上映が大幅に延長されるなど、大好評となった『モンスターズ・インク』。
今回は、映画『モンスターズ・インク』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想・視聴方法をご紹介します。
このページの目次
『モンスターズ・インク』の作品概要
上映日 | 2002年3月2日 |
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上映時間 | 94分 |
制作国 | アメリカ合衆国 |
監督 | ピート・ドクター |
脚本 | ダン・ガーソン/アンドリュー・スタントン |
音楽 | ランディ・ニューマン |
主題歌 | ジョン・グッドマン/ビリー・クリスタル「君がいないと」 |
出演 | 石塚英彦/田中裕二/井上愛理/青山穣/大平透/高乃麗 |
人間の子供の悲鳴を集め、それを動力源にするモンスターワールドが舞台となっている。悲鳴を集めるのはモンスターズ・インクという企業で、そこでは数々のモンスターが働いている。
モンスターワールドに迷い込んだ人間の女の子・ブーを家に帰すため、サリーとマイクが奔走する様子が描かれている。
『モンスターズ・インク』のあらすじ
モンスターワールドの大企業であるモンスターズ・インクでは、人間の悲鳴を集めるために多くのモンスターが働いている。ある日、そこの社員のサリーは、社内に迷い込んだ人間の女の子・ブーと遭遇する。
サリーがブーを人間の世界の返すことに力を尽くす一方で、サリーのライバルのランドールは、ブーのことを狙っている。それは、ある黒幕にブーを使った実験を任されているからだった。サリーとアシスタントのマイクは、その黒幕と戦う。
登場人物紹介
サリー(声:石塚英彦)

モンスターズインク社一の怖がらせ屋。「人間の子供を愛してはいけない」という掟を破ってしまう。
マイク(声:田中裕二)

サリーの親友兼アシスタント。短気でそそっかしい性格。
ブー(声:井上愛理)

モンスターワールドに迷い込んでしまった好奇心旺盛な女の子。いざという時には頼りになる勇敢さを持ち合わせている。
ランドール(声:青山穣)

モンスターズ・インクの社員で、業績はサリーに続く2位。サリーのことを敵視している。
ウォーターヌース(声:大平透)
モンスターズ・インクの社長。安心安全をモットーに会社を経営する。
[出典:https://kids.disney.co.jp/character.html]
『モンスターズ・インク』のネタバレ
モンスターワールドの問題
モンスターワールドでは、人間の子供の悲鳴をエネルギーにしてモンスターが暮らしている。悲鳴は、大企業のモンスターズ・インクが集めている。会社からは自由に子供の部屋に行くことができ、モンスターたちは子供の悲鳴を回収するのだった。
しかし、近頃の子供たちは映画やゲームなどの影響で簡単には怖がらなくなってしまった。そのため、モンスターズ・インクの業績は悪くなり、モンスターワールドではエネルギーが不足するようになってしまった。
ブーとの出会い
サリーとマイクは、モンスターズ・インクで勤める優秀なコンビだ。特に怖がらせ屋のサリーは、その業績の良さでどの社員からも尊敬されていた。そんなふたりを敵視するのは、サリーに次ぐ2番手の怖がらせ屋・ランドールだ。
ある日、サリーは業務外時間にも関わらず、出入り可能になっているドアを見つける。不思議に思って中を確認すると、偶然その部屋にいた人間の女の子・ブーがモンスターワールドへ入り込んでしまった。
慌てたサリーはブーをカバンに入れ、マイクへこのことを打ち明ける。しかし、人間の子供がモンスターワールドに来てしまったことは瞬く間に広がり、会社はパニックに陥ってしまう。
ブーを人間の世界へ返すために、サリーとマイクはモンスターに変装させたブーを会社へ連れて行った。しかし、その時点でサリーはブーに愛着を感じるようになっていた。
次の日、ランドールはブーを誘拐しようと企んでいた。実は、ランドールがドアを開けっぱなしにして目を離したすきに、ブーがこちらの世界に来てしまったのだった。ランドールは、社内で極秘に作られた「悲鳴吸引器」を実験的にブーに使おうとしていたのだった。
悲鳴吸引機は、子供から悲鳴を効率よく吸い出せるというメリットがある反面、子供の命を奪う危険性のあるものだった。
黒幕
ランドールの企みを知ったサリーは、モンスターズ・インクの社長のウォータヌースにすべてを話す。事情を聞いたウォーターヌースは、ブーを人間の世界へ返すために動いてくれた。
しかし、サリーたちの前に現れたのは、ブーの部屋に続くドアではなく、ヒマラヤ山脈につながるドアだった。実は、ウォーターヌースはランドールの実験の黒幕で、事情を知るマイクとサリーを消そうとしたのだ。
ヒマラヤの雪山に放り出された2人は、かつてモンスターワールドから追放されたイエティに助けられる。2人はそりに乗ってモンスターワールドへ戻り、ブーの元へ急いだ。そして、間一髪のところで実験を阻止することに成功した。
サリーとマイクは、ブーの部屋のドアを探すもウォーターヌースに邪魔される。彼は、「エネルギーを得るためなら、何千人でも子供を誘拐するつもりだ」と宣言した。しかし、それは盗聴されて子供検閲局という公的機関に聞かれていたため、ウォーターヌースは逮捕される。
解決
そしてブーは人間界に返され、ブーの部屋に続くドアはシュレッダーで粉々にされてしまった。今回の事件によってモンスターズ・インクは倒産してしまい、モンスターワールドのエネルギー不足は深刻化する。
そんな時、サリーは「子供を怖がらせるのではなく、笑わせれば良いのでは」と考えた。そして、サリーはモンスターズ・インクの社長に就任し、悲鳴の何倍ものエネルギーを発する笑いを集め始めた。
すると、業績は上がってエネルギーも十分に供給できるようになった。しかし、サリーはブーのことが忘れられず、いつもドアの破片を眺めていた。
ある日、サリーはマイクに連れられて会社の研修室を訪れる。なんとそこには、粉々になったはずのブーの部屋のドアがあった。マイクが長い時間をかけて直したのだ。
サリーが持っていた最後の一片をはめこむと、ドアは完全に直り、ブーの部屋と繋がった。サリーがドアを開けてブーを呼ぶと、サリーを呼ぶ声が返ってきた。
『モンスターズ・インク』の感想
カラフルで可愛らしく描かれていますが、エネルギー問題を取り上げているのが興味深かったです。「足りなければ、どんな手を使ってでも搾取すればいい」というウォーターヌースと、「モンスターと人間、どちらもWIN-WINになる方法はないか」と考えるサリーの対比が見事でした。
また、モンスターが当たり前のように会社で仕事をしていたり、事務をしたりしているのがやけに現実味があって面白かったです。ラストのNGシーンしかり、こうしたクスッと笑えるネタを放り込むところがピクサーの魅力だと思います。
さらに、石塚英彦さんも田中裕二さんも、ものすごく役にはまっていると感じました。特に、田中裕二さんはよくしゃべるマイクの特徴を上手く捉えています。やはり、芸人さんには声優の才能があると思いました。
『モンスターズ・インク』の視聴方法
『モンスターズ・インク』はDVDの購入やレンタル、ディズニーデラックスなどの動画配信サービスで視聴することができます。
2020年5月現在、『モンスターズ・インク』を視聴できるサービスは以下の通りです。
サービス名 | 配信状況 | 月額料金 |
---|---|---|
U-NEXT | 有料レンタル | 1,990円 |
Hulu | 視聴不可 | 1,026円 |
Amazonプライムビデオ | 有料レンタル | 500円 |
Netflix | 視聴不可 | 800円 |
FODプレミアム | 視聴不可 | 888円 |
dTV | 有料レンタル | 500円 |
dアニメストア | 視聴不可 | 400円 |
auビデオパス | 視聴不可 | 562円 |
Paravi | 有料レンタル | 925円 |
NHKオンデマンド | 視聴不可 | 990円 |
TSUTAYAプレミアム | 視聴不可 | 1,100円 |
ディズニーデラックス | 無料レンタル | 770円 |
DAZN | 視聴不可 | 1,750円 |
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