映画『orange』のあらすじ・ネタバレ・感想

邦画

土屋太鳳が主演を務め、主題歌をコブクロが担当するという、大物が大勢映画に関係している映画『orange』。

今回は、映画『orange』のあらすじ・ネタバレ・感想・視聴方法についてご紹介します。

『orange』の作品概要

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東宝
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上映日2015年
上映時間139分
制作国日本
監督橋本光二郎
原作漫画版『orange』
脚本橋本光二郎・松居凛子
音楽大友良英
主題歌コブクロ「未来」
出演土屋太鳳/山崎賢人/竜星涼/山崎絋菜/桜田朔/村坂あずさ

原作である、漫画版『orange』は、2012年に発表された作品で高野苺(たかのいちご)が作者であり、世界9か国で翻訳出版もされているなど、世界中で非常に人気のある作品です。

映画化以外にも、小説・アニメなど、様々な媒体で人々に親しまれている作品です。

『orange』のあらすじ


始業式の前、高宮菜穂(たかみやなほ)の元に1通の手紙が届く。それは10年後の自分からの手紙だった。初めは信じなかった菜穂だが、手紙の内容通り、成瀬翔(なるせかける)が転校してきたことで手紙の内容を信じ始める。

翔と仲良くなる菜穂だったが、手紙には「10年後、翔はここにいない」と書かれていた…

登場人物紹介

高宮菜穂(土屋太鳳)

本作のヒロイン。10年後の自分からの手紙で翔がいなくなると知り、それを防ぐために行動する。

成瀬翔(山崎賢人)

菜穂達のクラスに転校してきた男子学生。心に闇を抱えている。

須和弘人(竜星涼)

菜穂達の友達でサッカー部。菜穂のことが気になっている。

茅野貴子(山崎絋菜)

菜穂達の友達。

萩田朔(桜田通)

菜穂達の友達。本を読むことが好き。

[出典:https://www.toho.co.jp/movie/lineup/orange-movie.html]

『orange』のネタバレ

この先、『orange』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

翔との出会い

始業式の前、菜穂の元に1通の手紙が届きます。差出人を見てみると、なんと10年後の自分からでした。

手紙には、最初に「自分の後悔を晴らしてほしい。そのために、これからあなたに起きる出来事と、その時の選択肢で選んでほしい方を書きます。」と綴られていて、その後、始業式の日に転校生がやってくることなど、様々な出来事が記載されていました。

菜穂は、始めその手紙を信じていませんでした。すると始業式が終わり、新しいクラスでのホームルームの時間、東京から転校生がやってきます。彼は、名を成瀬翔と名乗りました。

 

その名前も出身地も、手紙に書いてある通りでした。

手紙には、その後の始業式当日の出来事について、「一緒に翔を帰ろうと誘う。」と書いてあると共に、「この日は翔を誘わないでほしい。絶対に。」と注意書きが添えられていました。

ホームルームが終わると、手紙通り、菜穂の友達である須和が翔を誘います。菜穂は手紙のことが頭をよぎりますが、気にせずに須和達と共に、翔と一緒に帰ります。

球技大会

菜穂たちと仲良くなった翔でしたが、始業式の後、しばらく学校を休むようになります。

手紙に書いてある出来事が本当に発生したことで、菜穂は手紙のことを信じるようになっていきます。

手紙には次に、「球技大会の日、代打を頼まれる。ここで断って後悔した。代打を請け負って欲しい」と書いてあるとともに、「この日、あなたは翔のことを好きになる」と書いてありました。

 

球技大会当日、久しぶりに翔は学校にやってきます。菜穂が男子のサッカーの応援をしていると、その様子を見学している翔が目に入ります。菜穂は翔に、どうして一緒にプレーしないのかを聞きますが、はぐらかされてしまいます。

そして、ソフトボールの試合の際、手紙通り、菜穂は代打を頼まれます。初めは断るものの、手紙のことを思い出し、引き受けます。菜穂は手紙の内容通り、見事ヒットを打つことが出来ました。

 

実は、この日菜穂はケガをしていました。それに気づいた翔は、大会終了後、菜穂の傷を治療します。この時、菜穂は恋におちます。

家に帰ると、菜穂は手紙の続きを読み進めます。そして読み進めていく中で、衝撃の事実を知ってしまいます。

手紙によると、10年後の未来では、翔はその場にいない、ということが書いてあったのです。

お弁当

球技大会が終わったある日の昼食の時間、菜穂は翔に「俺の分の弁当も作ってよ」と冗談めかして頼まれます。

手紙にはそのことについて、「私はお弁当を作るのをやめてしまった。後悔しているので、ちゃんとお弁当を渡してほしい」と書いてありました。

その言葉に従い、翔のためにお弁当を作りますが、なかなか渡す決心がつきません。その日の帰り道、2人きりになったときに、始めてお弁当を渡すことに成功します。

 

この時、菜穂は始業式後、どうして長期間学校を休んでいたのかを尋ねます。

それに対し翔は、「始業式の日に母さんが亡くなった。それに関していろいろあったから、学校を休んでいた」と説明します。

この話を聞いた菜穂は、手紙に書いてあった「この日だけは翔を誘わないでほしい」という内容を思い出し、そのこととなにか関係があるのではないかと考えます。

 

手紙にはその後、「17歳の冬、翔は事故で亡くなります。私たちが後悔しているのは、翔は救えたということです。」と書いてありました。さらに、「翔を無理にでもサッカー部に入れてほしい。」というお願いも記載されていました。

手紙を読んだ菜穂は、なんとしてでも翔を部活にいれようと考えます。しかし、翌日学校に行くと、翔はすでにサッカー部に入部していました。初めて手紙と違うことが起きたため、菜穂は、「未来が変わり始めているのでは?」と考えるようになります。

離れる距離

「翔は上田先輩に告白されて付き合い始める。自分の気持ちを正直に伝えること。」手紙には次に、そう書いてありました。

しかし、菜穂が気持ちを上手く伝えることが出来る前に、翔は上田先輩と付き合い始めてしまいました。その事実を知った菜穂は、翔のことを避けるようになってしまいます。

「翔のことを待つだけじゃなくて、自分から話しかけて仲を戻して。」手紙にはそうも書いてありましたが、なかなか菜穂は勇気が出ず、翔に話しかけることは出来ません。

 

そんな中、須和達から、「翔が菜穂と上手く話せないって悩んでる」という話を聞きます。その話を聞いて菜穂は翔の元へ走っていき、「なんでも聞くから話して」と翔に言います。すると、翔は、「他に気になる人がいるから上田先輩と別れる」と口にします。

文化祭

ある日、授業の中で、パラレルワールドの話が取り上げられます。その話によると、未来の自分が過去を変えようとしても、新たな世界線が誕生するだけで、未来の自分の生活が変わるわけではない、とのことでした。

つまり、10年後の自分のために翔を救うことが出来たとしても、変わるのは今の自分の生活だけで、手紙の差出人である10年後の自分を救うことは出来ないということを菜穂は知ります。

 

文化祭の日について、手紙では、「文化祭の日、翔と二人でプールから花火を見る。この思い出だけは消さないで」と書いてありました。この言葉に従った菜穂は、翔と2人で花火を眺めます。すると翔は、「今日のことを絶対に忘れない」と口にします。

七夕祭り

七夕祭りにみんなで行こうと約束していた菜穂達ですが、菜穂と翔以外が来れなくなってしまいます。そのまま2人で楽しい時間を過ごしていましたが、ぼんぼんを見ていた時、翔が悲しそうな表情をしていたことに気づきます。

菜穂は翔に、何を悩んでいるのかについて尋ねます。一度ははぐらかした翔でしたが、手紙には「母のことをちゃんと聞きだしてほしい」と書いてありました。菜穂が再び翔に尋ねると、翔は静かに自分の母について話しだしました。

 

翔の母は、もともと体の調子が悪く、精神が不安定になっていました。そのせいで、息子である翔ともよく喧嘩をするようになっていました。始業式の日、そんな母親の為に、翔は母に付き添って病院へ行く約束をしていました。

しかし、翔は須和達に誘ってもらったことが嬉しく、母に「一人で行けるだろ、邪魔するな」というメールを送ってしまいます。

その後、翔の母はその日のうちに自殺してしまいました。

 

家に帰ってきた菜穂は、翔に対し、何もしてあげられなかったことを悔やみます。

手紙には、「私たちの後悔は翔を救えなかったこと」と書いてありました。

未来編:事実発覚

手紙を出した10年後の菜穂達は、久しぶりにみんなで集まり、翔の家へ向かっていました。

翔の家で須和達は、翔のおばあさんに対し、翔が死んだときの話について尋ねます。

すると、おばあさんは翔に呼びかけた後、重い口を開きました。

 

翔が死んだのは、本当は事故ではなく、自殺でした。翔は母親に謝るため、自分から大型トラックの前にとびたしたのです。

誕生日

菜穂が翔のことで思い悩んでいると、須和からメールが届きます。ここで菜穂は、須和に手紙のことを話し、翔について相談しようと考えます。

話し始めようとしたしたとき、須和からある物を見せられます。それは、10年後の須和からの手紙でした。

 

そこには、「翔の誕生日をみんなで祝って欲しい」と書いてありました。そのために、菜穂達は準備を始めます。

誕生日当日、翔にサプライズの誕生日パーティーを行い、それぞれがプレゼントを渡していきます。最後に須和が渡したものは、花束でした。須和が渡すとともに、みんなが去っていき、その場には菜穂と翔の2人が残されました。

すると、菜穂は翔から花束を渡されます。翔は須和に欲しいものを聞かれたとき、「菜穂に渡すための花束が欲しい」と頼んでいました。そのために須和は、翔と菜穂を2人っきりにしたのです。

体育祭

「体育祭のリレーで、アンカーを走った翔は転んでしまい、ビリになってしまう。そのことを翔は思い悩んでしまうので、リレーメンバーから外してほしい。」手紙には、次にそう書いてありました。

なんとかして翔をメンバーから外そうとする菜穂と須和でしたが、なかなか上手くいきません。

そのため、手紙について他の仲間に話し、協力をお願いしようということを須和は提案します。みんなで考えた結果、翔をメンバーから外すのではなく、メンバーを自分たちにすることで未来を変えようとしました。

 

向かえた体育祭当日、翔はあまり元気がありませんでした。そのことに気づいた須和たちは、翔に悩みを話してほしいと言います。

その言葉を聞いた翔は、須和達にも自分の母親が亡くなっていることを話します。それを聞いた須和たちは、「お母さんのためにも笑っていよう」と翔を元気づけます。

リレー本番、最後の1位争いで翔は転びそうになりますが、なんとか1位でゴールします。このことから菜穂は、手紙の未来を確実に変えることが出来ていると自信を持ちます。

 

手紙に次に書かれていたのは、「翔と喧嘩してしまう。しっかり自分から謝ってほしい」という内容でした。

仲違い

学校に行くと、翔が誰かと電話をしていました。電話の内容について菜穂が尋ねると、翔はおばあちゃんが肺炎になりかけている、ということを口にしました。

それに対し菜穂は、10年後に翔のおばあちゃんが生きていることを知っているため、「大丈夫だよ」と声をかけます。

しかし、母親が亡くなったことで人の命について敏感になっている翔は、菜穂のその言葉に反発して、一人でどこかに行ってしまいます。菜穂は、過去を上手く変えることが出来なかったことを悔やみます。

 

これ以上後悔を重ねないために、菜穂は翔のもとに再び行き、自分の無神経さを謝ります。それと共に、翔のことが好きだと告白します。

それに対し、翔は「母を亡くしてから、時々生きている意味が分からなくなる。菜穂に嫌われるのが怖い。」と口にします。

そんな翔に対し、菜穂は「翔のことを嫌いになったりしない、一緒に生きよう。」と返し、翔のことを抱きしめます。

事故当日

12月31日、手紙によれば、この日が翔が自殺をする日でした。

翔の自殺を防ぐため、須和達は翔をこの日開催される神社のお祭りに誘います。

 

家にいる翔は、母親の遺した携帯電話を見返します。すると、そこに未送信の動画があることを発見します。気になった翔が動画を再生すると、そこには「翔に幸せになってほしい」というメッセージと共に、翔への謝罪が行われていました。

神社では、菜穂たちが翔を待ちますが、一向に現れる気配がありません。異変に気付いた菜穂達は、翔を探すため、翔の家へ向かいます。

 

その頃翔は自転車を漕いでいました。母親に謝るために、手紙に書かれていた通り、自らの命を絶ちにいこうとしたのです。

翔は事故が発生した十字路の目の前まで来ていました。しかし、トラックにぶつかる寸前のところで、今までの菜穂達との思い出が蘇ります。死ぬのが怖くなり、翔はトラックを回避します。

そこに、菜穂達は駆け寄ります。みんなで翔に温かい言葉をかけ、翔が生きていたことについて感謝します。

 

10年後の菜穂たちの思いは今の彼女に届き、10年後の後悔がこの世界では果たされたのです。

『orange』の感想

この映画では、重要なテーマとして「後悔」があげられます。未来の自分がした後悔を過去の自分が果たしていくという、時をかけて思いを叶えるという内容は、とてもロマンチックなものであると感じました。

また、翔の後悔も非常に鮮明に描かれています。自分のしてしまった取り返しのつかないことが頭から離れず、何をしていてもふと脳裏にそのことがよぎってしまう。そんな翔の心情が見ている側に非常に伝わるため、翔を見ていて非常に悲しい気持ちになりました。

後悔は誰にでもあると思います。自分の今生きている世界が変えられないとしても、せめて違う世界の自分だけは救いたい、こんな菜穂や須和の姿に、共感できる人は多いのではないでしょうか。

『orange』の視聴方法

『orange』はDVDの購入やレンタル、U-NEXTやdTVなどの動画配信サービスで視聴することができます。

2020年1月現在、『orange』を視聴できるサービスは以下の通りです。

サービス名配信状況月額料金
U-NEXT見放題1,990円
Hulu視聴不可1,026円
Amazonプライムビデオ見放題500円
Netflix視聴不可800円
FODプレミアム有料レンタル888円
dTV見放題500円
dアニメストア視聴不可400円
auビデオパス視聴不可562円
Paravi視聴不可925円
NHKオンデマンド視聴不可990円
TSUTAYAプレミアム無料レンタル1,100円
ディズニーデラックス視聴不可770円
DAZN視聴不可1,750円
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