映画『バードボックス』のあらすじ・ネタバレ・感想

洋画

ジョシュ・マラーマンの同名小説の実写映画である『バードボックス』。

今回は、映画『バードボックス』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想をご紹介します。

『バードボックス』の作品概要

上映日2018年12月14日
上映時間124分
制作国アメリカ合衆国
監督スサンネ・ビア
原作ジョシュ・マラーマン『バードボックス』
脚本エリック・ハイセラー
音楽トレント・レズナー
出演トレヴァンテ・ローズ/ジョン・マルコビッチ/パーミンダ・ナーグラ/ダニエル・マクドナルド/リル・ハウリー/トム・ホランダー

『バードボックス』は、オスカー女優サンドラ・ブロック主演のSFホラー映画。謎の集団自殺事件から逃れるために、親子が安全な共同体を求めて生き抜く物語。人間が緊急時に疑心暗鬼になる様子やなどが描かれている。

『バードボックス』のあらすじ

画家で妊婦のマロリーは、妹のジェーンに付き添われて病院で検診を受けていた。そんなとき病院内では人が次々と謎の死を遂げた。「何か」を見た人々は、心を奪われたように自殺をしていく。救出されたマロニーは、シェルターで子供を出産して生き残りをかけて旅に出た。

登場人物紹介

マロニー(サンドラ・ブロック)

主人公。出産前に怪奇現象に巻き込まれる。妹を失う。

トム(トレヴァンテ・ローズ)

マロリーが逃げた家にいた黒人男性。勇敢で優しい人物。

オリンピア(ダニエル・マクドナルド)

マロニーが避難していた家にやって来た妊婦。マロニーと懇意になる。

『バードボックス』のネタバレ

この先、『バードボックス』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

異変

画家のマロリーは妊娠中で、病院に通っていた。ある日、マロリーは妹のジェシカと病院に行っていたが、患者の1人が頭を窓に打ち付けるという奇妙な場面に遭遇する。異変を感じた2人は車に乗り込むが、町中の人は集団自殺を図っていた。

そして、「何か」を見たジェシカは我を失い、自らトラックにひかれる。混乱したマロリーはトムに助けられ、グレッグという男の家に避難する。そこにはすでに数人の避難者いた。

 

「何か」を目にした人が自殺することが分かったため、避難者たちは家中の窓に新聞を貼りつける。そんなとき、新たにオリンピアという妊婦が助けを求めてやって来た。

そして食料が底をつき、話し合いの結果スーパーで食料を確保することとなった。車の窓を黒く塗り、外が見えない状態でカーナビを頼りに一行はスーパーにたどり着く。食料を手にした一行は家に帰った。

生存者

マロニーは、避難者のうちの1人のトムと親しくなった。そんなとき、オリンピアはゲリーという謎の男を家の中に入れてしまう。避難者たちは、突然の侵入者の存在に戸惑った。避難者のダグラスはゲリーに銃を向けるが、老婆がそれを制止する。

その後、オリンピアは女の子を、マロニーは男の子を出産した。そして、ゲリーは不気味な絵を書き始め、急に窓に貼ってあった新聞を取り払ってしまった。運悪く外を見てしまったオリンピアは、飛び降り自殺をしてしまう。

ゲリーの行動に不信感を覚えたダグラスはゲリーに銃を向ける。ゲリーとダグラスはもみ合いになり、ダグラスは死んでしまった。そして、暴走するゲリーをトムが殺害した。マロリーとトム、マロニーの子供とオリンピアの子供、小鳥が生き残った。

共同体

それから4人は、小鳥とともに山奥に5年間こもっていた。ある日、トムはリックという男と連絡を取るようになる。リックは、「急流の近くに共同体がある」と言い、4人にそこに来るよう言った。また、リックは急流で目隠しを取って、鳥の声について行くようにと告げる。

その後、4人は別の山荘へ移動した。そこへ何者かがやってきて、銃弾が撃ち込まれた。トムは覚悟を決め、襲ってきたグループとの銃撃戦を繰り広げる。撃たれたトムは目隠しを外し、「何か」を見た。

必死に沸き上がるものを抑え、敵の最後の1人を撃ち殺してトムは自殺した。マロリーは、銃声を聞いてトムの死を悟った。そして、マロリーはリックの言うように急流の近くの共同体に向かう。

 

マロニーと子供たちは、「何か」を見ないように目隠しをして急流を下っていく。岸に着いた3人は、鳥の声を手がかりに森の中をさまよい、リックを探す。そして、マロニーは遂にリックを見つけた。共同体は、盲学校の生徒と職員で構成されていた。

リックに子供の名を聞かれたマロリーは、男の子をトム、女の子をオリンピアと紹介する。そしてマロリーは籠の中の小鳥を空に放ち、安心した表情を浮かべた。

『バードボックス』の感想

「何か」の正体が分からないにもかかわらず、この上ない不気味さを感じた作品です。最後まで恐怖の正体が分からないのに、ここまで恐怖を感じる作品を初めて見ました。もしかしたら、「恐怖は目に見えない」というメッセージがあったのかもしれないと思いました。

視覚は、五感でも最大の情報量を占めるとされていますが、それを遮断して生活することがどれほど困難かを思い知りました。特に、車の窓を塗りつぶしてスーパーに向かうシーンは、非常に緊張感がありました。

マロニーと子供たちの川下りのシーンに、5年前の集団自殺事件のエピソードがはさまれる形式で展開します。最初はなぜ彼らが川下りをしているのか、なぜ目隠しをしているのかが分からず、それが恐怖を倍増させます。