映画『パルプ・フィクション』のあらすじ・ネタバレ・感想

洋画

映画史に残る伝説のカルト映画。

今回は、映画『パルプ・フィクション』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想をご紹介します。

『パルプ・フィクション』の作品概要

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上映日1994年
上映時間154分
制作国アメリカ
監督クエンティン・タランティーノ
脚本クエンティン・タランティーノ
音楽カリン・ラクトマン
出演ジョン・トラボルタ/サミュエル・L・ジャクソン/ヴィング・レイムス/ユマ・サーマン/ブルース・ウィリス/マリア・デ・メディロス

800万ドルという低予算での製作でありながら、2億ドルもの興行収入を生んだ名作。1950年代に流行した安価な大衆雑誌をモチーフとしている。アカデミー賞では脚本賞、カンヌ国際映画祭ではパルム・ドール(最高賞)を受賞した。

『パルプ・フィクション』のあらすじ

マフィアと、そのボス、ボスの妻、ボスの友人のボクサー。多様な登場人物たちが紡ぐ50年代のパルプマガジンよろしくの短編クライム・ストーリーが、絡み合い、1つの物語を形成する。ナンセンスなようで、意味ありげな演出は、何を表しているのか。

登場人物紹介

ヴィンセント・ベガ(ジョン・トラボルタ)

殺し屋。海外出張していた。マーセルスの部下。

ジュールス・ウィンフィールド(サミュエル・L・ジャクソン)

殺し屋。旧約聖書を座右の書としている。

マーセラス・ウォレス(ヴィング・レイムス)

マフィアのボス。

ミア・ウォレス(ユマ・サーマン)

マーセルスの妻。元女優。

ブッチ・クーリッジ(ブルース・ウィリス)

引退をひかえたプロボクサー。

ファビアン(マリア・デ・メディロス)

ブッチの恋人。

『パルプ・フィクション』のネタバレ

この先、『パルプ・フィクション』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

プロローグ

とあるレストランにて。カップルが朝食を食べていた。2人は強盗であるが、次の仕事を最後に、強盗から足を洗おうとしていた。

2人は、次の強盗はどこで実行するかを議論をしたが、話はまとまらなかった。そして議論の末、今いるレストランで最後の強盗を行うことに決めた。

次の瞬間、カップルは銃を構え、レストランの客を脅した。

【起】ボスの妻 ミア

場面は変わり、マフィアの物語が始まる。マフィアのヴィンセントジュールスは、マフィアの裏切り者の家に侵入し、目標のケースを回収した。ヴィンセントとジュールスは、バーに行き、ケースをボスであるマーセルスに渡した。

その際、マーセルスはヴィンセントに、マーセルスの出張中、妻ミアの世話をするように依頼した。マーセルスは独占的で、過去に妻の足をマッサージした部下を殺したことがあると言われている。ヴィンセントは、不安を感じながらも、仕事を受け入れる。

ヴィンセントはミアと共に、レストランで食事をした。2人は、急遽開催されたダンスコンテストで優勝し、上機嫌のまま帰宅する。ヴィンセントは、美人でセクシーなミアに手を出しそうになるが、ボスの顔がちらつき、葛藤する。

 

帰宅後、ミアは、薬物を過剰摂取して気絶する。ヴィンセントは、焦って薬の売人のもとに行き、ミアをもとに戻すように言うが、売人に医療の知識はなく、望みは絶たれた。

ヴィンセントは、苦肉の策で、ミアにアドレナリンの注射をした。それにより、ミアは奇跡的に助かった。しかし、このことがマーセルスに知られれば、ヴィンセントの命はない。ヴィンセントは、ミアに口止めをして、自宅に戻った。

【承】プロボクサー ブッチ

プロボクサーのブッチは、引退を控えていた。そんな時、マーセルスから八百長の話を持ち掛けられるのだが、金に目がくらみ、引き受けてしまう。

試合当日。ブッチは、約束を破り、試合に勝利した。ブッチはチャンピオンとなり、多額の賞金を手にして、ボクサーを引退した。ブッチは、マーセルスに見つからないように、恋人のいる隠れ家へと逃げるのだった。

すべてが順調だった。しかし、翌朝、ブッチは父の形見である金時計が見当たらないことに気づく。ブッチは仕方なく、前の住処へと戻る。部屋には、金時計があった。ブッチは安心して、朝食を作る。

そのとき、誰もいないはずの部屋から、トイレの水を流す音が聞こえた。ブッチの部屋を調査しに来たヴィンセントだった。何も知らないヴィンセントは、トイレから出ると、ブッチと鉢合わせした。ブッチは、近くにあったマシンガンで、ヴィンセントを殺害した。

【転】マーセルスとブッチ

ブッチは、マフィアを殺害したことに焦り、急いで車に乗り逃げる。そのとき、偶然通りかかったマーセラスと目が合い、ブッチは勢いでマーセルスを車でひいた。ブッチは、慌てて近くにある楽器屋へと逃げ込んだ。

楽器屋にて。追いかけてきたマーセルスとブッチは乱闘になった。楽器屋の店主は、2人を殴り、気絶させる。2人は目を覚ますと、地下の拷問室に拘束されていた。そこには警察もいた。警察は、まずマーセルスを選び、奥の部屋へと連れて行った。

その隙に、ブッチは縄をほどき、脱出しようとした。しかし、二度もマーセルスを裏切るということに罪悪感を覚え、店にあった刀を持って拷問室へと戻った。ブッチは、警察を脅し、マーセルスを助けた。

こうして、ブッチの裏切りは見逃されることになった。ブッチは、二度と街に戻らないことを約束し、解放された。ブッチは、彼女と共に街を出た。

【結】ヴィンセントとジュールス

時はさかのぼり、ヴィンセントとジュールスが裏切り者の家から帰る途中の車内である。ヴィンセントは手違いで、後部座席に座っていた仲間を銃殺してしまう。

血まみれになった車内を清掃するため、2人は知人の家に逃げ込む。2人はマーセルスに頼み「掃除屋」を派遣してもらう。こうして何事もなかったかのように元に戻った2人は、知人の家を出て、朝食を食べにレストランへと向かう。

ジュールスはそこで、今日限りでマフィアを引退すると言った。

エピローグ

そのとき、同じレストランにいたカップルが、銃を持って客を脅し始めた。カップルは、客から順番に財布を取っていき、やがてジュールスの番が回ってきた。

ジュールスは大人しく強盗に従うふりをして、強盗の銃を奪った。そして、強盗に向かって説教を始める。説教が終わると、ヴィンセントは強盗の2人を解放した。そして、ジュールスは、ヴィンセントと共に、レストランを立ち去るのだった。

『パルプ・フィクション』の感想

『パルプ・フィクション』は『レオン』や『時計じかけのオレンジ』などに並ぶ「ザ・オシャレな洋画」です。映画自体を観たことがなくても、作中の名シーンを知っているという方も多いのではないでしょうか。

これらの映画は、世界中に根強いファンがいて、日々熱い議論が交わされています。ですが、中には「正直、何がすごいのかわからない」という方もいると思います。構成が複雑で、難しい作品ですしね。

そういった方は、ストーリーを頭に入れた上で、会話・音楽・キャストに注目してみてください。この作品の真髄が見えてくると思います。『パルプ・フィクション』は、隅々までこだわられた力作です。そのこだわりに目を向けることで、作品をより深く味わえることでしょう。

また、映画に限らず芸術を理解するためには、ひたすらに良い作品を鑑賞し続けるという訓練が必要です。これを機に、一歩進んだ芸術体験をしてみても良いのではないでしょうか。