映画『アナと雪の女王』のあらすじと感想|ネタバレあり

アナと雪の女王 アニメ

ディズニー史上初のダブルヒロイン作品で、2019年11月には続編が公開される『アナと雪の女王』。

あらすじと感想、作品情報などをご紹介していきます。

『アナと雪の女王』のあらすじ

映画『アナと雪の女王』のあらすじを結末まで解説しています。 この先、ネタバレを含んでいるため、ご注意ください。 (※ネタバレの箇所は赤文字で表記しています。)

不慮の事故

アレンデール王国の王女・エルサは、触れたものを凍らせたり、雪や氷を作る不思議な力を持っています。8歳になったある夜、エルサはアナと氷を作って遊んでいました。しかしその時、エルサは間違えて魔法をアナに当ててしまい、アナは意識不明になってしまます。

トロールたちに助けてもらい、アナは一命を取り留めました。その代わりに、エルサの魔法のことや事故のことは忘れてしまいました。

 

エルサは、魔法の力が徐々に強くなっていることに気づきました。そして、力のことを人に知られないように、部屋に閉じこもるようになりました。

アナはエルサの突然の変化に驚き、エルサに避けられるようになった理由を知らないまま成長します。そして10年後、両親は事故で亡くなってしまいました。

エルサの決意

その3年後、成人したエルサは女王として即位することになりました。門が開かれて、戴冠式が行われます。アナは、13年ぶりに外に出られることを非常に喜びました。そして、招待客のうちの1人である隣国の王子のハンスと出会って恋に落ち、その日のうちに結婚の約束をしてしまいます。

そのことを知ったエルサは、2人の結婚に反対して、頭を冷やすようアナを説得します。しかし、これまでの閉塞的な生活に嫌気がさしていたアナは、聞く耳を持ちません。

2人は口論になってしまい、怒ったエルサは思わず人前で魔法を使ってしまいました。力を知られてしまったエルサは、王国から逃げ出します。ノースマウンテンに着いたエルサは、そこに氷の城を建てて、ありのままの自分で孤独に生きていく決意をします。

エルサの葛藤

夏だった王国は、エルサが暴走させた魔法のせいで、永遠の冬を迎えました。アナはハンスに国を任せて、エルサを連れ戻す旅に出ます。その途中に出会った山男のクリストフ、トナカイのスヴェン、エルサが魔法で作った雪だるまのオラフとともに、ノースマウンテンに向かいます。

そして、氷の城にエルサを見つけました。エルサは、再び魔法でアナを傷つけることを恐れてアナを拒絶します。国が冬になってしまったことにショックを受けたエルサは、悲しみから魔法を暴走させてアナの胸に当ててしまいます。

アナは果敢に挑みましたが、エルサが生み出した雪男のマシュマロウによって城から追い払われました。

アナの異変

その後、クリストフはアナの異変に気付きます。仲間のトロールたちのもとへ向かうと、長老のパビーは「このままではアナの身体が凍って死んでしまう」と言いました。

魔法アナの「心」に当たってしまったので、トロールの力では治せません。パビーは、アナを救うには「真実の愛」の力が必要だと言いました。クリストフは婚約者のハンスのキスが必要だと判断して、アナを連れて城へ戻りました。

 

一方でハンスは、アナを乗せていた馬だけが王国に戻ったことで、アナの身に何かが起こったと感じます。そして、兵士たちを連れて氷の城に向かいました。そこで、ウェーゼルトン公爵からエルサ暗殺を命じられていたボディーガードたちが、エルサは気絶させて城に連れ戻します。

ハンスは、エルサを牢屋に閉じ込めて冬を終わらせるように言います。しかし、魔法を解く方法はエルサにも分かりませんでした。そしてエルサは、再び王国を魔法の力で危険に晒すことを恐れて、牢屋から逃げ出します。

ハンスの裏切り

城に送り届けられたアナは、ハンスに事情を話して彼のキスを求めます。しかしその時、ハンスの態度が豹変しました。実は、ハンスはアナを愛していなかったのです。彼は13人兄弟の末っ子で立場が低かったので、結婚によって王になるためにアナを利用していただけでした。

ハンスは瀕死のアナを部屋に閉じ込めて放置し、側近たちには「アナは死んだ」と告げました。そして、「エルサを反逆罪で処刑する」と言います。

アナを城に届けて帰路についていたクリストフは、スヴェンに促されてアナへの愛を自覚しました。それと同時に王国の異変に気付き、再び城に向かいます。アナの元に着いたオラフは、クリストフがアナを愛していることを伝えて、彼に会いに行かせようとします。

魔法をコントロールする方法

城を抜け出したアナは、戻ってきたクリストフの姿を見つけます。しかし同時に、ハンスがエルサに剣を振り下ろそうとしているのを目撃して、エルサのもとへ走ります。エルサを庇った瞬間、アナの身体は完全に凍りついて、ハンスの剣は砕け散りました。

エルサは、凍ってしまったアナを抱きしめて泣き崩れます。するとその時、エルサの思いが通じてアナの身体が元に戻りました。

エルサは、魔法の力をコントロールする方法が、相手を心から思いやる「真実の愛」なのだと悟りました。そして王国を覆っていた雪と氷を消し去り、アレンデール王国は再び夏を取り戻しました。

 

ハンスとウェーゼルトン公爵は、それぞれの国に返されました。クリストフは王室専属の氷配達人になり、そしてアナの恋人になりました。エルサは2度と城の門を閉ざさないと約束し、いろいろな人と交流するようになりました。

『アナと雪の女王』の感想

日本のお姫様と西洋のお姫様

ディズニー映画に登場するプリンセスは、閉じ込められているケースが多いです。アナとエルサも閉鎖的な城での生活を余儀なくされていましたし、『ラプンツェル』ではラプンツェルは塔に閉じ込められていました。『アラジン』でもジャスミンは王宮から出ることを夢見ていました。

彼女たちに共通するのは、その状況を打破しようと積極的に自分から行動に出ることです。そのため、好奇心旺盛で活発な女性として描かれます。

 

一方で日本の場合はどうでしょうか。お姫様が宮中から出られないのは、日本でも同じです。平安時代の女性はむやみに男性に顔を見せてはいけなかったからです。

しかし、日本では女性はしとやかで大人しいことが良いとされていたので、これまでも城から抜け出そうとしたお姫様の話は作られてきませんでした。このような部分に、お国柄がでていると感じました。

姉妹愛

アナを大切に思うばかり、アナを遠ざけるエルサと、理由が分からずもなんとか関係を戻そうとするアナとのすれ違いには、何度見ても心を打たれます。アナが、自分を犠牲にしてまでエルサを守った後のエルサの涙に誘われて、涙を流した人も少なくないかもしれません。

定型化されてきたかと思われたディズニー映画でしたが、本作はダブルヒロインということもあって様々な視点から物語が進行していくので、より感情移入しやすい仕掛けになっていると感じました。

『アナと雪の女王』の作品情報

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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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上映日2014年3月14日
上映時間102分
制作国アメリカ合衆国
ジャンル映画
キャストクリスティン・ベル、イディナ・メンゼル
原作ハンス・クリスチャン・アンデルセン『雪の女王』
主題歌イディナ・メンデル、デミ・ロヴァ―ト「Let It Go」

登場人物紹介

エルサ

アレンデール王国家の長女。触れたものを凍らせる特別な力を持っていて、そのせいでアナを危険な目に合わせてしまって以来、それがトラウマになっています。

アナ

アレンデール王国家の次女。幼い頃エルサの力で危険な目に遭いますが、その時の記憶がないため、エルサが心を閉ざした理由が分からずに困惑します。

オラフ

アナが旅の途中に出会う雪だるま。エルサが魔法の力で作り出したもので、2人の幸せな思い出が詰まっています。

クリストフ

自然を愛する山男。普段は氷を打って生計を立てていますが、山小屋の中で偶然アナと出会ったことがきっかけで、旅の手助けをしてくれます。

スヴェン

クリストフの相棒のトナカイ。言葉は話しませんが、クリストフが彼の気持ちを代弁することがあります。

ハンス王子

南諸島の王子。エルサの戴冠式のためにアレンデールを訪れ、偶然アナと出会います。

[出典:https://www.disney.co.jp/fc/anayuki.html]