映画『ベイマックス』のあらすじと感想|ネタバレあり

ベイマックス アニメ

6人のヒーローを描いた、マーベルの作品が原作となっている『ベイマックス』。

あらすじと感想、作品情報などをご紹介していきます。

『ベイマックス』のあらすじ

映画『ベイマックス』のあらすじを結末まで解説しています。 この先、ネタバレを含んでいるため、ご注意ください。 (※ネタバレの箇所は赤文字で表記しています。)

ヒロの夢

未来の都市・サンフランソウキョウに住む14歳の少年ヒロは、天才的な科学の才能を持っていました。彼は飛び級で高校を卒業してしまい、特にやりたいことを見つけることができません。そして、その才能を非合法のロボット・ファイトのために使う生活を送っていました。

そんな弟を見かねた兄のタダシは、ヒロを自分が通う工科大学に連れて行きます。タダシは友人の科学オタクたちを紹介しました。彼らの作った発明品や、タダシの開発したケアロボットのベイマックスを見たヒロは、衝撃を受けます。

そして尊敬するロバート・キャラハン教授と出会ったことで、「科学の夢を追究したい」という夢が芽生え、大学へ飛び級入学することを決めました。

タダシの死

しかし入学するためには、大学の研究発表会でキャラハン教授を納得させる発表をしなければなりません。ヒロは、タダシやタダシの友人に協力してもらい、「マイクロボット」という発明品を完成させました。そしてプレゼンテーションは成功し、ヒロはキャラハン教授から入学を許可されます。

しかしその直後、会場で火災事故が起きてしまいました。タダシは、建物に取り残されたキャラハン教授を助けようと炎の中に飛び込んで、亡くなってしまいます。ヒロは、タダシとキャラハン教授の死、マイクロボットの焼失にショックを受けます。

怪しい陰謀

タダシが亡くなってから、ヒロは部屋に引きこもるようになりました。そんな時、ベイマックスが突然起動します。ケアロボットのベイマックスは、タダシに与えられた「傷ついた人の心と体を守る」という使命に従って、ヒロの心の傷を癒そうと試みます。

ヒロは、手元に唯一残っていたたった1つのマイクロボットの反応を頼りに、街の探索を始めます。街に出たベイマックスを慌てて追ったヒロは、古びた倉庫にたどり着きました。

ヒロはそこで驚くべき光景を目にします。なんと、倉庫の中では火災で失われたはずのマイクロボットが、大量に生産されていたのです。2人はそこで怪しげな仮面の男に遭遇します。その男は、大量のマイクロボットを操って2人を襲いましたが、何とか逃げ帰りました。 

一致団結

ヒロは一連の出来事から、あの火災は事故ではなく、「マイクロボットを狙った者による犯行なのではないか」と推理しました。そして、タダシの死の真相を知るために、仮面の男と戦うする決意をします。ヒロはベイマックスに戦闘用のプログラムを組み込んで、バージョンアップさせました。

フレッドの家に集まったヒロたちは、ヨウカイの正体は実業家のアリステア・クレイだと推測しました。研究発表会でクレイがヒロのマイクロボットを謙渡を頼んだ際、ヒロがそれを断ったことを恨んでいるのではないかと考えたからです。

そして、ヒロたちは彼を逮捕することを決意します。それぞれの研究に合わせたスーツを開発したり、ベイマックスにロケットパンチを搭載したり、飛行機能も加えたりと、皆で一致団結をします。

まさかの真犯人

ヒロは、ベイマックスがスキャンしていたヨウカイの身体データを元に、彼の居場所を突き止めました。そしてヨウカイが孤島の研究施設にいることを知り、仲間達と共にその研究施設に乗り込みます。

そこでヒロ達は、過去にこの場所でクレイの経営する大企業「クレイテック社」によって、軍や政府関係者を前にした実験が行われていたことを知ります。そしてクレイが装置の不調を押し切って実験を強行したため、テストパイロットが消息不明になるという事故が起きていました。

 

そこにヨウカイが現れて、ヒロ達を攻撃し始めました。そして戦いの最中、ヒロはヨウカイの仮面を奪うことに成功します。その正体は、なんと火災によって死亡したと思われてたキャラハン教授でした。キャラハン教授は、マイクロボットを耐火シェルターとして使って生き延びていたのです。

ヒロはキャラハン教授が兄を見殺したのではないかと激怒します。そして、ベイマックスからケアデータを抜き取って教授の殺害を命令しました。仲間たちは暴走するベイマックスを止めようと必死になり、ベイマックスにケアデータカードを再挿入します。

その間に、キャラハン教授はマイクロボットとともに施設から姿を消してしまいます。

人のために

自宅へ戻ったヒロは、ベイマックスから再びケアデータカードを抜き取って戦闘モードにします。しかしベイマックスは、タダシが大勢の人を助けるためにベイマックスを開発したことを知らせます。それに感化されたヒロは、兄のように人を助けるために自分の才能を使うことを誓いました。

そしてヒロ達は、実験の事故で行方不明になったパイロットが、キャラハン教授の娘だったことを知ります。キャラハン教は、マイクロボットを使ってクレイに復讐しようとしていたのです。

キャラハン教授は物質転送装置で、クレイテック社とクレイ本人をまるごと異世界へ吸い込もうと企んでいました。駆けつけたヒロ達は力を合わせて、彼の復讐を防ぎます。

 

その時、ベイマックスが生命反応を感知し、アビゲイルが異世界内で生きていることを知らせました。ヒロは、兄のように人を助けるため、ベイマックスと共に異世界へ飛び込みます。

そして無事にアビゲイルを救助して脱出しようとした時、飛んでくる瓦礫からヒロをかばったことで、ベイマックスが破損してしまいます。最後にロケットパンチでアビゲイルとヒロを現実世界に送る代わりに、ベイマックスは異世界の彼方へと消えていってしまいました。

正義のヒーロー

季節は巡り、ヒロは大学に通うようになりました。仲間と共に悲しみを乗り越えて前に進むヒロは、ベイマックスが自分に託したロケットパンチが、何かを握りしめている事に気がつきます。

それはベイマックスの頭脳であるケアデータカードでした。ヒロはそれをもとにベイマックスを自力で完成させて、皆と共にサンフランソウキョウの街を守るヒーローとして、人々を助けるために奔走するのでした。

『ベイマックス』の感想

不思議な世界観

東京とサンフランシスコを混ぜ合わせた架空都市が舞台ということで、映画の中には日本的な要素とアメリカの要素が入り混じっています。

冒頭部で、浅草のような風情のある下町に英語の看板が掛かっていたり、ベイマックスに戦闘モードを組み込む際に柔道の動きを参考にしていたりと、細かい部分が描かれているので、終始楽しく見ることができます。

またヒロと仲間たちは、日本人と白人のハーフ・白人・黒人が入り混じったチーム編成になっています。この多様性も映画の一つのテーマなのだと思います。

戦隊ものの発展形

日本で戦隊ものを描くとすると、子供向けになるので主人公は中学生くらいに設定されることが多いです。しかし『ベイマックス』は、主人公のヒロが14歳でありながら大人顔負けの頭脳を持っていることと、その仲間たちが全員大学生という設定が、日本では見られないユニークな点かと思います。

しかも彼らは全員理系で、それぞれの分野に特化した武器を自分で開発できるという能力を持っています(ハニー・レモンは化学変化を起こすボール、ワサビはレーザーカッターなど)。

日本の戦隊ものでは、人物同士が足りない部分を補い合うのが定番です。しかし本作の場合は、個々の能力が非常に高いのでキャラ立ちがしやすく、日本の戦隊ものよりも見ごたえがあると感じました。

『ベイマックス』の作品情報

created by Rinker
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
¥1,980 (2020/08/08 19:47:07時点 Amazon調べ-詳細)
上映日2014年12月20日
上映時間102分
制作国アメリカ合衆国
ジャンル映画
キャストスコット・アドシット、ライアン・ポッター
原作スティーブン・T・シーグル「Big Hero6」
主題歌AI「Story」

登場人物紹介

ヒロ

機械や発明することが好きな14歳の天才少年。幼い頃に両親を亡くし、尊敬する兄と暮らしています。

キャス

ヒロとタダシの両親が亡くなった後、2人の面倒を見てくれた叔母。明るく元気な性格です。

タダシ

幼い頃からヒロを守ってきた優しい兄。ヒロのためにベイマックスを作りました。

ハニー・レモン

タダシの大学の友人。前向きな化学のエキスパートです。

フレッド

タダシの大学の友人。怪獣の着ぐるみをいつも持っています。

ゴー・ゴー

タダシの大学の友人。専門は電磁サスペンションです。

ワサビ

タダシの大学の友人。緊急時でも頼りになる存在で、レーザー誘起プラズマを研究しています。

[出典:https://kids.disney.co.jp/character/baymax.html]