映画『おもひでぽろぽろ』のあらすじ・ネタバレ・感想

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子供のころの記憶を思い出しながら、今を生きるOLが描かれる『おもひでぽろぽろ』。

今回は、映画『おもひでぽろぽろ』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想・視聴方法についてご紹介します。

『おもひでぽろぽろ』の作品概要

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上映日1991年7月20日
上映時間118分
制作国日本
監督高畑勲
原作岡本蛍/刀根夕子『おもひでぽろぽろ』
脚本高畑勲
音楽星勝
主題歌都はるみ「愛は花、君はその種子」
出演今井美樹/柳葉敏郎/本名陽子

田舎暮らしに憧れる東京育ちのタエ子が、田舎の農家で過ごす中で、自分の幼い頃の記憶を思い出し、現実を変えていく物語。

『火垂るの墓』を製作した高畑勲が監督を務めている。2016年にはアメリカで英語吹替版が公開され、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に出演しているデイジー・リドリーが主役を演じた。

『おもひでぽろぽろ』のあらすじ

主人公のタエ子は、10日間休暇を取って姉の嫁ぎ先の山形県に向かう。帰る田舎を持っていなかったタエ子は密かにそれに憧れていたため、胸を躍らせて列車に乗り込む。

その後、姉の夫の親類の農家にお世話になることになり、田舎での生活を満喫する。そんな時に、その農家の跡取り息子のトシオとの結婚をほのめかされたタエ子は混乱してしまう。

登場人物紹介

岡島タエ子(声:今井美樹)

27歳の主人公。東京のOLで、田舎での生活にあこがれている。義兄の親戚の農家に数日間滞在する。

岡島タエ子(声:本名陽子)

小学5年生のタエ子。作文が得意で、算数が苦手。末っ子らしくわがままな性格。

トシオ(声:柳葉敏郎)

25歳。サラリーマンから農家の跡取りに転身した。タエ子に優しく接する。

『おもひでぽろぽろ』のネタバレ

この先、『おもひでぽろぽろ』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

山形へ

1982年の夏、27歳のOL・岡島タエ子は休暇を取って姉・ナナ子の夫の親戚の農家に滞在をさせてもらうことになった。

電話で母親から結婚の催促がかかるも、今のタエ子は結婚に興味がなく、彼女は胸を弾ませて農家へと向かう。

山形行きの寝台特急に乗ったタエ子は、自分が東京生まれの東京育ちだったために、夏休みに田舎へ遊びに行くというクラスメイトを羨ましく思っていた小学五年生の頃のことを思い出した。

 

電車を乗り継いで最寄りの駅に到着したタエ子は、農家の跡取り息子で元サラリーマンのトシオと出会う。トシオの車で農家に着いたタエ子は、紅花摘みなどの農作業を手伝った。

それからタエ子は、トシオやその家族とのふれあいを通して事あるごとに小学5年生の自分の記憶を振り返る。

淡い初恋の記憶や分数の割り算、当時は珍しかったパイナップルの味などを思い出すうちに、次第にタエ子は農家の人々の暮らしに魅力を感じるようになった。

結婚の話

ある日、タエ子はトシオの祖母からトシオとの結婚話を持ち掛けられる。それは田舎への永住を意味していたため、そこまでの覚悟ができていないタエ子は思わず家を飛び出してしまった。

そんな時、車に乗ったトシオが現れ、タエ子はその車に乗った。タエ子はふと、幼い頃に転校して来たあべくんの話をし始める。あべくんは家が貧しく乱暴だったため、クラスメイトから嫌われていた。

しかし、タエ子はそんな彼とごく自然に接していた。しばらくしてあべくんはまた転校することになるが、タエ子とだけはお別れの握手をしないまま行ってしまった。

気を落としながら話したタエ子は、トシオの「あべくんが握手をしなかったのはタエ子のことが好きだったからじゃないのか」という言葉に救われる。

 

そしてトシオは、結婚のことで悩むタエ子に「祖母の言ったことを気にする必要はないし、万が一そうなってもタエ子はタエ子のペースとやり方でやって行けばいい。無理なら素直に辞めたっていいんだ」と言い、優しく励ました。

トシオの言葉に勇気をもらったタエ子は、彼の明るく素直なところに少しずつ惹かれ始めた。

決意

トシオに励まされて元気を取り戻したタエ子は民家に戻り、そしてついに東京へ帰る日になった。タエ子はトシオの祖母に結婚の返事をしないまま電車に乗り、世話になった農家の人々に別れを告げる。

電車に乗り込んだタエ子は、車中でこれまでの人生の記憶を一気に思い出した。そしてトシオともっと話がしたいと思ったタエ子は、途中で電車を降りて公衆電話へ駆け込み、トシオの家に電話をかける。

するとトシオは車で迎えに来てくれた。結婚を決意してトシオの車に乗り込むタエ子を、小学5年生の頃のタエ子とその同級生たちの面影が静かに見守っていた。

『おもひでぽろぽろ』の感想

ジブリ作品には、昔懐かしい雰囲気が醸し出されている映画がとても多いです。本作も、例に漏れず80年代のレトロな時代が舞台になっています。

そして、当時の様子をリアルに写し取るべく、高視聴率だったドラマや流行っていた曲のカセットを探して映画の中で流すなど、忠実に現実を再現する試みがなされているという特徴があります。

そのため、よりリアルにタエ子の回想の世界に入っていくことができました。またタエ子が、帰る田舎を持っている同級生を羨ましく思っていることにも非常に共感できました。

しかし、タエ子は嘆くだけではなく農家に嫁ぐことでそれを大人になってから実現したので、そのように積極的に生きる姿勢に感動しました。タエ子のように、自分で未来を切り拓いていく人になりたいと思えた作品です。

『おもひでぽろぽろ』の視聴方法

現在、『おもひでぽろぽろ』を視聴できる動画配信サービスはありません。DVDの購入やレンタルでのみ視聴できます。