映画『いま、会いにゆきます』のあらすじ・ネタバレ・感想

邦画

映画だけでなくドラマ化もされ、圧倒的な人気を博した『いま、会いにゆきます』。

今回は、映画『いま、会いにゆきます』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想・視聴方法をご紹介します。

『いま、会いにゆきます』の作品概要

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東宝
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上映日2004年10月30日
上映時間119分
制作国日本
監督土井裕泰
原作市川拓司『いま、会いにゆきます』
脚本岡田惠和
音楽松谷卓
主題歌ORANGE RANGE「花」
出演竹内結子/中村獅童/武井証/浅利陽介/市川実日子/大塚ちひろ

市川拓司によるベストセラー小説の実写化。死んだはずの妻が、梅雨の間だけ戻ってくるというファンタジー恋愛が描かれる。同年公開の『世界の中心で、愛をさけぶ』と同じ製作委員会に手掛けられた。翌年にはドラマ化された。

『いま、会いにゆきます』のあらすじ

28歳の巧は、1年前に妻の澪を亡くして息子の佑司と暮らしていた。澪は、死に際に「1年経ったら、梅雨の季節に戻ってくる」と言った。そして1年後、梅雨入りしたころに澪が戻ってきた。

巧と佑司は喜ぶが、澪は生前の記憶を失っていた。巧は、澪にこれまでの経緯を説明した。こうして、3人の奇妙な共同生活が始まる。

登場人物紹介

巧(中村獅童/浅利陽介)

28歳。脳に異常を抱えながらも、佑司と慎ましく生活している。

澪(竹内結子/大塚ちひろ)

巧の妻。27歳で病死するが、1年後に生前の言葉通り戻ってくる。

佑司(武井証/平岡祐太)

巧と澪の息子。家族思いの優しい少年。

永瀬(市川実日子)

巧と同じ職場で働く女性。脳の異常のせいで、スムーズに仕事ができない巧をサポートしてくれる。

『いま、会いにゆきます』のネタバレ

この先、『いま、会いにゆきます』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

死んだはずの澪

司法書士事務所で働く巧は、1年前に妻の澪を病気で亡くし、息子の佑司と2人で暮らしていた。 巧は、脳の異常による病を患っており、仕事が要領よく進められなかったり、人混みで気分が悪くなるなどの症状に悩まされていた。

かかりつけの医師と話していた巧は、澪が亡くなる前に言い残した「雨の季節になると戻って来る」という言葉が気になっていると打ち明けた。

 

梅雨に入ったある雨の日、巧と佑司は澪とよく行っていた森の中にある廃工場に向かう。そして、佑司は「ママ!」と叫んで廃工場に走って行った。そこには、亡くなったはずの澪がいた。驚く巧と佑司を見た澪は、「ママ?」と聞き返した。

しかし、澪は記憶を失っていた。巧は澪を家に連れて帰り、澪が自分の妻であることや、佑司の母親であることを説明する。こうして、巧と佑司、亡くなったはずの澪との生活が始まった。

これまで

次の日、巧は記憶を失ってしまった澪に、自分との出会いを話す。 高校生の頃、巧は澪に片思いをしていた。巧は将来有望な陸上選手だったが、レース中に転倒してケガを負ってしまう。

ブランクを乗り越えるべく、より一層練習に打ち込むようになった巧は、人とコミュニケーションを取らなくなり、澪とも話すことなく卒業式を迎えてしまう。

卒業式の日、澪は「卒業アルバムにメッセージを書いて欲しい」と巧に言った。巧は、その時に自分のペンまで澪に返してしまう。大学生になった巧は、ペンを返してもらうことを口実に澪と会い、日が暮れるまで話した。それから、2人は定期的に連絡を取るようになる。

 

巧は、大学でも陸上を続けていた。しかし、無理がたたって脳に異常が生じ、陸上を諦めざるを得なくなってしまう。ヤケになった巧は大学も辞めてしまい、澪にも一方的に別れを告げる。 しかし、あるとき巧のもとに澪から電話がかかってきた。

2人はひまわり畑で会い、巧は自分が澪にふさわしくないことを伝える。すると、澪はそんな巧を抱きしめた。やがて2人は結婚し、澪は佑司を生んで3人で暮らし始める。 巧から話を聞き終えた澪は、もういちど巧と関係を構築することを決めた。

梅雨明け

3人での生活に慣れてきたある日、佑司は澪と埋めたタイムカプセルを見つけてくる。その中には、生前の澪が書いた日記が入っていた。日記を読んだ澪は、何かを決意したように、佑司に家事を教えるようになる。

梅雨も終わりに近づいたころ、澪は巧の同僚の永瀬に会いに行く。永瀬は、要領よく作業を進めることが苦手な巧をサポートしていた。永瀬は、亡くなったはずの澪が現れて驚いた。

澪は、永瀬に「私は、梅雨が終わると消えてしまう」と打ち明け、自分がいなくなった後に巧と佑司の世話を永瀬に見てほしいと頼んだ。しかし、澪は次第に「巧が自分以外の誰かと結ばれているのは嫌だ」と思うようになった。

澪は、永瀬と別れた後にケーキ屋に向かう。そして、佑司が18歳になるまで誕生日を祝えるよう、12年分のケーキを予約した。そして、澪は「どうしても今日やりたくなった」と言って、来週に控えた佑司の誕生日を祝う。

 

ある日、佑司は空が晴れてセミの鳴き声が聞こえることに気づき、あわてて学校を早退して家に帰った。佑司は、家にいた澪を廃工場に連れて行く。巧も職場で梅雨明けのニュースを見て家に戻るが、そこに澪の姿はなかった。

澪は、自分がまもなく消えてしまうことを悟りながら、佑司と巧が来るのを待っていた。巧は廃工場に駆け付けると、澪のことを幸せにできなかったと謝る。澪は「巧のそばにいられて幸せだった」と言い、消えてしまった。

いま、会いにゆきます

その後、巧は澪が学生時代から書いていた日記を見つける。そこには、巧への想いがつづられていた。澪は、高校生の頃から巧のことが好きだったが、声をかけることができず、隣で眺めることしかできなかった。

そのまま卒業式を迎えてしまい、澪は勇気を振り絞って巧を呼び止め、「卒業アルバムにメッセージを書いて欲しい」と頼んだ。卒業後、アルバムの間に挟まれていた巧のペンを返すため、澪は巧と会った。

2人はそれから定期的に連絡を取るようになるが、その関係は長くは続かず、ある日急に巧から別れを切り出される。事情が分からない澪は、巧に会いに行くが、一方的に別れを告げられてしまう。

 

呆然として帰った澪は、あるとき町で巧を見かける。澪は、巧を追いかけるが、その途中で交通事故に遭ってしまい病院に運ばれていた。意識を失ってから目覚めた澪は、森の中の廃工場にいた。

事故に遭った20歳の澪は、未来にタイムスリップして28歳の巧と息子の佑司に出会っていたのだった。退院した澪は、自分が巧と結婚することと、27歳で死ぬことを知ってしまった。

澪は、巧と結婚しなければ死ぬことは避けられると考えた。しかし、巧と佑司との幸せな時間を過ごした澪は、巧と結ばれることを選ぶ。決意した澪は、巧に電話をかけて、巧の待つひまわり畑へと会いにいった。

『いま、会いにゆきます』の感想

自分の運命を知っていても、それを受け入れて前に進む澪の姿に、涙が止まりませんでした。死がテーマのストーリーであるにもかかわらず、全く暗い雰囲気が無くて不思議な映画です。

むしろ、自分が消えることを知った澪が、佑司のためにケーキを12年分予約したり、巧と澪が一から関係を構築したりと、とにかく愛にあふれていて温かみを感じました。

また、現実との関わりが極力排除されているのが、「死んだはずの人がよみがえる」という設定を自然にしていると思いました。また、梅雨の時期の湿って霧が出た森と、廃工場という非日常な光景が始めと終わりに出てきて、幻想的な雰囲気を醸し出していました。

死ぬことが分かっていても、澪は巧と佑司と暮らすことを選びました。澪がひまわり畑に行く場面は、「生まれ変わってもあなたに会いたい」という主題歌の歌詞とリンクしていて、より感動的なシーンとなっていました。

『いま、会いにゆきます』の視聴方法

『いま、会いにゆきます』はDVDの購入やレンタル、U-NEXTなどの動画配信サービスで視聴することができます。

2020年5月現在、『いま、会いにゆきます』を視聴できるサービスは以下の通りです。

サービス名配信状況月額料金
U-NEXT見放題1,990円
Hulu視聴不可1,026円
Amazonプライムビデオ見放題500円
Netflix見放題800円
FODプレミアム有料レンタル888円
dTV視聴不可500円
dアニメストア視聴不可400円
auビデオパス視聴不可562円
Paravi視聴不可925円
NHKオンデマンド視聴不可990円
TSUTAYAプレミアム有料レンタル1,100円
ディズニーデラックス視聴不可770円
DAZN視聴不可1,750円
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