映画『パプリカ』のあらすじ・ネタバレ・感想

アニメ

独特の世界観ときれいな映像から人気となった、映画『パプリカ

今回は、映画『パプリカ』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想・視聴方法についてご紹介します。

『パプリカ』の作品概要

created by Rinker
ソニーピクチャーズエンタテインメント
¥4,178 (2020/09/26 01:07:31時点 Amazon調べ-詳細)
上映日2006年
上映時間90分
制作国日本
監督今敏
原作なし
脚本水上清資・今敏
音楽平沢進
主題歌平沢進「パレード」
出演林原めぐみ/古谷徹/江守徹/堀勝之祐/大塚明雄/山寺宏一

映画『パプリカ』は、第25回ポルト国際映画祭Critics’Award受賞や、第63回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門へ正式出品されるなど、数多くの賞を獲得している作品です。

また、東京アニメアワード2007年の優秀作品賞劇場映画部門で個人部門音楽賞を受賞しており、音楽にもとても力を込めている作品となっています。

『パプリカ』のあらすじ

パプリカは、DCミニと呼ばれる人の夢の中に入れる装置を使って、他人の夢の中に入り、その人の心の病を治療するという活動を行っていた。しかしある時、DCミニが何者かによって盗まれてしまうという事件が起きる、この事件がきっかけとして、現実世界と夢の世界が危機に晒されていく…

登場人物紹介

パプリカ(画像1枚目)/千葉敦子(画像2枚目)(声:林原めぐみ)


本作の主人公。普段は研究所の職員として千葉敦子の名前で活動しているが、パプリカという名前でサイコセラピストとしても活動している。

時田浩作(声:古谷徹)

天才発明家。DCミニを開発した。ぽっちゃり体系。

乾精次郎(声:江守徹)

研究所の理事長を務める人物。DCミニの開発に反対していた。

島寅太郎(声:堀勝之祐)

研究所の所長。時田、千葉らと共にDCミニを使ったセラピーに尽力している。

粉川利美(声:大塚明雄)

刑事を勤める人物。かつては映画が好きだったが、ある事件がきっかけで映画を嫌いになった。

小山内守雄(声:山寺宏一)

研究所の職員。時田の才能に嫉妬している。

[出典:パプリカ|ソニー・ピクチャーズ公式]

『パプリカ』のネタバレ

この先、『パプリカ』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

夢の中

物語は、サーカス会場から始まります。刑事である粉川は、犯人を捕まえるため、パプリカと協力してサーカス会場に潜入していました。

しかし、サーカスの司会者によって突然舞台上の檻の中に瞬間移動させられ、自分と同じ顔をした観客たちに襲い掛かられます。

間一髪のところで舞台が大きく変わり、今度は粉川はターザンとなって森の中をパプリカと共に移動します。しかし、またもや何者かに襲われます。その後も、舞台を転々と変えながら、粉川は何者かに襲われ続けます。

 

最後に、粉川はホテルの廊下のような場所に到着します。到着した場面は、粉川が今追っている殺害事件の被害者がちょうど襲われた瞬間であり、犯人が粉川の前で逃走していきます。粉川はその犯人を追いかけますが、地面が突然揺らぎだし、捕まえることが出来ません。

懸命に追いかけていると、またもや場面が変わり、ベッドの上で粉川が目を覚まします。

 

サーカス会場から始まる一連の場面の変化は、実は粉川が見ていた夢でした。そして、パプリカはDCミニという装置を使って粉川の夢に潜入し、セラピストとして粉川の夢を分析していました。
ある程度の夢の分析を終えた後、粉川に対し、次回のセラピーの日程を言い残して、パプリカは部屋から立ち去っていきます。

事件発生


舞台は研究所へと移ります。研究員である千葉は、同僚の時田から、開発中のDCミニが盗まれたという事実を聞かされます。

DCミニは、他人の夢の中に入るための装置であり、DCミニを盗んだ人間は、好きなように他人の意識に侵入することが出来るようになるため、重大な問題が発生する恐れがあります。そこで、千葉たちは対策を練るため、研究所の所長の島と相談します。

 

しかし、理事長の乾には、すでにDCミニが盗まれたという事実はバレていました。盗まれたことを島が弁解していると、突然島が発狂し始め、窓から飛び降りて重傷を負います。

島は、DCミニによって意識を妄想世界へと連れ去られ、夢の世界に迷い込んでいました。千葉達が島が見ている夢を確認すると、そこに時田の部下であった氷室の姿を発見します。この事実から、DCミニを盗み出した犯人は氷室であると考え、千葉たちは氷室を探し始めます。

氷室の捜索と同時進行で、島の救出作業が行われます。パプリカがDCミニを使い島の夢の中に入り、強制的に島を覚醒状態にさせることで、島が夢の世界から現実世界に引き戻されます。

氷室発見


その頃、粉川は犯罪の捜査に当たっていました。しかし、パプリカのことが忘れられない粉川は、以前パプリカからもらったカードに記されていたパソコンのリンクをクリックします。すると、謎の空間に粉川は引き込まれます。

そこはバーのような空間であり、そこで粉川はパプリカとの再会に成功します。

一方、その頃研究所ではさらにDCミニ盗難による悪影響が広がっていきます。今度は、研究員が2名発狂し、謎の言葉を発しながら行進するようになります。

この事態を重く見た乾は、DCミニを含むすべてのサイコセラピー装置の開発を停止し、この騒動を抑えようとします。

乾の指示により装置が解体されていく中で、千葉は時田が着ていた服から、氷室が遊園地にいるという事実を発見します。

千葉達が氷室の元へ抜かうと、そこにいたのはボロボロの状態の氷室でした。彼もまた、DCミニによって悪夢を見せられ、意識が乗っ取られていたのです。

粉川の夢の中へ

DCミニによる騒動が大きくなったことで、警察による研究所の捜査が行われます。その担当となったのが、粉川でした。

粉川は島や理事長に話を聞くなどして、騒動の調査を行います。

 

その頃、千葉はこの事件を解決するきっかけは氷室が今見ている夢にあると考えます。そのため、パプリカとなって氷室の夢に入り込もうと考えていました。

そんな千葉の元へ、粉川が夢に連れ去られたという知らせが入ります。彼は、この騒動の調査中に、何者かによって夢の世界へ連れ去られていたのです。粉川を救い出すため、千葉は氷室の夢の中に入るのを一時中断し、粉川の夢の中に侵入します。

 

一方、同時期に時田もまた、氷室の夢の中に入り込もうとしていました。時田と氷室はかつて博士と助手という関係であったため、親交には深いものがありました。そのため、時田は氷室を助け出そうとしたのです。自分で作ったDCミニにより、時田は氷室の夢の中に入り込むことに成功します。

時田が氷室の夢の中に入り込んだ頃、千葉はちょうどパプリカとして粉川を救い出している最中でした。助け出そうとしている最中、急に氷室の夢の内容が粉川の元へ侵入してきます。DCミニの騒動の犯人によって、粉川と氷室の意識が強制的にリンクさせられたのです。

混ざり合った夢の中で、千葉は時田の姿を発見します。彼も氷室の夢の中で意識を乗っ取られ、夢の世界へ連れ去られてしまったのです。

氷室の夢の中へ

事態を重く見た千葉は、真犯人を発見するため、ついに氷室の夢の中に侵入します。彼の夢の中で、千葉は氷室の意識がほとんどないことを発見します。これにより、千葉は氷室がこの騒動の犯人ではなく、夢にとらわれている被害者であるということを確信します。

真実を発見し、現実世界へ戻ろうとした千葉ですが、夢の中で何者かに襲われ、目を覚ますことが出来なくなります。

 

千葉を襲ったのは、理事長である乾と、同僚の小山内でした。彼らは夢の世界の支配を目論んでおり、この騒動の真犯人だったのです。彼らは夢の中の千葉を追いかけまわし、ついに小山内によって千葉は捕まってしまいました。

事件の終幕

夢の中で危機的状況に陥る千葉でしたが、彼女の元へ粉川が現れ、彼女を助け出します。粉川は自分の悪夢を克服し、自由を取り戻していたのでした。

現実世界に戻った千葉たちは、衝撃の事実を目にします。現実世界と夢の世界が繋がってしまい、悪夢の内容が現実のものとなっていたのです。

悪夢の中にもいた人形に襲われる千葉達でしたが、彼女らの元へパプリカが現れ、彼女らを助け出します。

パプリカは千葉のもう一つの人格でしたが、この混乱の中で、千葉の体から抜け出し、別個の存在となったのです。

パプリカによって助けられた千葉は、混乱した現実世界の中に、時田の姿を発見します。乾を止めなければならないという使命感と、時田を助けたいという気持ちの間を揺れ動く千葉でしたが、時田を助けることを優先します。

しかし、ロボットとなった時田に千葉は飲み込まれてしまいました。このピンチを、再び粉川が助け出します。

その後、パプリカは乾を止めるため、小さな女の子に変身し、乾本体を飲み込み成長していきます。

乾が全て飲み込まれると、パプリカの姿も消え、町に平穏が取り戻されます。

『パプリカ』の感想

この映画では、何よりも映像の不思議な世界観に飲み込まれます。

電子機器やカエルたちが大合唱しながら街を練り歩いたり、人が次々と飛び降りていく情景などは、夢と現実が混ざり合ったという奇妙な状態を的確に表現しており、見ている方も徐々に不安感が押し寄せてきて、映画の世界にどっぷりと浸かることが出来ます。

 

また、この作品は人間が夢の世界を支配する、ということがテーマの1つとなっています。近年のAIの進化などから、人間が自由に夢を操作出来る世界になるのも近いかもしれません。

この映画を見れば、人間が自由に夢を操作する世界が訪れることが本当に正しいのかということを考え直すいい機会になるのではないかと思いました。

『パプリカ』の視聴方法

『パプリカ』はDVDの購入やレンタル、U-NEXTなどの動画配信サービスで視聴することができます。

2020年1月現在、『パプリカ』を視聴できるサービスは以下の通りです。

サービス名配信状況月額料金
U-NEXT見放題1,990円
Hulu視聴不可1,026円
Amazonプライムビデオ優良レンタル500円
Netflix視聴不可800円
FODプレミアム視聴不可888円
dTV視聴不可500円
dアニメストア視聴不可400円
auビデオパス視聴不可562円
Paravi視聴不可925円
NHKオンデマンド視聴不可990円
TSUTAYAプレミアム無料レンタル1,100円
ディズニーデラックス視聴不可770円
DAZN視聴不可1,750円
  • 見放題無料レンタル:会員であれば無料で視聴・レンタルできます。
  • 有料レンタル:会員であってもレンタル料金が発生します。
  • 視聴不可:お取り扱いがありません。