映画『ダンボ』のあらすじと感想|ネタバレあり

映画

ファンタジーの巨匠・ティムバートンによって実写映画化された『ダンボ』。

あらすじと感想、作品情報などをご紹介していきます。

『ダンボ』のあらすじ

映画『ダンボ』のあらすじを結末まで解説しています。 この先、ネタバレを含んでいるため、ご注意ください。 (※ネタバレの箇所は赤文字で表記しています。)

サーカス団

「メディチ・ブラザーズ・サーカス団」は、汽車で各地を巡る移動式サーカス団です。サーカス団で育ったミリーとジョーの姉弟は、戦争に行っていた父親の帰りを待っています。再会できた親子ですが、父親のホルトは片腕を失くしていました。父の変わり果てた姿に、子供たちはショックを受けます。

ミリーとジョーは、ホルトがいない間、母親を病気で亡くしていました。ホルトはそれを聞いて悲しみましたが、カウボーイとして有名だった時のように、ショーへの復帰を試みます。

 

しかし時代と共に移動式サーカスの人気は薄れ、経営不振に陥ります。そんな中、

そんな中、ホルトは妊娠中のゾウ「ジャンボ」の世話係になります。ジャンボは、耳が大きなダンボという子供を生みました。

団長のメディチは、耳の大きすぎるダンボを見て、「できそこないが生まれた」と落胆します。そんなダンボを、ミリーとジョーがは励ましました。

空飛ぶダンボ

あるときミリーとジョーは、ダンボがくしゃみをした拍子に、耳を羽ばたかせて浮かび上がったのを見ました。しかし大人たちには誰も信じてくれません。

いよいよ、ダンボのお披露目の公演の日がやって来ました。舞台の上でダンボはまたもやくしゃみをし、客の前で浮かび上がってしまいました。客は驚き、サーカス団員たちもパニックになります。さらに、子供を守ろうとしたジャンボも乱入し、公演はめちゃくちゃになってしまいました。

 

公演後、ジャンボは檻に閉じ込められて、よそに売られることが決まりました。落ち込むダンボに、ミリーは鍵型のネックレスを見せます。「人生には扉が閉まって開かない時がある。そんな時、この鍵を使って開けなさい」と、亡くなった母からもらった形見でした。

ミリーは、「ダンボが空を飛べる芸でお金を稼げば、ジャンボを取り戻せる」と考えます。しかし、ダンボはまだ自力で飛ぶことが出来ません。 そんな状況でも、公演は続きます。ダンボは、火消しのショーを担当することになりましたが、思わぬ事件が発生して台の上に置き去りされてしまいました。

下では火が燃え盛っています。子供たちの「飛んで」という願いが通じたのか、ダンボは耳を動かして羽ばたきました。観客は飛ぶゾウを見て大興奮です。空飛ぶダンボのうわさは、あっという間に世間に広まりました。 

ジャンボとの再会

巨大なテーマパーク「ドリームランド」を経営するヴァンデヴァーは、うわさを聞き付けてサーカス団にやってきます。ヴァンデヴァーの誘惑に乗ってしまったメディチ団長は、ドリームランドに拠点を移すことにしました。

ドリームランドでのダンボ初公演の日。高いところから飛ぶ演出にも関わらず、ネットが敷かれていません。そのことに気付いたホルトは、急いでネットを張るように指示しましたが、ヴァンデヴァーの命令だと断られてしまいました。 ダンボはバランスを崩して今にも落ちそうです。

足を踏み外したダンボは、落ちながらもなんとか飛ぶことに成功します。 ダンボは、そのままテーマパーク内を飛び回り、ある檻の前にやってきます。なんとそこにはジャンボがいたのです。ダンボは、檻に閉じ込められたジャンボと対面しましたが、ヴァンデヴァ―に連れ戻されてしまいました。

脱走

ジャンボの存在を知ったヴァンデヴァーは、「子供の成長に親の存在は邪魔だ」とジャンボを処刑するよう命じます。ホルトらは猛反発して、ジャンボとダンボを故郷に帰すことを決意しました。

2回目のショーの日、ダンボはステージへに上がります。 そのころサーカスの仲間たちは、ジャンボの解放を急いでいました。運送トラックをハイジャックし、テーマパークの入り口のゲートが開くのを待ちます。 ホルトはサーカスのテントの外にいました。張られた布を切り裂き、ダンボの脱出経路を作るためです。

ホルトは、ジャンボの脱走に気付いたヴァンデヴァーの手下に見つかってしまいました。しかしそこにやってきたメディチ団長の助けにより、テントに切れ目が出来ました。 ショーのクライマックスで飛ぶことに成功したダンボはそのまま布の切れ目から外へ脱出します。

 

怒ったヴァンデヴァーがパーク内の発電所で暴れたことで、あたりは炎に包まれてしまいました。そんな中、ダンボはジャンボの元へたどり着きます。再会を喜ぶ二人ですが、喜んだのも束の間、ヴァンデヴァーの手下たちによってミリーとジョーが捕まってしまったのです。

ホルトはサーカスでカウボーイをやっていた時のことを思い出し、馬に飛び乗って子供たちを助けました。ホルト親子がテントに取り残されていることを察したダンボは、空から子供たちを救出しました。そしてサーカス団の仲間たちと港で合流して別れを告げた後、ダンボとジャンボは船に乗って故郷に帰っていきました。

全て元通り

ジャンボとダンボが去った「メディチ・ブラザーズ・サーカス団」は、移動式の小さなサーカス団に戻りました。

規模は小さくても、愛情あふれるショーは人気を博しています。 ミリーの科学館では、空飛ぶゾウの映画上映が行われていました。ジョーは父親の跡を追ってカウボーイとして活躍し始めます。

ジャンボとダンボは、ジャングルの奥地で暮らし始めました。ダンボは空を自由に飛び回り、新しい土地での生活を楽しんでいます。

『ダンボ』の感想

変わったものを描く天才

『不思議の国のアリス』『ナイトメアビフォアクリスマス』を手掛けたティムバートンは、本作でもダンボと言う身体的に特徴のあるキャラクターを描いています。彼が描く異形な者たちは、後ろ指をさされることがあっても強く自分の道を切り開いていきます。

大きい耳が原因でさんざんいじめられたダンボは、見た目の弱点を個性に変えて大スターになりました。「自分の道は自分で切り拓く」というメッセージに力をもらえる作品です。

原作を超える映画

「ゾウが飛ぶ映画」というふうに認識していたのですが、全く想像を超えた作品でした。原作は非常にシンプルなものですが、主人公をダンボとホルトに設定することで話に厚みが出て、動物側と人間側と言う風にいろいろな角度から見ることができました。

原作は「子供向けのファンタジー」という印象ですが、本作は大人が見ても楽しめると思います。建物や背景、小道具にティムバートンらしさが出ていたので、彼の作品が好きな人に受けると思いました。

ダンボのビジュアルはしばしば「リアルすぎる」と批判されます。しかし、言葉を発しないため行動がとても愛くるしいですし、これこそがティムバートンの描くダークファンタジーだと思います。

『ダンボ』の作品情報

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上映日2019年3月29日
上映時間112分
制作国アメリカ合衆国
ジャンル映画
キャストエド・オズモンド等
監督ティム・バートン
主題歌竹内まりや「ベイビー・マイン」

登場人物紹介

ミリー(ニコ・パーカー)

ジョーの姉。ダンボが飛べることに気付き、彼を活躍させることでジャンボと再会できるよう尽力します。

ジョー(フィンリー・ホビンス)

ミリーの弟。ミリーと同様、ダンボの良き理解者。ダンボがジャンボと引き離された後、彼に気を遣ってダンボと呼ぶようになります。

ホルト(コリン・ファレル)

人間側の主人公。以前は花形スターとして人気を博していました。戦後サーカスに復帰するも、経営難で馬たちが売却されたのでゾウの飼育係になります。

ダンボ

主人公。雄のアジアゾウの赤ちゃん。空を飛ぶゾウとして一躍人気者になりますが、それに目を付けたヴァンデヴァ―に利用されてしまいます。

[出典:https://www.disney.co.jp/movie/dumbo.html]