映画『鑑定士と顔のない依頼人』のあらすじ・ネタバレ・感想

洋画

2013年に公開されたイタリアの恋愛ミステリー映画。

今回は、映画『鑑定士と顔のない依頼人』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想・視聴方法をご紹介します。

鑑定士と顔のない依頼人』の作品概要

created by Rinker
¥1,027 (2020/09/25 12:04:10時点 Amazon調べ-詳細)
上映日2013年
上映時間124分
制作国イタリア
監督ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽エンニオ・モリコーネ
主題歌エンニオ・モリコーネ「The Best Offer」
出演ジェフリー・ラッシュ/ジム・スタージュ/シルヴィア・フークス/ドナルド・サザーランド/フィリップ・ジャクソン/ダーモット・クロウリー

『鑑定士と顔のない依頼人』はジュゼッペ・トルナトーレ監督・脚本による、ミステリー映画である。音楽は、エンニオ・モリコーネが担当している。エンニオ・モリコーネは大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」の音楽を担当し、2019年には旭日小綬章を受賞した。

偏屈な美術鑑定士ヴァージルは、「シャイン」などのジェフリー・ラッシュが演じており、共演には『アップサイドダウン 重力の恋人』などのジム・スタージェス、ベテランのドナルド・サザーランドらが名を連ねる。

『鑑定士と顔のない依頼人』のあらすじ

偏屈だが、天才的な鑑定眼を持つ鑑定人のヴァージル・オールドマンは、ある依頼を受ける。それは、資産家の両親が亡くなり、屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという若い女性からの、ごくありふれた依頼だった。

しかし、依頼人はどういうわけか決して姿を現そうとしない。ヴァージルは不審に思いながらも、依頼を断るわけにはいかなかった。なぜならその屋敷の床には、歴史的発見となるかもしれないある美術品の一部が転がっていたのだ。

ヴァージルは密かに持ち帰ったその美術品の一部を調べると共に、依頼人の身辺を探る。ところが、ヴァージルは屋敷を訪れるたびに新たな謎と立ち向かうことになる。

登場人物紹介

ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)

オークションの鑑定士。偏屈な性格だが、天才的な鑑識眼を持つ。

クレア・イベットソン(シルヴィア・フークス)

資産家の令嬢。ヴァージルに家の美術品の鑑定を依頼する。

ロバート(ジム・スタージェス)

美術品の修復家。ヴァージルとはよく一緒に仕事をおこなっていた。

ビリー・ホイッスラー(ドナルド・サザーランド)

画家であり、ヴァージルに恨みを持っている。

フレッド(フィリップ・ジャクソン)

クレアの館に仕える使用人。ヴァージルとクレアの仲介をおこなっていた。

『鑑定士と顔のない依頼人』のネタバレ

この先、『鑑定士と顔のない依頼人』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

ヴァージルへの依頼

偏屈だが天才的な鑑定眼を持つ鑑定士のヴァージル(ジェフリー・ラッシュ)は、画家のビリー(ドナルド・サザーランド)と組んで価値のある美術品を安値で落札し、それを自宅の隠し部屋にコレクションしていた。

あるとき、ヴァージルはクレア(シルヴィア・ホークス)と名乗る資産家の令嬢から、自宅にある美術品の鑑定を依頼される。早速、クレアのもとに向かったヴァージルだが、何故かクレアはヴァージルの前には姿を現さない。

彼女の振る舞いにバカにされたと苛立つヴァージルだったが、しぶしぶ美術品鑑定の依頼を引き受ける。クレアとヴァージルは互いに顔を合わせることのないまま鑑定作業を続けていく。鑑定を進める中で、ヴァージルは、何かの部品のようなものを見つける。

修理士のロバート(ジム・スタージェス)によれば、それは18世紀に作られたらしい貴重な機械人形(オートマタ)の部品だという。部品が揃えて復元できれば、大変価値の高い品となるに違いなかった。

謎の女、クレア

ヴァージは「なぜ自分の前に姿を現さないのか」とクレアに尋ねる。クレアは、「広場恐怖症」という精神疾患を患っていて、自室から外に出ることが怖いのだとヴァージルに告げる。鑑定のために彼女の家に通っているうちに、ヴァージルはクレアに恋心を抱くようになっていく。

そして、ヴァージルは次第に「彼女が抱えている心の病気を治したい」と考えるようになる。ロバートの助言を得て策を講じた結果、ヴァージルはクレアを部屋の外に出させることに成功する。クレアと初めて顔を合わせたヴァージルは、一層深く彼女を愛するようになる。

クレアもそんなヴァージルに愛情を感じるようになっていき、ごく普通の男女として会話や食事をし、親密になっていく。しばらくすると、2人はヴァージルの自宅で暮らすようになる。

全てを失ったヴァージル

クレアとの幸せな暮らしを手に入れたヴァージルだが、幸せな時間は長く続かなかった。

イギリスでのオークションに出かけたヴァージルだが、自宅へ戻ってみると、クレアの姿はそこにはなく、隠し部屋に大切に保管していたコレクションもすべて消えていたのだ。ヴァージルは、クレアの自宅に向かうがそこにも彼女の姿はなかった。

ワラにもすがる思いでクレアの家の向かいにあるカフェに飛び込んだ。ヴァージルは、窓辺に座った女性から、クレアが237回も自宅に出入りしていたこと、そして、クレアとはヴァージルが愛した女ではなく、自分の名前だと告げられる。

そこでヴァージルは、はじめて自分がロバートと、クレアと名乗った女に騙されていたことを知るのである。

孤独な鑑定士

すべてを失ったヴァージルは、かつてクレアと名乗った女が話してくれたレストランに赴く。レストランはたくさんの時計が飾られたアンティークな内装の店だった。

たったひとりレストランに入ったヴァージルであったが、ウェイターに「おひとりですか」と尋ねられると、少し考えて力弱く「連れが来ることになってる」と告げ、物語は幕を閉じる。

『鑑定士と顔のない依頼人』の感想

最初この作品の予告を見たとき、「愛を知らない老人が、少女と触れ合うことで初めて愛を知る」みたいな物語かと思っていました。しかし、あまりに辛い結末にかなり驚かされました。

この物語を最後まで見ると、ヴァージルを取り巻く人間のほとんどが敵であったことに気づきます。ヴァージルには最初からあらがう術はなかったようです。

しかし、クレアの「この先何があっても愛してる」というセリフはかなり印象的でした。これは彼女が唯一心から発した言葉であったような気がします。きっと、ヴァージルもそう感じたからこそ、ラストシーンでクレアに紹介されたレストランに向かったのではないでしょうか。

『鑑定士と顔のない依頼人』は、物語のさまざまなところに伏線が張られているため、何度見ても楽しめる映画だと思います。ぜひご覧になってみてください。

『鑑定士と顔のない依頼人』の視聴方法

『鑑定士と顔のない依頼人』はDVDの購入やレンタル、Netflixなどの動画配信サービスで視聴することができます。

2020年5月現在、『鑑定士と顔のない依頼人』を視聴できるサービスは以下の通りです。

サービス名配信状況月額料金
U-NEXT見放題1,990円
Hulu見放題1,026円
Amazonプライムビデオ見放題500円
Netflix見放題800円
FODプレミアム視聴不可888円
dTV視聴不可500円
dアニメストア視聴不可400円
auビデオパス視聴不可562円
Paravi視聴不可925円
NHKオンデマンド視聴不可990円
TSUTAYAプレミアム無料レンタル1,100円
ディズニーデラックス視聴不可770円
DAZN視聴不可1,750円
  • 見放題無料レンタル:会員であれば無料で視聴・レンタルできます。
  • 有料レンタル:会員であってもレンタル料金が発生します。
  • 視聴不可:お取り扱いがありません。