映画『ナイトミュージアム』のあらすじ・ネタバレ・感想

洋画

バツイチ警備員・ラリーの冒険を描くシリーズの第一作目である『ナイトミュージアム』。

今回は、映画『ナイトミュージアム』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想をご紹介します。

『ナイトミュージアム』の作品概要

created by Rinker
20th Century Fox Jp
¥1,280 (2020/07/02 20:31:43時点 Amazon調べ-詳細)
上映日2007年3月17日
上映時間108分
制作国アメリカ合衆国
監督ショーン・レヴィ
原作ミラン・トレンツ『The Night at the Museum』
脚本ロバート・ガラン/トーマス・レノン
音楽アラン・シルヴェストリ
主題歌アース・ウィンド&ファイアー「セプテンバー」
出演ベン・スティラー/カーラ・グギノ/ディック・ダイク/ミッキー・ルーニー/ビル・コッブス/ロビン・ウィリアムズ

夜になると展示物が動き出す不思議な博物館で、警備員として働くことになった主人公・ラリー。予想もしない動きをする展示物にラリーは悪戦苦闘する。

ラリーは歴史の勉強を通じて展示物との絆を深め、アクンメラーの石板を盗む悪と戦う。

『ナイトミュージアム』のあらすじ

中年男のラリーは定職についていなかった。しかし、元妻に「定職につかないと息子とは会わせない」と言われてしまい、ハローワークで博物館の夜間警備員の仕事を見つける。

そこは、夜になると展示物が動き出す博物館だった。

登場人物紹介

ラリー(ベン・スティラー)

バツイチの主人公。定職についていないため、元妻・エリカに「もう息子とは会わせない」と言われてしまう。そして、仕事を探して自然史博物館の夜警として働くようになる。

ニック(ジェイク・チェリー)

ラリーの10歳の息子。ラリーとエリカが離婚したあと、エリカと新しい夫・ドンと3人で暮らし始めた。ドンと同じ株トレーダーを目指している。

レベッカ(カーラ・グギノ)

自然史博物館のガイド。ラリーに歴史を教える。

セシル(ディック・ダイク)

自然史博物館の夜警。ガス、レジナルドという男たちと長年夜警を勤めていたが、ラリーがやって来たことで解雇された。

『ナイトミュージアム』のネタバレ

この先、『ナイトミュージアム』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

夜間警備員

中年男のラリーは、ぱっとしない人生を送っていた。元妻のエリカは株のトレーダーであるドンと再婚しており、息子のニックもドンになついている。ラリーは、ニックとは定期的に会っていた。

発明好きのラリーは、かつてパッチンパッチン産業という会社を立ち上げた。しかし、その会社が潰れてからというもの、ラリーは定職に就かずに仕事を転々としていた。10歳になったニッキーは、ドンと同じく株のトレーダーになることを目指している。

ニックは、現実を見ずに職を転々とするラリーにあきれていた。同時にラリーは、元妻のエリカから「定職に就かないなら、ニックと会わせない」と言われてしまう。

 

ラリーはハローワークに行き、自然史博物館の夜間警備員のアルバイトを紹介された。博物館を訪れたラリーは、館長のマクフィーやガイドのレベッカに案内される。そして、現在警備員をしているセシル、レジナルド、ガスと面会した。

セシルは背が高い3人のリーダーで、レジナルドは初老の黒人男性、ガスは背が低い小太りの男性だった。赤字続きの博物館は、3人のベテラン夜警を解雇して、新人1人を雇うことにしたのだという。

セシルは、「明日の午後5時に引き継ぎをする」と言った。帰宅したラリーは、エリカに仕事が決まったことを報告する。

動く展示物

翌日の午後5時、 博物館の鍵と懐中電灯、マニュアルを渡されたラリーは「誰も入れるな。出すな」とセシルに言われた。ラリーはその言葉に疑問を感じつつ、さっそく見回りを始める。しかし、ラリーはとんでもないことに気付いてしまった。

なんと、ロビーにあったはずのティラノサウルスの骨格標本がなくなっていたのだった。博物館の奥へ進むと、骨格標本は動いて水を飲んでいた。

驚いて逃げたラリーに、ティラノサウルス(レクシー)は骨を投げてくる。マニュアルを見ると「項目1 骨を投げろ」と書かれていた。ラリーが骨を投げると、レクシーは犬のように骨を追っていった。

2階に行くと、そこでも展示物が動き出していた。第26代大統領セオドア・ルーズベルトの蝋人形のテディや、ローマ帝国時代のミニチュア人形のオクタヴィウス、西部開拓時代のミニチュア人形のジェドなどに驚かされたラリーは、エレベーターで1階に逃げる。

 

1階のアフリカ動物のはく製が展示されている部屋に着き、マニュアルを見たラリーは、「項目2 人食いライオンに注意」と書いてあるのに驚く。そのとき、ラリーは猿のデクスターに鍵を盗まれてしまった。さらに、マニュアルも奪われて破かれてしまう。

その後、展示物たちの争いに巻き込まれてしまったラリーを、テディが助けに来た。そしてテディは、1952年のナイル探検で発掘された「アクメンラーの石板」が博物館に持ち込まれて以来、展示物たちが動くようになったのだと言った。

そして展示物たちは、太陽光を浴びると灰になってしまうのだという。朝になる頃には、展示物は元いた場所に戻った。「夜警なんかやめてやる」と思ったラリーは、博物館の外でニックと会った。ラリーが新しい仕事に就いたことを喜んでいるニックを見て、ラリーは夜警を続けることにする。

ラリーがセシルに「マニュアルの控えがない」と相談すると、セシルは「歴史の勉強をしろ」と言った。

盗まれた石板

ガイドのレベッカを見つけたラリーは、「歴史の話を聞かせてほしい」と頼む。さらに、ラリーは歴史の本を読んだり、インターネットで調べたりして歴史の勉強に励んだ。

そして、ラリーは夜に備えてレクシーの骨を1本取り、ラジコンにくくりつける。展示物が動き始めると、ラリーはラジコンを使って骨を動かし、レクシーに追わせた。そのほかの展示物たちの悩みも解決し、ラリーは順調に見回りをする。

しかし、いたずら好きのデクスターがマンモスを放しており、結局その夜も大騒動になってしまった。夜明けが近づき、展示物は元の位置に戻ろうとするが、原始人が1人だけ窓から外に出てしまっていた。

そして、朝日を浴びて灰になってしまう。ラリーは、それを見てショックを受けた。その騒動の間、何者かがアクメンラーの石板を引きだしの中に隠していた。

 

翌日、ラリーはニックを博物館に呼んだ。さらにレベッカにも夜になると展示物が動き出すことを伝えたが、レベッカは真に受けずに帰ってしまう。

夜になり、ラリーはニックを案内するが、展示物は動かなかった。ラリーが異変を感じて地下のエジプトエリアに行くと、アクメンラーの石板が無くなっていた。

アクメンラー復活

ラリーが外を見ると、あやしげな車が止まっていた。石板は、元夜警のセシル、レジナルド、ガスが盗み出そうとしていたのだ。アクメンラーの石板は人間にも効果があり、初老のセシルたちも夜の間だけは元気に動けるのだという。

セシルたちは石板を持って逃げ、ラリーとニックはエジプトエリアで閉じ込められてしまった。困ったラリーが棺を開け、中に入っているミイラの包帯を取ると、古代エジプトの王・アクメンラーが出てきた。

 

アクメンラーの助けでエジプトエリアから抜け出したラリーは、博物館全体に協力するよう呼びかけるが、誰も話を聞いてくれなかった。そのとき、モアイ像が一喝して、場は静まる。ラリーは展示物たちに状況を説明し、力を合わせて石板を取り返すことになった。

ジェドとオクタヴィウスは、3人が乗っている車のタイヤの空気を抜く。車を使えなくなったセシルたちは、博物館に戻って馬車に乗り、逃亡する。ラリーはテディの馬で馬車を追いかけ、石板を取り戻した。そして、石板をアクメンラーに渡し、展示物を呼び戻すよう頼む。

 

やがて朝になったが、博物館の中は散らかったままだった。館長はそれを見てラリーをクビにしようとする。

ところが、朝のニュースで「自然史博物館の展示物が動いた」と報道されると、ニュースを見た人々が博物館に押し寄せた。それを見た館長は、ラリーに一度取り上げた懐中電灯と鍵を返す。

 

 

後日、ラリーはニックの父親として授業参観に参加した。ラリーを見たニックは、嬉しそうな表情を浮かべる。その夜、仲良くなった展示物たちとパーティーをするニックを、ラリーは笑顔で見つめるのだった。

『ナイトミュージアム』の感想

コメディでありながら、親子の絆や展示物との関わりを描いたヒューマンドラマでもあると感じました。始めは展示物たちに翻弄されていたラリーが、 徐々に展示物たちと打ち解け、最終的に協力して悪に立ち向かうというストーリーが分かりやすかったので、子供でも楽しめると思いました。

夢想家のダメ人間ラリーは、妻も子供も取られてしまい、絶望的な生活を送っています。まだ10歳のニックは、新しい父親の影響で「株のトレーダーになる」という現実的な思考を持ってしまい、子供らしさがありません。

そんな夢を失ったニックに、ラリーが子供らしさを取り戻させようとする思いが感じられました。また、ニックとの関係を良いものにしていこうとする、ラリーの意思も伝わりました。

アクメンラーが、「ケンブリッジに展示されていたから英語が話せる」という設定や、小人がガリバー旅行記のようにラリーを縛っている場面が面白かったです。