映画『マイ・フェア・レディ』のあらすじ・ネタバレ・感想

洋画

同名のミュージカルの映画版である『マイ・フェア・レディ』。

今回は、映画『マイ・フェア・レディ』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想をご紹介します。

『マイ・フェア・レディ』の作品概要

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上映日1964年12月1日
上映時間170分
制作国アメリカ合衆国
監督ジョージ・キューカー
脚本アラン・ラーナー
音楽アンドレ・プレヴィン
出演オードリー・ヘプバーン/レックス・ハリソン/スタンリー・ホロウェイ/ウィルフリッド・ハイド=ホワイト/グラディス・クーパー/ジェレミー・ブレット

『マイ・フェア・レディ』は、1964年のアメリカ映画。バーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』を原作としたヒットミュージカルをもとに製作された。

下町の貧しい娘が、華麗な淑女へと変身するシンデレラストーリー。男女間の対立や階級など、深いテーマを扱っている。

『マイ・フェア・レディ』のあらすじ

貧しい花売り娘のイライザは訛った英語を使っていた。その様子を見た言語学者のヒギンズ教授は、友人のピカリング大佐に「彼女を4か月で淑女に育て上げる」と約束した。今よりも良い暮らしをしたいと思っていたイライザは、ヒギンズ教授が裕福なのを知って誘いに乗ることにした。

次の日から、イライザはヒギンズ教授の家で暮らすようになり、淑女を目指して特訓に励む。

登場人物紹介

イライザ(オードリー・ヘプバーン)

主人公の貧しい花売り。ヒギンズ教授に見初められ、優雅な淑女へと変貌をする。

ヒギンス教授(レックス・ハリソン)

言語学の教授。イライザに正しい英語の発音を教える。

アルフレッド(スタンリー・ホロウェイ)

イライザの父親。貧しい生活を送りながらも、陽気に暮らしている。

ピカリング大佐(ウィルフリッド・ハイド=ホワイト)

イライザに優しく接する人物。イライザは、淑女らしい立ち振舞いやマナーをピカリング大佐から学んだ。

『マイ・フェア・レディ』のネタバレ

この先、『マイ・フェア・レディ』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

賭け

言語学の教授であるヒギンズ教授は、相手の話し方や発声を聞くだけで、出身地を当てることができる特技を持っていた。あるとき、ヒギンズ教授とピカリング大佐は、ひどく訛った英語で花を売る貧しい少女を見かける。

そして、ヒギンズ教授はピカリング大佐に「自分が教えれば、完璧な発声をする淑女に育てられる」と言った。2人は、ヒギンズ教授が4か月で少女を淑女にできるかどうか賭けをすることにした。

イライザというその少女は、急に声をかけられて困惑する。しかし、イライザはヒギンズ教授が裕福であることを知って、自分も良い暮らしができるかもしれないと思い、2人の誘いに乗ることにした。

特訓

イライザはヒギンズ教授の邸宅で暮らし、訛りを矯正する訓練を始めた。発音から直すため、イライザは何度も同じ言葉を復唱させられる。しかし、普段食べられないチョコレートをもらうために、イライザはこの訓練を必死で耐えた。

ヒギンズ教授の母は、教授に早く結婚してほしいと考えていたため、ヒギンズ教授がくだらない実験に興じていることを良く思っていなかった。

また、イライザの父親であるアルフレッドは、ヒギンズ教授の邸宅にやってきた。イライザと引き換えに、金を要求するためだった。

ヒギンズ教授が「娘を売るのか」と軽蔑すると、アルフレッドは「道徳なんてものは中流以上の階級の特権だ」と言った。その後、イライザは再び特訓に明け暮れる。

社交界デビュー

特訓の末、イライザはついに上流階級の話し方をマスターする。その後、イライザは、競馬上で社交界デビューを果たした。しかし、正しく発音することはできても、上流階級のマナーを知らないイライザは恥をかいてしまう。

そこで、イライザは発音だけでなく振る舞いにも気を配るようになった。そしてイライザは大使館のパーティで完璧な淑女を演じ、ハンガリーの皇族の出身に違いないと言われるまでになった。

同時にイライザの美しさは人々を魅了し、社交界で話題となる。そんなイライザを見て、上流社会のフレディという青年が一目惚れするほどだった。ヒギンズ教授とピカリング大佐は、イライザの成功を喜ぶ。

 

しかし、イライザは自身の変身が、ヒギンズ教授とピカリング大佐の単なる賭けごとだと知り、ショックを受けた。

ピカリング大佐との賭けに勝ったことで、ヒギンズ教授はイライザへの興味を失ってしまう。そんなヒギンズ教授とイライザはケンカになり、イライザはヒギンズ教授の邸宅を出て行く。

イライザは出身地の下町に戻ったが、かつての友人は誰もイライザに気付かなかった。イライザは悲しい気持ちになった。

一方でヒギンズ教授は、イライザがいなくなって寂しさを感じていた。ヒギンズ教授が寂しさを紛らわせるために録音したイライザの声を聞いていたとき、イライザが戻ってくる。イライザも、ヒギンズ教授と同じ気持ちだったのだ。

『マイ・フェア・レディ』の感想

下町のさえない娘だったイライザが、誰もがうらやむ淑女に変身する物語です。脱皮したあとのイライザの美しさはすさまじかったです。

夢のようなシンデレラストーリーですが、現実味のなさは気にならず、終始わくわくした気持ちで観れました。ミュージカルが元になっているということで、陽気な歌やダンスが登場するからだと思いました。

庶民のイライザと、ヒギンズ教授や社交界の人々の間には明確な貧富の差があります。それを理解しているヒギンズ教授が、今だったら訴えられそうなことをイライザに言っていることに驚きました。女性の教育が一つのテーマになっていますが、こうした格差にも時代を感じます。

貧しい生活から抜け出すために、ひたむきに努力するイライザの姿を見て、「自分を変えたい」という前向きな気持ちがわき上がってくる映画です。