映画『ロケットマン』のあらすじ・ネタバレ・感想

洋画

伝説のミュージシャンの波乱万丈な半生を描くミュージカル映画。

今回は、映画『ロケットマン』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想をご紹介します。

『ロケットマン』の作品概要

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上映日2019年
上映時間121分
制作国イギリス、アメリカ
監督デクスター・フレッチャー
脚本リー・ホール
音楽マシュー・マージェソン
主題歌エルトン・ジョン & タロン・エガートン「(I’m Gonna) Love Me Again」
出演タロン・エガートン/ジェイミー・ベル/リチャード・マッデン/ジェマ・ジョーンズ/ブライス・ダラス・ハワード/スティーヴン・グレアム

『ロケットマン』は、イギリスの誇るミュージシャンであるエルトン・ジョンの半生を描く伝記ミュージカル映画である。

ボヘミアン・ラプソディー』を手掛けたデクスター・フレッチャーが、本作においても監督を務めた。

映画の評価は高く、第77回ゴールデングローブ賞や第73回英国アカデミー賞、第92回アカデミー賞といった映画賞を受賞した。

『ロケットマン』のあらすじ

イギリスが誇る伝説のミュージシャン、エルトン・ジョンは、悪魔の衣装を着て依存症患者の集まりに参加していた。

ステージを駆け回り、世界中を熱狂させた人気者だが、その闇は深く、波乱万丈な人生であった。

さまざまな困難に見舞われた天才は、その人生に何を見出したのだろうか。

登場人物紹介

レジナルド・ドワイト/エルトン・ジョン(タロン・エガートン)

イギリスの大人気ミュージシャン。

バーニー・トーピン(ジェイミー・ベル)

エルトンの相棒。天才作詞家。

ジョン・リード(リチャード・マッデン)

エルトンのマネージャー。

アイヴィ(ジェマ・ジョーンズ)

エルトンの母方の祖母。

シーラ・アイリーン(ブライス・ダラス・ハワード)

エルトンの母。

[出典:http://paramount.nbcuni.co.jp/rocketman/]

『ロケットマン』のネタバレ

この先、『ロケットマン』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

【起】エルトン・ジョン誕生

悪魔のコスプレを着て、ハートのサングラスを掛けた男が、依存症患者の集まりに参加する。男は伝説のミュージシャン、エルトン・ジョンである。エルトンはアルコール、薬物、セックスの依存症だった。エルトンは、参加者に彼の半生を語り始める。

エルトンの本名はレジナルド・ドワイトだ。舞台は1950年代のイギリス。レジナルドは幼いころから、音楽の才能に恵まれていた。母と祖母に勧められ、ピアノのレッスンを受けるようになり、10代になると、国立音楽院に奨学生として入学する。

レジナルドの才能はとどまることを知らず、有名なアーティストのバックバンドとして活躍するようになる。しかし、レジナルドの家族関係は悪化していた。レジナルドの母の不倫により、父は家を出ていった。

レジナルドは、音楽活動を成功させるため、作曲を始めた。レジナルドの曲は音楽プロデューサーのレイに見出された。これを機に、レジナルドは芸名を「エルトン・ジョン」と定めた。「エルトン」も「ジョン」もレジナルドの好きな歌手の名前から来ている。

【承】エルトンの音楽活動

レイはエルトンに、作詞家のバーニー・トーピンを紹介した。良質な歌詞を大量に書けるバーニーと、天才的な作曲の才能を持ったエルトンは、最高のパートナーだった。2人は同居し、音楽活動に没頭した。

当時、エルトンはアパートの家主であるアラベラと交際していた。しかし、エルトンはゲイで、アラベラへの気持ちはなかった。そのことに気づいたアラベラは、エルトンとバーニーをアパートから追い出す。2人はエルトンの実家で暮らし始めるのだった。

やがて、ロサンゼルスのトルバドール(ライブハウス)にて、初のコンサート出演が決まる。緊張の初舞台であったが、本番は大成功した。その後のパーティにて、バーニーは美女と共に消えていった。取り残されたエルトンは、複雑な気持ちになるのだった。

そんなとき、音楽プロデューサーのジョン・リードがエルトンに接近する。2人は急速に距離を縮め、肉体関係を結んだ。

【転】成功と崩壊

エルトンは、リードにすっかり心を奪われ、プロデューサーをレイからリードに変えた。これにより、バーニーとも疎遠になる。しかし、リードにより、エルトンはますます名を上げる。派手な衣装を着て陽気なパフォーマンスは、世界的なミュージシャンへと上り詰める。

しかし、プロデューサーとして、恋人として関係を持っているリードとの関係は不健康だった。公私混同した2人の関係は、仕事に支障をきたすようになっていく。

また、家族にゲイを告白すると、否定こそされなかったが、突き放すような態度を取られた。エルトンは次第に精神を侵されるようになり、アルコールにドラッグ、セックス、過度な買い物に依存するようになった。

そして、追い打ちをかけるようにリードの浮気が発覚する。エルトンとリードは恋人関係を断つが、マネージャーとしての関係は続くことになった。エルトンは、自宅にて開かれたパーティで、大規模な自殺を図る。エルトンは救急搬送され、翌日に野球場での演奏を成し遂げる。

【結】まだ負けてない

エルトンの生活は退廃していた。不健康な日々が体をむしばまないはずがなく、エルトンは心臓発作になる。コンサートの直前、体の限界を感じたエルトンは、悪魔の衣装のまま、タクシーに乗り、依存患者者の集まりへと向かった。

こうして、冒頭のシーンにつながった。自分のエピソードを話しきったエルトンには、幼いころの自分と、お世話になった人たちの姿が見えた。エルトンは「両親やリードのことなど気にしない」と言って、幼い自分にハグをする。

その後、エルトンは入院した。見舞いに来たバーニーはエルトンに新しい歌詞を渡した。こうして2人の音楽活動は再開した。新曲『I’m Still Standing』で、エルトンは活動を再開した。

その後、エルトンは28年間禁酒をした。そしてデイビッド・ファーニッシュと出会い、同性婚を果たす。育児のため、いまはツアーを引退しているのだという。

『ロケットマン』の感想

かっこいい映画でしたねえ。私は洋楽には疎く、この映画を観るまでエルトン・ジョンがどのような人なのかも、あまり知りませんでした。

しかし、本作を観て、すっかりエルトンの魔法にかけられてしまいました。もう、エンドロール中に楽曲をiPhoneにダウンロードしたくらいです。なんなら、いまも聴いてます。

グレイテスト・ショーマン』が好きな方は、この映画もきっとお気に召すことでしょう。華やかなエンターテイナーの見せる、悩みや苦しみは、心を打たれてしまいますね。

エルトン・ジョンのファンの方はもちろん、そうでない方も存分に楽しめる映画です。ミュージカルシーンが多く、楽しい映画なので、ぜひ、ご覧ください。