にそれを伝えて急いで家に戻った。

ジョーが部屋に戻ると、アンはまだ眠っていた。ジョーは、カメラマンのアーヴィングに連絡を入れた。ジョーは、目を覚まして帰り支度を始めたアンにシャワーをすすめ、帰りのタクシー代を渡す。

ジョーに礼を言って町に出たアンは、露店で靴を買ったり髪を切ったりしてローマの町を満喫する。スペイン広場の階段でジェラートを食べていたアンのもとに、アンをずっと監視していたジョーが偶然を装って現れた。

ジョーは、身分を隠して自分を学生だと言った。カメラマンのアーヴィングも友達として合流し、アンのローマ観光に付き合うことになった。ローマの観光名所を回り、純粋に楽しむアンを見てジョーも笑顔になる。

別れ

日が沈み、アンは船上のダンスパーティーに参加した。そんな時、城からアンを探しに来ていた警備員がアンに気付き、警備員はアンを捕まえようとする。アンと警備員はもみ合いになり、パーティー会場はパニック状態になった。アーヴィングには、その様子を写真に収めた。

ジョーはアンに加勢し、2人は川に飛び込んだ。びしょ濡れになった2人は笑い合い、キスを交わす。お互いの気持ちを隠して、2人は別れた。

 

その後、ジョーのもとに上司がやってきて、アンの記事はできたのかと尋ねる。写真を現像したアーヴィングもやってくるが、ジョーは写真に水をかけて使えないようにしてしまった。

翌日、アンの記者会見が行われ、ジョーとアーヴィングも出席した。ある記者に「今回の訪問で、一番良かった場所はどこですか?」と聞かれたアンは「ローマです。この地の素晴らしい思い出を、生涯忘れないでしょう」と答えた。

アンは、記者に笑顔を向けて去って行く。ジョーは、その後ろ姿をいつまでも見つめていた。

『ローマの休日』の感想

可愛らしさと、意志の強そうな凛とした雰囲気を持つアンに惚れ惚れする映画です。アンは気高い王女なのかと思いきや、式典の最中にドレスの下でパンプスを脱ぐような、平民らしい感覚のある人物です。

城での窮屈な生活に飽きて外に飛び出すアンと、同じく宮殿を抜け出すディズニープリンセルのジャスミンの姿が重なりました。初めて手にした自由に感動し、純粋に外の世界を楽しむアンの姿は、白黒映画でも輝いていていました。

最後に、アンがジョーを痛いほど見つめて、後ろ髪引かれる思いで記者会見の会場を後にするシーンは、何度でも観たくなる緊張感があります。ジョーがその後ろ姿をいつまでも見つめているのもいじらしいです。