映画『アニー』(1982)のあらすじ・ネタバレ・感想

洋画

2377回のロングラン上演を達成したブロードウェイの名作の映画版。

今回は、映画『アニー』(1982)の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想をご紹介します。

『アニー』(1982)の作品概要

上映日1982
上映時間127分
制作国アメリカ
監督ジョン・ヒューストン
原作トーマス・ミーハン『アニー』
脚本キャロル・ソビエスキー
音楽チャールズ・ストラウス
出演アイリーン・クイン/アルバート・フィニー/アン・ラインキング/ジェフリー・ホールダー/キャロル・バーネット/ティム・カリー

かつて2377回のロングラン上演を達成したブロードウェイの名作の映画版。今作を含め、3度の映画化を迎えることになる。アニー役のアイリーン・クインは、ラブコメ映画界の女王ドリュー・バリモアを含む8000人の中から、見事選ばれた。

『アニー』(1982)のあらすじ

孤児院の少女アニーは、明るく前向きで、どんなときも希望を忘れなかった。ある日、アニーは、大富豪ウォーバックス邸に招待される。陽気なアニーは、愛され、周りの人々も自然と笑みがこぼれる。これはアニーによる幸福で、波乱万丈な物語。

登場人物紹介

アニー(アイリーン・クイン)

明るく、前向きな少女。孤児院で暮らす。

ウォーバックス(アルバート・フィニー)

短気な大富豪。犬が嫌い。

グレース・ファレル(アン・ラインキング)

ウォーバックスの秘書。

プンジャブ(ジェフリー・ホールダー)

ウォーバックス邸の護衛。不思議な力を使う。

ミス・ハンニガン(キャロル・バーネット)

孤児院の院長。酒癖が悪い。

『アニー』(1982)のネタバレ

この先、『アニー』のストーリーを結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください

【起】なんて酷い人生なの

舞台は1930年代のニューヨーク。世界恐慌による不況の煽りを受け、都市は失業者で溢れていました。ですが、そんな中孤児院の少女アニーは、明日を信じ、前向きに暮らしていました。

孤児院の院長ミス・ハンニガンは酒癖が悪く、また情緒不安定です。いつも孤児院の少女たちをいじめています。ある日、そんな暮らしに嫌気が差したアニーは、孤児院を脱走します。

外に出たアニーは、老犬が子どもたちにいじめられている場面を目撃します。心優しいアニーは老犬を助け、サンディと名付けました。

ですが、アニーはあっさりと捕まり、孤児院に戻されます。アニーは、ハンニガンにひどく叱られます。また、連れて帰ったサンディはソーセージ工場行きだとも言われます。

【承】光は射し込む

そんな暗い日々に、一筋の光が射し込みます。大富豪ウォーバックスの秘書グレースが孤児院にやって来たのです。ウォーバックスは、自身の社会的評判を良くするため、1週間、孤児を引き取るキャンペーンを打っていたのです。

グレースは、アニーを気に入りました。グレースは、反対するハンニガンを押しのけ、アニーを引き取ります。かくして、アニーは五番街のウォーバックス邸に迎えられました。アニーは、召使いにより歓待されます。ですが、男の子が欲しかったウォーバックスは不機嫌でした。

その夜、ウォーバックスの命を狙い、不審者が邸宅に侵入しました。それを目撃したのが、サンディです。サンディの鳴き声に気づいた用心棒のプンジャブが、不審者を退治します。サンディにより命を救われたウォーバックスは、アニーを徐々に受け入れていきます。

やがて、ウォーバックスは、アニーに情を移します。ウォーバックスは、アニーに「養女になってほしい」と頼みます。ですが、実の両親の帰りを信じるアニーは、それを拒みます。ウォーバックスは、アニーのために賞金5万ドルを懸け、アニーの両親を探させます。

【転】忍び寄る魔の手

ウォーバックスの大々的な宣伝もあって、邸宅には両親を自称する人々が大量に押し掛けました。アニーの両親を見分ける方法は1つ。アニーが首に掛ける壊れたロケットペンダントの片割れを持っていることです。ですが、押し掛けた人々の中に本物の両親はいませんでした。

そんな中、ロケットの片割れを持った夫婦が現れます。ウォーバックスは、彼らに5万ドルを与え、泣く泣くアニーを引き渡します。ですが、この夫婦の正体は、変装したハンニガンとその弟ルースターだったのです。ハンニガンたちは、賞金を目当てにウォーバックスを騙したのです。

孤児院の子どもたちは、ハンニガンたちの悪行を知っていました。子どもたちは孤児院を抜け出し、ウォーバックスに、ハンニガンのことを伝えに行きます。真相を知ったウォーバックスは、FBIや警察を手配し、ハンニガンたちを捜します。

そのとき、アニーは小切手を奪い、ハンニガンたちから逃げていました。気づけば、アニーは高い柱の上にいて、ルースターに追い詰められています。それを目撃したプンジャブは、間一髪のところで、アニーを救います。ハンニガンたちは逮捕されました。

【結】トゥモロー明日は幸せ

その後、ウォーバックス邸では、アニーの帰還と家族への加入の記念として盛大なパーティが開かれます。人々は陽気に、歌い、踊ります。

大富豪ウォーバックスは、金や権力では手に入らない大切な幸せに気づきます。「トゥモロー トゥモロー」そんな言葉を胸に、明日への希望を抱くのです。

『アニー』(1982)の感想

以前、私の友人が言いました。

「生まれ変わるなら、範馬勇次郎(漫画『バキ』のキャラクター。地上最強の生物)か僧侶になりたい」

その友人は悩みが多く、悩みとは無縁の存在に憧れるのだそうです。なるほど、人はみな多かれ少なかれ、悩みを抱えているのでしょう。

 

そんな悩める皆さんに、私がおすすめしたい映画は『アニー』です。とにかく明るい主人公と、ブロードウェイ産の本格ミュージカル演出を観れば、日々の悩みも吹っ飛びます。重く、メッセージ性のある映画鑑賞も魅力的ですが、たまには気楽に笑える映画を観るのも良いのではないでしょうか。

『アニー』には、続編とリメイク版があります。合わせてご覧ください。

「アニー」シリーズ
  1. 『アニー』(1982)
  2. 『アニー2』(1985)
  3. 『ANNIE アニー』(2014)