映画『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』のあらすじと感想|ネタバレあり

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過去の自分に戻れるとしたらあなたはどうしますか? そんな「もしも」が使えるようになった青年が主人公の映画『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜

今回は映画『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』のあらすじ・感想・作品情報・視聴方法についてご紹介します。

『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』のあらすじ


イギリス南西部に住む青年ティムは、両親と妹、そして伯父の5人で仲良く暮らしていました。21歳の誕生日を迎えた日、ティムは父親から一家に生まれた男たちにはタイムトラベルの能力があることを知らされます。

歴史を変えることはできませんが、自分の人生に起きる事や起きてしまった事を変えることができるのです。ティムはタイムトラベルを使って彼女を作り、より良い人生を送ることを心に決めました。

映画『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』のあらすじ(ストーリー)を結末まで解説しています。この先、ネタバレを含んでいるため、ご注意ください。(※ネタバレの箇所は赤文字で表記しています。)

メアリーとの出会い


ティムは出会いを求めて、ロンドンにいる父親の古い友人である脚本家ハリーのもとで下宿をし、弁護士として働き始めました。しかし、職場には出会いがなく、ぱっとしない日々を送っていました。友達と出かけたある夜、ティムはチャーミングな女の子メアリーと出会い、恋に落ちます。

メアリーと出会ったその夜、帰宅するとハリーがひどく落ち込んでいました。その日は彼が脚本を書いた舞台の初公演だったのですが、役者が最後のセリフを忘れてしまい台無しになってしまったのです。

ハリ―の舞台を成功させるために、ティムはタイムトラベルを使いました。なんとかハリーの舞台は成功しますが、今度はメアリーとの出会いがなかったことになってしまいます

 

その後、ティムはメアリーが行きそうな企画展で何日も待ち伏せをして、ついに会うことに成功します。しかしメアリーにとってはティムは初対面の相手です。しかも、メアリーにはすでに新しい彼氏ができてしまっていました。

新しい彼氏と出会った場所を聞き出したティムは、タイムトラベルを駆使してその彼氏に出会うきっかけを阻止します。ティムはメアリーが好きそうな話題で気を引き、最終的に彼女と付き合うことになりました

メアリーとの結婚


ふたりは一緒に暮らし始め、恋人らしい幸せな日々を送りました。ティムはその間も頻繁にタイムトラベルを使っており、失敗しては過去に戻ってやり直して、色々なことをうまくこなしていました。

ティムはある夜、初恋の相手シャーロットに偶然再会します。シャーロットはティムがタイムトラベルを使って二度も告白したのにフラれてしまうほど叶わぬ相手でした。そんなシャーロットから誘われますが、ティムはそれを断り、メアリーを本当に愛していることに気づきます。

その夜、ティムはメアリーにプロポーズをし、ふたりは結婚することになりました。ティムの故郷で行われた結婚式では、大雨と強風という悪天候の中でも、家族や友人から盛大な祝福を受け、みんな楽しく過ごす素敵な式になりました。

タイムトラベルの功罪


ティムとメアリーの間には女の子が生まれ、ティムはタイムトラベルを使う必要がないほど幸せな日々を送っていました

しかしある日、ティムの妹が酔ったまま車を運転して事故で大怪我をしてしまいます。その原因だった妹の彼氏ジミーと付き合わないようにするために、ティムは妹にタイムトラベルの秘密を打ち明け、ふたりで過去にさかのぼって妹はジミーと付き合わないようにしました。

現在に戻ると、妹はティムの友達ジェイと結ばれて幸せになっていました。一安心するティムでしたが、女の子だったはずの我が子が男の子になっていました。タイムトラベルは周りの人に大きく影響を与えてしまうのです。特に、子どもが生まれる前の過去には戻れないことを知ったのでした。

 

結局、ティムはタイムトラベルを使って妹の過去を変えることをやめ、子どもは女の子に戻りました。そして事故に遭って深く傷ついた妹に辛抱強く付き添うことで、彼女を立ち直らせることができたのでした。

父親の死と本当の別れ


2人目の子どもにも恵まれ忙しい生活を送っていたティムは、ある日、父親がガンで余命数週間と知らされます。父親はティムが生まれる前にヘビースモーカーだったため、過去に戻って病気にならないようにすることはできないのでした。

病気のことを知っていた父親は、何度もタイムトラベルを使って健康な頃の自分に戻り、家族との時間を楽しんでいたのでした。その経験から得たタイムトラベルの秘訣をティムは父親から教えてもらいます。

  1. タイムトラベルを使わずありきたりな1日を普通に過ごす
  2. もう一度その1日を同じように繰り返す
こうすることで、1回目は気付けずに後悔してしまったことに、2回目は気づき改善することができ楽しめるというのです。ティムはこのアドバイスにしたがって、仕事や人間関係を良好なものにしていくのでした。

 

数週間後、ティムの父親は息を引き取ります。父親が亡くなった後も、ティムは過去の自分に戻り父親との交流をしていました。しかしある日、メアリーが3人目の子どが欲しいと言ってきます。3人目の子どもが生まれた後は、もうその前の過去に戻って父親に会うことはできません。

ティムは迷いましたが、新しい子どもとの未来を父親も望んでいると考え、最後に父親に本当の別れを告げに過去に戻ります。そのことを知った父親は、ティムと共にタイムトラベルをしてさらに昔の自分たちに戻り、ふたりだけの最後のひとときを過ごすのでした。

ティムが見つけ出した人生の秘訣

3人目の子どもが生まれ、過去に戻って父親とも会わなくなったティムは、自分自身で第3のタイムトラベルの秘訣を見つけました。

  • 自分が未来からやってきたように今日が最後で最高の1日だと思って過去に戻ることなく過ごす
つまり、タイムトラベルを使わないということです。

誰にでも起こる不幸や人生でぶつかる障害は、どんな能力を使っても回避することは不可能なのです。二度と戻らない今を周りの人と一緒に共有することが人生の最大の楽しみ方だとティムは気づいたのでした。

『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』の感想

前半は、タイムトラベルを使ってなんとかしてメアリーを振り向かせたり、失敗や困難をうまく対処したりしようと奮闘するティムの姿に思わず笑ってしまいます。メアリーとの幸せなラブラブ生活が見ていてとても微笑ましいです。

他の映画やアニメでもタイムトラベルやタイムリープを扱った作品は色々ありますが、過去と現在を行ったり来たりし、さらに過去へ戻ったり、本作はかなり複雑な時間軸になっています。また、子どもが生まれる前に戻れないという制約もこの作品ならではのポイントです。

後半は、家族に対する愛に心温まる感動的なシーンや、人生における重要な選択や本当の幸せとは何かということについて深く考えさせられるシーンがたくさんあります。ロマンス、SF、ヒューマンドラマとあらゆる側面を持っているのがこの作品の魅力です。

 

タイムトラベルばかりに頼っていたティムは、さまざまな苦悩や経験を通して成長し、最終的にタイムトラベルを使わないことに決めます。つまり、普通の人と同じように時間を刻むということです。

現実にはタイムトラベルで人生をもう一度やり直すことはできません。この映画には「二度と取り戻すことのできない1秒1秒を大切にしよう」というメッセージが込められているのではないかと思います。ティムと共に時間の旅を体験することで、本当の幸せや大切なものの存在を実感できるのです。

『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』の作品情報

上映日2014年9月27日
上映時間124分
制作国イギリス
ジャンル恋愛、コメディ、SF
キャストドーナル・グリーソン、レイチェル・マクアダムス、ビル・ナイ、トム・ホランダー、マーゴット・ロビー、リンゼイ・ダンカン
監督リチャード・カーティス
主題歌エリー・ゴールディング 「ハウ・ロング・ウィル・アイ・ラブ・ユー」

登場人物とキャスト紹介

ティム (ドーナル・グリーソン)


この映画の主人公。21歳の誕生日に父親からタイムトラベルの能力を持っていることを知らされます。自分に自信がなく、すぐにタイムトラベルの力に頼ってしまいますが、家族思いで心優しい青年です。

ティムを演じたドーナル・グリーソンは、アイルランド出身の俳優。ハリーポッターシリーズのビル・ウィーズリーを、スターウォーズ・シリーズエピソード7〜9のハックス将軍などで知られ、『エクス・マキナ』『レヴェナント: 蘇えりし者』『ピーターラビット』など数多くの映画に出演。

メアリー (レイチェル・マクアダムス)


この映画のヒロイン。ぱっつん前髪と笑顔がチャーミングな女性です。アメリカ人の厳格な両親に育てられ、ロンドンの出版社に勤めています。ケイト・モスの大ファンで可愛らしくも芯のしっかりした性格です。

メアリーを演じたレイチェル・マクアダムスはカナダ出身の女優。『きみに読む物語』のヒロイン、シャーロック・ホームズシリーズのアイリーン・アドラー役などで知られています。『スポットライト 世紀のスクープ』では、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされました。

ティムの父親 (ビル・ナイ)


ティムの父親。ティムと同じようにタイムトラベルの能力を持っており、何度も過去に戻っては読書に時間を費やしてきました。大学教授をしており、ティムと卓球することが好きです。妻と子どもたちを愛しており、思慮深くもユーモアあふれる父親です。

ティムの父親を演じたビル・ナイは、イギリス出身の俳優。この作品の監督・脚本であるリチャード・カーティス監督の『ラブ・アクチュアリー』では英国アカデミー賞を受賞、パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズのデイヴィ・ジョーンズ役としても有名です。

ハリー (トム・ホランダー)


ティムの父親の古い友人であり、ティムがロンドンで同居させてもらうことになる男性。舞台の脚本を書いていますが、妻と娘に出ていかれ、一人で暮らしています。少し偏屈で気難しい性格です。

ハリーを演じたトム・ホランダーは、イギリス出身の俳優。『プライドと偏見』『パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ』『ボヘミアン・ラプソディー』にも出演しています。

シャーロット (マーゴット・ロビー)


ティムの初恋の相手。ティムの妹の友達で、ティムの家でひと夏を共に過ごします。タイムトラベルを使って2回ティムから告白されるがどちらも断りました。ロンドンでティムと偶然再会します。

シャーロットを演じたマーゴット・ロビーは、オーストラリア出身の女優。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『スーサイド・スクワッド』『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』にも出演しています。

ティムの母親 (リンゼイ・ダンカン)


ティムの母親。夫と家族のことを誰よりも愛しており、懐が深い女性です。

ティムの母親を演じたリンゼイ・ダンカンは、イギリス出身の女優。『アリス・イン・ワンダーランドシリーズ』『gifted/ギフテッド』、テレビドラマ『SHERLOCK (シャーロック)』などに出演しています。

[出典:http://abouttime-movie.jp/]

『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』の視聴方法

2019年11月現在、『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』を視聴できる動画配信サービスは以下の通りです。

アバウト・タイム無料期間月額料金(税込)
U-NEXT◎ (無料視聴可能)31日間¥2,149
Hulu× (視聴不可)2週間¥1,007
Amazonプライム◎ (無料視聴可能)30日間¥400〜
Netflix × (視聴不可)31日間¥864〜
FODプレミアム× (視聴不可)31日間¥959
dTV× (視聴不可)31日間¥540
  • 無料視聴可能 (◎):会員であれば無料で視聴できます。
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