イギリスで愛されるキャラクター「くまのパディントン」を実写映画化した映画『パディントン』
今回は、映画『パディントン』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想・視聴方法についてご紹介します。
このページの目次
『パディントン』の作品概要
上映日 | 2016年1月15日 |
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上映時間 | 95分 |
制作国 | イギリス/フランス |
監督 | ポール・キング |
原作 | マイケル・ボンド「くまのパディントン」 |
脚本 | ポール・キング |
音楽 | ニック・ウラタ |
主題歌 | AI「ハピネス」 |
出演 | ベン・ウィショー(声の出演)/ヒュー・ボネヴィル/サリー・ホーキンス/ジュリー・ウォルターズ/ジム・ブロードベント/ピーター・カパルディ/ニコール・キッドマン |
イギリスを象徴する「くまのパディントン」が実写映画化。人の言葉を話せる紳士的なクマがロンドンへやってきて、繰り広げるドタバタコメディ。アクションあり、笑いありの感動の冒険ストーリー。
『パディントン』のあらすじ
赤い帽子をかぶった礼儀正しい “紳士” が、南米のペルーからはるばるイギリス・ロンドンにやってきました。家を探すために、道行く人に丁寧な言葉づかいで話しかけますが、誰も相手にしてくれません。なぜなら彼は人の言葉を話せるクマだったのです。
親切に声をかけてくれたブラウン一家に「パディントン」という名前をつけられ、屋根裏に泊めてもらえることになります。やっと都会の生活が始まったパディントンですが、行く先々でドタバタの連続が起きます。果たしてパディントンは無事にロンドンで暮らしていけるのでしょうか?
登場人物紹介
パディントン(ベン・ウィショー/日本語吹替:松坂桃李)
赤い帽子に、青いダッフルコート、茶色いスーツケースがトレードマークのクマ。マーマレードが大好物。紳士的で礼儀正しいが不器用で行く先々でアクシデントを起こす。
ヘンリー・ブラウン(ヒュー・ボネヴィル/日本語吹替:古田新太)
ブラウン家のお父さん。パディントンには「ブラウンさん」と呼ばれている。保険会社に勤めていて、心配性でいつもリスクのことを考えている。昔はワイルドで豪快な性格だったらしい。
メアリー・ブラウン(サリー・ホーキンス/日本語吹替:斉藤由貴)
ヘンリーの夫でブラウン家のお母さん。「ブラウン夫人」とも呼ばれている。冒険小説の挿絵を描く仕事をしていて、パディントンに声をかけてくれる優しい性格。
ジュディ(マデリーン・ハリス/日本語吹替:三戸なつめ)
ブラウン家の長女。年頃の女の子らしく「キモい」が口癖。語学に堪能でしっかりした性格。トニーというボーイフレンドがいる。
ジョナサン(サミュエル・ジョスリン)
ブラウン家の長男。ジュディの弟。好奇心旺盛で宇宙飛行士になるのが夢。何でも改造したり工作したりできるが、怪我をしたせいでお父さんに危険な遊びを禁止されているのが不満。
バードさん(ジュリー・ウォルターズ)
ブラウン家の親戚。住み込みの家政婦としてブラウン家を見守る。お酒が好きで、掃除が得意。
ミリセント(ニコール・キッドマン/日本語吹替:木村佳乃)
パディントンをしつこく狙う謎の女。ロンドン自然史博物館ではく製の管理をしている。
グルーバーさん(ジム・ブロードベント)
骨董品屋をしており、ブラウン夫人の友人。パディントンに親切で協力してくれる。
カリーさん(ピーター・カパルディ)
ブラウン家の隣人。隣にクマが住んでいることを忌み嫌っている。
[出典:http://paddington-movie.jp/paddington/]
『パディントン』のネタバレ
夢に見たロンドンへ

南米ペルーに人間の言葉を話す男の子のクマがいました。彼はルーシーおばさんとパストゥーゾおじさんというクマの老夫婦と暮らしていました。ふたりの名前はかつてペルーを訪れたイギリス人探検家が名付けたものです。
クマたちは大好物のマーマレードを作りながら、ロンドンを夢見る平和な暮らしを送っていました。
しかし、ある日、地震が起きて家が壊れ、パストゥーゾおじさんが亡くなってしまいます。男の子のクマはイギリス人の探検家に助けてもらおうと、年老いたルーシーおばさんの代わりに、ひとりイギリスへ向かうことにしました。
亡くなったパストゥーゾおじさんの赤い帽子をかぶり、マーマレードをかばんいっぱいに詰めた男の子のクマはロンドンへ旅立ちます。
パディントンと命名

男の子のクマは長い船旅を終え、ついにイギリス・ロンドンに到着します。憧れていた英国紳士の国、ラジオで練習した丁寧な言葉づかいで駅で道行く人に話しかけますが、誰も相手をしてくれません。 家を見つけたいのに、とうとう夜になってしまいました。
途方に暮れていたその時、ある家族がクマに気づきます。父親は不審なクマに近づくなと注意しますが、心優しい母親は声をかけずにはいられませんでした。ブラウンというその家族は、彼を見つけた駅の名前をとって彼をパディントンと呼ぶことにしました。
パディントンは一晩だけブラウンさんの家に泊めさせてもらうことになりました。
慣れない都会生活にドタバタ

ブラウン家にお邪魔することになったパディントンですが、歯ブラシを耳掃除に使ったり、エスカレーターの乗り方が分からなかったり、人間生活はわからないことだらけです。パディントンはその不器用さでトイレとお風呂の水を出しすぎて、家の中で洪水を起こしてしまいます。
家を追い出されてしまう前に、探検家のことを探そうと、パディントンはブラウン夫人と一緒に骨董品店をしているグルーバーさんの元を訪れます。パディントンの赤い帽子についていたマークから、探検家が地理学者協会の会員だったことを突き止めます。
その時、店で財布を落とした男に財布を届けようと、パディントンは必死に男を追いかけました。しかし、実はこの男はスリの常習犯でした。スリを捕まえたおかげでパディントンは一躍街の人気者になりました。次第にブラウン家の家族も、心優しいパディントンと仲良くなっていきました。
しかし、パディントンを狙う謎の女ミリセントが近づいていたのでした。彼女はロンドン自然史博物館のはく製部で仕事をしており、パディントンを捕まえるためには手段もいとわない人でした。パディントンをよく思っていないブラウン家の隣人カリーに接触し、情報を提供してもらいます。
イギリス人の探検家探し

その翌日、パディントンとブラウンさんは地理学者協会へ行って情報を手に入れようとしました。しかし、探検家に関する情報は消されてしまっていました。不審に思った2人は清掃員になりすまして潜入します。
なんとかして、ふたりは探検家がペルーで撮影したフィルムを発見します。そして、探検家の名前がモンゴメリー・クライド(M.クライド)であることを突き止めました。
次の日、パディントンはひとりで留守番をしながら、電話帳で探検家と同じ名前の人を片っ端から調べていました。パディントンがひとりでいるとカリーから知らされたミリセントが、ブラウン家に侵入してきました。彼女はパディントンを睡眠剤で眠らせて捕まえようとします。
不審者に気付いたパディントンは慌ててキッチンに隠れます。もう少しのところでパディントンは捕まりそうになりますが、ガス漏れから引火した爆発でミリセントは逃げ出し、パディントンは難を逃れます。
しかし、危うく家が火事になりかけて大騒ぎになってしまいます。パディントンは理由を説明しますが誰にも信じてもらえません。これ以上ブラウンさんたちに迷惑をかけるわけにはいけないと思ったパディントンは、その夜家を出ていくことを決意しました。
パディントンを狙う謎の女の正体

ブラウン家を出たパディントンはひとりで、探検家と同じM. クライドという名前の人を一軒一軒回って探しました。しかし、なかなか探検家は見つかりません。
諦めかけていた最後の一軒を訪れると、探検家の娘と名乗る人が出てきました。なんと探検家の娘はパディントンをしつこく狙っていた女ミリセントだったのです。
探検家はすでに亡くなっていましたが、ミリセントはパディントンに家をあげると言って、車で博物館に連れ出します。 その現場を目撃したカリーさんはブラウン家に電話で伝えます。それを聞いたブラウン一家はパディントンを助けるためにロンドン自然史博物館へ向かいます。
博物館に到着したミリセントは、「クマを捕獲してはく製にしなかった父が地理学者協会を追い出され、自分や母親が貧しい生活を強いられた」ことを理由にパディントンをはく製にすると言い出します。事実を理解したパディントンは慌てて逃げようとしますが、吹き矢で眠らされてしまいました。
ブラウン一家の一員になる

ブラウン一家は一丸となって、博物館への侵入とパディントン救出を試みます。ブラウンさんのおかげで目覚めたパディントンは、間一髪のところで屋上へ逃げます。屋上でブラウン一家は合流します。
ミリセントも屋上にたどり着き、パディントンは危うく捕まりそうになります。しかし、パディントンはいつも帽子に隠しているサンドイッチでハトを一斉にミリセントの方へ仕向け、ミリセントを撃退します。
こうして動物を勝手にはく製にしてきたミリセントは捕まり、動物園で動物の世話をするという彼女にとっては苦痛な仕事を罰として受けるのでした。
お互いに大切な存在であるとわかったパディントンとブラウン一家はまた、みんなで仲良く暮らし始めるのでした。
『パディントン』の感想
見た目は野生のクマなのに、紳士的で心優しい性格というギャップが魅力的なパディントンに癒やされます。不器用でおっちょこちょいなパディントンが引き起こすドタバタがとても面白いコメディです。ブラウンさんたち個性的な家族にも思わず笑ってしまうシーンがたくさんあります。
映画には、タワー・ブリッジやノッティング・ヒルやセント・ポール大聖堂、バッキンガム宮殿などロンドンの名所があちこちに出てきます。この映画を見るだけでロンドンに行ったような気分になれるのも見どころの一つです。
『パディントン』の視聴方法
『パディントン』はDVDの購入やレンタル、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、dTVなどの動画配信サービスで視聴することができます。
2019年12月現在、『パディントン』を視聴できるサービスは以下の通りです。
サービス名 | 配信状況 | 月額料金 |
---|---|---|
U-NEXT | 見放題 | 1,990円 |
Hulu | 視聴不可 | 1,026円 |
Amazonプライムビデオ | 見放題 | 500円 |
Netflix | 視聴不可 | 800円 |
FODプレミアム | 視聴不可 | 888円 |
dTV | 見放題 | 500円 |
dアニメストア | 視聴不可 | 400円 |
auビデオパス | 視聴不可 | 562円 |
Paravi | 視聴不可 | 925円 |
NHKオンデマンド | 視聴不可 | 990円 |
TSUTAYAプレミアム | 有料レンタル | 1,100円 |
ディズニーデラックス | 視聴不可 | 770円 |
DAZN | 視聴不可 | 1,750円 |
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