映画『レオン』のあらすじ・ネタバレ・感想

洋画

少女と殺し屋の奇妙な同居生活を描いた作品、『レオン』。

今回は、映画『レオン』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想についてご紹介します。

『レオン』の作品概要

上映日1994年9月14日
上映時間133分
制作国フランス、アメリカ
監督リュック・ベッソン
原作なし
脚本リュック・ベッソン
音楽エリック・セラ
主題歌スティング「Shape of My Heart」
出演ジャン・レノ/ナタリー・ポートマン/ゲイリー・オールドマン/ダニー・アイエロ

舞台はニューヨーク。少女マチルダは家族が殺されてしまったことをきっかけに、プロの殺し屋であるレオンと同居を始める。

最初はマチルダを厄介(やっかい)な存在だと思っていたレオンだったが、さまざまな困難を乗り越えていくうちに2人の間には絆が生まれていく。

『レオン』のあらすじ

ニューヨークに住む殺し屋のレオンは、雇い主であるトニーの依頼を受けて暗殺を行う日々を過ごしていた。ある日、隣に住む少女マチルダが、「家族を殺された」と助けを求めてきたため、レオンは気まぐれで彼女を助けた。

犯人に復讐(ふくしゅう)したいマチルダは、レオンに「殺しの技術を教えてくれ」と頼み込む。最初は渋っていたレオンだったが、同居生活の上で次第に心を通わせていく。

登場人物紹介

レオン・モンタナ(ジャン・レノ)

イタリア系移民でプロの殺し屋。トニーの依頼を受けて暗殺を行う。友達はおらず、孤独な生活を送っている。

マチルダ・ランドー(ナタリー・ポートマン)

レオンの住む部屋の隣に住んでいる12歳の少女。年齢の割に大人びた言動をとる。実の父親と弟、継母とその連れ子である腹違いの姉と暮らしている。

ノーマン・スタンスフィールド(ゲイリー・オールドマン)

麻薬取締局に勤めながらも、裏では麻薬密売組織を操る男。非常に冷酷な性格である。

トニー(ダニー・アイエロ)

レオンの雇い主であり、イタリアンマフィアのボス。

『レオン』のネタバレ

この先、『レオン』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

2人の出会い

イタリア系移民のレオンは、雇い主のトニーから暗殺の依頼を受けて、それを実行する毎日を送っていた。友達はおらず孤独であり、「根がついてないところが自分と同じだ」と観葉植物を大事に育てていた。

一方、レオンの隣の部屋に住む少女マチルダは、実の父や継母、腹違いの姉に冷たくされ、つらい毎日を過ごしていた。ある日、父から虐待(ぎゃくたい)されて鼻血を出していたマチルダをレオンが発見し、2人は知り合った。

しかし、その翌日にスタンスフィールドが彼女の家族を殺してしまった。マチルダの父が麻薬を横領したことが原因だった。マチルダはたまたま外出していたせいで殺されずに済み、とっさに隣人のレオンに助けを求めた。レオンは少し迷ったが、マチルダを部屋に入れて助けたのであった。

 

血のつながった4歳の弟を殺されたことを悲しんだマチルダは、必ず犯人に復讐すると心に決める。マチルダはレオンに暗殺の方法を教えてもらい、代わりに家事全般を引き受けて学校に通ったことのないレオンに読み書きを教えるという、一見奇妙な同居生活がスタートした。

マチルダの危機

2人で同居生活を送っていたある日、マチルダは自分の家族を殺した犯人であるスタンスフィールドが麻薬取締局に勤めていることを知った。彼女は1人で麻薬取締局に乗り込み、復讐を行おうとするが、逆にスタンスフィールドに捕まってしまった。

マチルダが家に残した置き手紙で、彼女が麻薬取締局に侵入したことを知ったレオンは彼女のもとに向かい、スタンスフィールドの部下を殺し、危ないところでマチルダを救出した。

一方、部下を殺したのはレオンだと確信したスタンスフィールドは、レオンの殺害計画を始めるのであった。

 

2人の別れ

翌日、スタンスフィールドは市警の特殊部隊を連れて、レオンたちの住むアパートに突入した。激しい銃撃戦が繰り広げられる中、レオンはなんとかマチルダを外に逃がすことに成功する。

レオンは負傷した特殊部隊メンバーに成りすまして脱出しようとする。しかし、スタンスフィールドに見破られ、背後から撃たれてしまう。

息絶え絶えになったレオンは、「マチルダからの贈り物だ」と言って、スタンスフィールドに何かを手渡す。それは、手榴弾(しゅりゅうだん)の安全ピンであった。

次の瞬間、レオンが体に仕込んでいた手榴弾が爆発し、スタンスフィールドを巻き添えにして自爆したのであった。

 

その後、1人残されたマチルダは、トニーに「殺し屋の修業をさせてほしい」と頼むが断られる。しかし、レオンの遺産は彼の意志によって、トニーが少しずつマチルダに渡すことになっていた。マチルダは学校に戻り、庭にレオンの形見である観葉植物を植えるのであった。

『レオン』の感想

最初はマチルダを厄介者扱いしていたレオンが、次第にマチルダに対して心を開いていく様子が丁寧に描かれていました。レオンがマチルダを追いかけてふざけ合うシーンや、2人で物まねごっこをして遊ぶシーンなどは微笑ましかったです。

中年の男性と少女という奇妙な組み合わせではありますが、マチルダが年の割に大人びているので、不思議と2人のバランスはとれているのが面白かったです。

また、作品を通して観葉植物が効果的に使われています。どこにも根をはらない観葉植物は、友達も作らず孤独に生きるレオンの人生そのものです。彼が死んでしまった後に、マチルダが観葉植物を植えて「もう大丈夫よ、レオン」とつぶやくシーンは印象的でした。