映画『8年越しの花嫁』のあらすじ・ネタバレ・感想

邦画

奇跡の実話が『8年越しの花嫁』として待望の映画化。

今回は、映画『8年越しの花嫁』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想・視聴方法をご紹介します。

『8年越しの花嫁』の作品概要

created by Rinker
¥2,708 (2020/09/22 20:42:51時点 Amazon調べ-詳細)
上映日2017年12月16日
上映時間119分
制作国日本
監督瀬々敬久
原作中原尚志
脚本岡田惠和
音楽村松崇継
主題歌back number「瞬き」
出演佐藤健/土屋太鳳/中村ゆり/北村 一輝/薬師丸 ひろ子/浜野 謙太/杉本哲太

2017年に奇跡の実話として注目された『8年越しの花嫁』。中原尚志・麻衣夫妻の実体験を基にした手記『8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら』を映画化した作品。結婚を前にして難病に侵された女性とその婚約者の8年間に及ぶ愛と闘いの日々が描かれる感動の名作。

『8年越しの花嫁』のあらすじ

合コンで出会った尚志と麻衣は、意気投合して交際することとなった。

同じ月日を重ねて、結婚式を目前に控え、幸せの真っただ中だった。しかし、ある日突然、麻衣が意識不明となってしまう。 原因不明の病を患った彼女は、いつ目覚めるともわからない状態となってしまう。

尚志は、彼女の両親から「もう娘のことは忘れてほしい」と言われるが、諦めずに愛する婚約者の回復を祈りつづけた。そして1年半後、彼女は奇跡的に目を覚ます。 ところが麻衣は、すべての記憶を失っていた。

彼女はリハビリでさまざまなことを1から覚え直し、断片的に記憶の回復がみられるようになるが、尚志との記憶だけはどうしても思い出せなかった。一途に思い続ける尚志と、麻衣は結ばれるのか。

登場人物紹介

西澤尚志(佐藤健)

8年間ずっと婚約者を一途に待ち続ける優しい男性。麻衣の記憶が戻ることを願い続けた。

中原麻衣(土屋太鳳)

尚志の婚約者であり、明るく、気の強い性格。難病に倒れ昏睡状態に陥るも、奇跡的に意識を取り戻した。

中原初美(薬師丸ひろ子)

麻衣の母親。麻衣の理解者であり、涙もろいが素直で強い女性。

中原浩二(杉本哲太)

麻衣の父親。麻衣の回復を祈る優しい心を持っている。尚志のことを考え、わざと冷たい言葉をかけることもある。

柴田(北村一輝)

尚志の会社の先輩。明るく前向きな性格。自分自身家族を持ち、親身になって尚志の相談にのってあげる頼れる存在。

島尾真美子(中村ゆり)

結婚式場のスタッフ。尚志と麻衣が婚約を決めた際に、担当してくれた人物。とても協力的で、心優しい性格。

[出典:https://8nengoshi.jp/]

『8年越しの花嫁』のネタバレ

この先、『8年越しの花嫁』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

2人の出会い

西澤尚志(ひさし)は、車好きの真面目な青年だった。趣味・特技は自動車に関することばかりで、岡山の自動車修理工場「太陽モータース」で働いていた。 真面目に働く尚志は社長の柴田や先輩の室田から可愛がられていた。

ある日、尚志は室田に連れられて合コンへ行くことになった。あいにくその日は、腹痛のせいで気が乗らない飲み会だったため、二次会の誘いを断り先に帰ることにした。

その帰り道に、後ろから尚志を呼び止める声が聞こえた。その声は、合コンのメンバーの1人だった中原麻衣だった。麻衣は、飲み会で態度が悪い尚志に腹を立てたようだった。腹痛のことを知らない麻衣の目には、尚志が料理に手も付けずつまらなそうにしていたように見えていたのだ。

尚志が慌てて腹痛のことを打ち明けて誤解を解くと、一転して麻衣は恥じ入ったように謝罪し、二次会へと流れていった。

育まれる愛

後日、尚志のもとに麻衣から、一通のメールが届いた。それは、先日の失礼を詫びる内容だった。その日から、尚志と麻衣の距離は少しずつ縮まっていく。

明るく快活でおしゃべりな麻衣と、おおらかで誠実な聞き役の尚志。正反対の2人は、お互いに惹かれあっていった。メール、電話、デートを重ねていき、2人の時間を過ごしていった。 そして尚志は麻衣が働くレストランの駐車場で「僕とつき合ってもらえませんか?」と思いを告げた。

返事はいつでもいいという尚志の言葉が終わらないうちに「喜んで!」と麻衣は口を開いた。 ガッツポーズをする尚志を見ながら、麻衣は「これからきっと幸せになれる」と予感していた。

それからの日々は、初めてのキス、お互いの両親への挨拶、誕生日のお祝いなど、あっという間に過ぎていった。

 

年が明けて2007年、尚志は「結婚しよう」とプロポーズをした。麻衣は、笑顔でうなずいた。 ふと見ると、地元では有名な式場で結婚式が行われていた。

目を輝かせ、憧れの視線を向ける麻衣を見て、尚志はすぐに結婚式場の予約をとった。日にちは、2人が出会った3月17日と決めたのだった。あまりの幸せのせいか、麻衣は激しい頭痛を感じていた。

突然の悲劇

ある日、尚志が写真を見返していると、麻衣は「私そんなところ行ったことはない」と泣き出してしまう。

尚志は、見えないものが見えると言って叫んだり、暴れたりする麻衣を抱き病院へと向かった。 入院から1カ月が過ぎても、麻衣はまだ目を覚まさなかった。人工呼吸器につながれた麻衣は、むくんでまるで別人だった。尚志はいつ目覚めてもいいように、毎朝2時間かけて病室に足を運んだ。

医師から告げられた病名は「抗NMDA受容体脳炎」。発症確率は300万人に1人と言われる最近仕組みが解明されたばかりの、珍しい病気だった。

 

そのまま、結婚式をあげる約束の3月17日は過ぎ去った。尚志は奇跡を信じて式場のキャンセルをしなかった。「目覚めた麻衣が悲しむから」そう言って毎年3月17日を予約したいと頼み込むのだった。

この頃から、尚志は日々のささいな出来事を携帯電話の動画で記録していくようになった。麻衣が眠っていた日々を書き留めるように、動画は麻衣の携帯電話に送った。

年が明けて、2008年になった。目を覚まさない麻衣の状態に、尚志だけでなく麻衣の両親の心をもすり減らしていた。

両親と尚志の決意

ある日、麻衣の両親(浩二と初美)は尚志を家へと招待した。そして、「これ以上迷惑をかけたくない、麻衣のことは忘れてほしい」と告げた。「君は家族じゃない」そう言って、2人は感謝と謝罪の意を込めて、尚志に頭を下げた。彼らは最も尚志のことを気にかけていたのだ。

翌朝、尚志は初めて病院に行かなかった。1日中麻衣のことを考えていた。答えはもう決まっていたのだ。

さらに翌日、尚志は病院に向かい、麻衣の病室で中原家の両親と対面した。 初美は驚き、尚志に優しく質問をした。「私たちと家族になるつもり?」その問いに対して、迷いもなく尚志は「はい」と答えた。

初美は嬉しさのあまり、涙をこらえきれなかった。 いろんな治療法を試し、月日はどんどん過ぎていった。麻衣だけが目覚めなかった。

麻衣の目覚め

2008年7月、麻衣は何の前触れもなく目を開けた。尚志は然のことに驚きながらも喜びを隠せなかった。

医師によれば、麻衣はいわば生まれ直したような状態で、その内面は幼児と同レベルだという。以前の記憶が戻るとも限らないらしい。 麻衣は、リハビリを日々重ねていった。

声はまだ出せないが、身体も少しずつ動かせるようになっていく。順調に回復して行った。 ボールをキャッチしたり、ペンを持って自分の名前を書いたりできるのは、まさに奇跡だった。2010年の大晦日には、尚志は一時帰宅を許された麻衣と、中原家で過ごした。

2012年3月には、麻衣は普通に話せるまでに快復していた。記憶も徐々に回復して行き、中学時代の友人と会話を弾ませていた。尚志や麻衣の両親は、麻衣の様子に少し違和感を覚えていた。 「麻衣。僕のこと、覚えてない?」そう問いかける尚志に対して、申し訳なさそうに小さく頷いた。

 

麻衣は尚志の記憶だけ、すっぽりと忘れてしまっていたのだ。その日から、麻衣は毎日、尚志を思い出せるように努力した。 思い出の場所を巡り、2人の思い出を聞いた。しかし、記憶は一向に戻らなかった。

そのことで麻衣はずいぶん苦しんでいるようだった。 尚志は自分のせいで麻衣を苦しめていると感じ、悩んだ末ひとつの決断を下した。

それは、麻衣の新しい人生のために、身を引くというものだった。もちろん本心ではない。尚志は、麻衣に別れを告げ、涙が枯れるまで泣き続けた。

変化する想い

麻衣と別れてすぐ、尚志は勤務先の太陽モータースを辞め、瀬戸内海に面した小豆島の修理工場で働くことにした。

麻衣は倒れてから6年が経った、2013年4月についに退院した。ある日、麻衣は母親と買い物に出かけた際に、結婚式場のウェディングプランナーである島尾から、この7年間の3月17日、尚志が毎年式場を予約し続けていたことを聞かされた。

ふと思い出し、開くことができなかった古い携帯電話のロックパスワードに「0317」と入力してみると、携帯が開いた。

その瞬間、無数のメールが次々に届き始めた。 送り主は尚志で、その無数のメールには、闘病中の麻衣の姿があった。日常の些細な出来事。寂しく思っていたことを綴った動画が送付されていた。メールには、尚志の麻衣への愛が溢れていた。

 

麻衣は思い立ったように、その日のうちに一人で小豆島へと向かった。二人は廃学校の校庭で再会を果たした。麻衣は、尚志に「まだ記憶は戻らなくて、思い出せないけど尚志さんのことをもう一度好きになった」ということを伝えた。

尚志は「俺はずっと好きでした」と言いながら、麻衣を支えながら、立ち上がらせる。「歩こう一緒に。これからも、ずっと」そう言って2人は一歩ずつ、足を踏み出していく。 尚志にとっては2度目の、麻衣にとっては初めてのプロポーズだった。

8年越しの花嫁

2015年3月17日に、2人の結婚式は行われた。尚志が麻衣にプロポーズしてから、8年が経過していた。立ち上がる麻衣を見て、参列者のみんなが驚いている。よろけそうになる麻衣の手を、尚志が強く支えた。

麻衣は、8年越しの花嫁となってようやく尚志のもとにたどり着いた。

『8年越しの花嫁』の感想

『8年越しの花嫁』は、実話を映画化していることにまずは衝撃を受けました。自分が尚志の立場だったら、麻衣の立場だったらと考えさせられました。

登場人物の温かい心、信じる気持ちがリアルに感じられた作品でした。麻衣は、婚約者であってもいつ目覚めるか分からない相手であり、自分のことを覚えているかもわかりません。1人の人を愛する気持ちで、相手を一途に思い続けた尚志の姿は男らしく、胸を打つものがありました。

麻衣が目覚めてからも、待ち続けた尚志のことだけを思い出せない状況は、辛かったと思います。しかし、尚志は麻衣の幸せのために自ら身を引きました。その自分の幸せよりも彼女の幸せを1番に願う姿から、献身的な一途な愛を感じました。

 

しかし、最終的に麻衣がもう一度尚志のことを好きになります。最初は報われない気持ちも、時間をかけて相手に伝わり、分かり合えることをこの映画から教わった気がします。人間関係・愛・人生・命すべてを考えされられる映画でした。

プロポーズしてから、8年という歳月が経ってしまいましたが、2人は困難を乗り越え結婚することができます。

この話がフィクションではなく、実話であることは多くの人に希望や勇気を与えると思います。今回、『8年越しの花嫁』を見て、私自身も命や愛について考えさせられました。

『8年越しの花嫁』の視聴方法

『8年越しの花嫁』はDVDの購入やレンタル、Amazonプライムビデオなどの動画配信サービスで視聴することができます。

2020年5月現在、『8年越しの花嫁』を視聴できるサービスは以下の通りです。

サービス名配信状況月額料金
U-NEXT視聴不可1,990円
Hulu視聴不可1,026円
Amazonプライムビデオ無料レンタル500円
Netflix視聴不可800円
FODプレミアム視聴不可888円
dTV有料レンタル500円
dアニメストア視聴不可400円
auビデオパス無料レンタル562円
Paravi有料レンタル925円
NHKオンデマンド視聴不可990円
TSUTAYAプレミアム有料レンタル1,100円
ディズニーデラックス視聴不可770円
DAZN視聴不可1,750円
  • 見放題無料レンタル:会員であれば無料で視聴・レンタルできます。
  • 有料レンタル:会員であってもレンタル料金が発生します。
  • 視聴不可:お取り扱いがありません。